「クルマのジーンズ」と呼ばれたキャトル
地球上の100を超える国や地域で、800万台以上が販売されたフレンチハッチバックの傑作、ルノー 4(キャトル、カトル)。1961年に誕生し、1992年の生産終了までの30年余り、人々の生活を支える大衆車として世界中で愛されたベーシックカーの王様だ。優れた実用性ゆえ仕事用車両としても幅広く活躍し、「クルマのジーンズ」と呼ばれることもある。
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今年で生誕60周年を迎えたキャトルだが、いまも多くの愛好家が存在している。たとえばフランスに住むジャン・ル・カムがそうだ。船乗りのジャンは、なんと8台ものコレクションを所有する根っからの“キャトルラバー”である。
誰にでもキャトルとの思い出がある
ジャン・ル・カムの名はセーリング界で良く知られている。単独無寄港無補給で行う世界一周のヨットレース「ヴァンデ グローブ」に5度の出場を果たした勇者は、海ではヨットを、そして陸ではキャトルをこよなく愛している。ジャン・ル・カムは言う。
「4L(キャトレール=フランスにおけるルノー 4の通称。上級グレード名に由来)は長年にわたり、世代を超えて成功し続けた愛すべきクルマです。誰もが4Lとの思い出を持っています」
1961年6月、オーナーによって様々に用途が広がるルーミーなスペースを備えた5ドアハッチバックとしてキャトルは誕生した。後席のベンチシートを折り畳めば、ピックアップに早変わり。ファミリーカーとして、フレンチポップカルチャーのアイコンとして、そしてプロフェッショナルを支える「働くクルマ」として八面六臂の活躍をした。街の景色を彩ってきたキャトルを、ジャン・ル・カムは「まさしく歴史的モニュメントですよ!」と評している。
砂漠も走れる大衆車
生活のためのクルマとして生まれたキャトルは、あらゆるシーンで使える多用途性を身につけていた。ジャン・ル・カムに言わせれば、その軽量な車体のおかげで地形を問わず駆け回ることができるのもキャトルの凄さ。「ルノー キャトルの仕様は砂漠でも走れるように考えられています。どんなところにも貴方を連れていってくれる、真の4×4だったんです」。
キャトルの悪路走破性は、1997年から毎年開催されているラリーイベント「4L トロフィ」で実証されている。頑丈なキャトルは、砂地であれ岩場であれ、どんなシチュエーションに放り込まれても果敢に走行。整備性に優れているのも大きな美点のひとつである。
シンプルな構造と優れた信頼性は、キャトル愛好家を惹きつけるチャームポイントだ。船乗りとして名を成すジャン・ル・カムにとっても、自らの手でメカをいじることのできるキャトルは絶好の相棒といえる。彼は、船の整備も自分自身で行っている。「このクルマなら、私が自分で手を入れることができ、ちょっとずつ改良もできるんです。私がこつこつ作り上げているボートと同じようにね」と言う。
キャトル愛好家の次なる夢は
最初のキャトルは、18歳になった愛娘への贈り物として購入。それからすぐにもう1台を買ってきて、新しいパーツを最初のキャトルに組み込んでいった。さらに3台目、そして4台目とキャトルの数は増えていき、ついには一度に3台を買いこんで現在では8台のキャトルを所有している。
無類のキャトル愛好家、ジャン・ル・カムがいま夢見ているのは、フルEVのキャトルを手に入れることだ。そう、かつての傑作の魅力を現代、そして次の世代へ伝えていくために。
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