グッドウッドに散った名ドライバーの没後50年を想う
「人生の価値はその長さではなく、何を成し遂げたかで測られる」
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わずか32歳で逝去した偉才のドライバー、ブルース・マクラーレン。その死からちょうど半世紀の節目を迎えた2020年6月2日、マクラーレンは英国サリー州ウォーキングにある本拠地、マクラーレン テクノロジー センター(MTC)で記念式典を行った。イベントは内々の人々のみに限定し、粛々と執り行われたという。
M8Dを囲んだ50本のキャンドル
当日、本社内に展示されているマクラーレン M8D 1970年モデルの周囲には50個のキャンドルが並べられた。
ブルース・マクラーレンは1970年6月2日、グッドウッド サーキットでM8Dのテスト中に命を落としたが、展示車両はその姉妹マシン。ブルースのチームメイトであったデニー・ハルムがドライブし、1970年のCan-Am選手権を制覇している。
アマンダが誇る父親の残した偉大なる宝
式典にはマクラーレン オートモーティブのブランド・アンバサダーを務めるアマンダ・マクラーレンも登壇。父親の等身大の銅像は彼女の手によりベールが取り払われた。アマンダは次のように述べている。
「ブルースの没後50年を記念して、その人生と業績を称える銅像を披露できることを光栄に思っています。父はニュージーランドからイギリスに渡ってわずか12年でいくつもの夢を実現しました。しかし、まだまだこれからというとき、1970年6月に命を落としました。フォーミュラ1をはじめ、1995年のル・マン24時間レースでの歴史的な勝利など、マクラーレンの名のもとで50年以上にわたり設計、開発、製造されてきたスーパーカーやハイパーカーのすべては父の遺産ともいえるでしょう」
「6月2日は私たちにとって特別な日ですが、今年はひとしおです。“Dad(父)”がマクラーレンを見守っていると思うと心が震えます。自らの名前で築き上げられてきたマクラーレンの姿を、きっと心から誇りに思っているはずです」
ブルース・マクラーレンの銅像を製作したのは、英国出身の画家であり彫刻家でもあるポール・オズ。モータースポーツに関連するアート作品も多く手掛けており、マクラーレン・レーシングの依頼で、MTCに展示されているアイルトン・セナの銅像も手掛けている。
マクラーレンという「戦うDNA」を築いた英雄
先駆的なレーシングドライバーであり、エンジニアでもあったブルース・マクラーレンは1963年にブルース・マクラーレン・モーターレーシング・リミテッドを創設。1966年にはモナコGPに出走、創設間もないマクラーレンチームのGPデビューを飾った。2年後の1968年にはスパ・フランコルシャンでマクラーレンに初優勝をもたらしている。
以来、マクラーレンの名を冠したチームはトータル182勝、ドライバーズチャンピオンシップ12回、コンストラクターズチャンピオンシップも8回にわたり獲得してきた。F1史上2番目に成功したチームとして君臨している。
マクラーレンという看板を背負った“戦うチーム”の活動範囲はF1だけに留まらず、インディアナポリス500でも3度優勝。さらに、2020年からは40年ぶりにインディカーシリーズへフル参戦している。
自らドライバーとしてF1、Can-Am、ル・マンで次々と栄光を手にし、現在まで続くマクラーレンというDNAの礎を築き上げたブルース・マクラーレン。
2020年6月2日午後12時19分(日本時間20時19分)、マクラーレンの公式サイト上には彼に捧げるトリビュートが公開された。ちょうど50年前、ひとりの英雄がグッドウッド サーキットのピットレーンを出発したのと同じ時刻ぴったりに。
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