鈴鹿サーキットで行なわれたスーパーGT第5戦で、GT300クラスの87号車Bamboo Airways ランボルギーニ GT3(松浦孝亮/坂口夏月)は2位表彰台を獲得した。フルコースイエロー(FCY)のタイミングにも助けられての2位となったが、公式練習、予選、そして決勝と、週末を通して好調ぶりを見せた。
グリッド2列目の4番グリッドからスタートした87号車は、戦略違いのマシンが入り乱れるレースにおいて、早めのピットインを選択したライバルを尻目にステイアウトを選択してしばらくトップで走行。24周で最初のピット作業を行なったが、ここでタイヤ交換のロスがあり中団グループに埋もれてしまった。
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しかし、56号車リアライズ日産メカニックチャレンジGT-Rがタイヤトラブルにより130RでコースオフしてFCYが出されると、87号車はFCYが宣言されてピットレーンがクローズとなる直前に滑り込み、45周で2度目のピット作業と坂口から松浦へのドライバー交代を行なった。「元々入る予定の周だった中で、ギリギリのタイミングで入れて良かった」と坂口は振り返る。
FCYのタイミングでピットインしたことで大きく得をした形となった87号車は、同じタイミングでピットインした18号車UPGARAGE NSX GT3と優勝争いを展開したが、松浦は18号車の小出峻を攻略するには至らず、2位に終わった。
6月に同じく鈴鹿で行なわれた第3戦では、23号車MOTUL AUTECH Zらが絡む大クラッシュに見舞われた松浦。マシンは全損となったため、第4戦富士からは88号車JLOC ランボルギーニ GT3が“Evo2”にアップデートされるとの同時に、従来仕様の”元88号車”を使って参戦している。
「前回の鈴鹿ではクラッシュに巻き込まれ、マシンは全損になりましたが、ランボルギーニ含めチームがクルマを用意してくれて富士に間に合わせてくれました。今回の鈴鹿でも、最初は(事故に関して)ちょっと頭をよぎるものがありましたが、良い結果で終えられて良かったと思います」
そう振り返る松浦。今回のレースでは、週末を通してEvo2にアップデートされている88号車を上回るパフォーマンスを見せていたが(88号車は4位フィニッシュ)、松浦は従来型のウラカンとEvo2で異なるBoP(性能調整)も一因にあるのではと語る。
「僕たち87号車は(エア)リストリクターふたつで走っていますが、Evo2はリストリクターひとつになっていて(注:87号車は36mm×2、88号車は51mm×1)、僕たちよりもストレートが若干遅いです。BoPの部分はもう少し見直さないとEvo2は厳しいと思います」
なお、87号車が今季中にEvo2となる可能性は低いようだ。2台揃ってEvo2になるタイミングについて問われた松浦は「現時点での計画は、シーズン終了までEvo1を引き続き使う予定です。Evo2になるのは2024年になると思います」と答えた。
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