2021年のMotoGP第5戦フランスGPのMoto3クラス決勝が行なわれた。優勝はセルジオ・ガルシア(Gaviota GASGAS Aspar Team)だ。
フランスGPは決勝日朝に大雨に見舞われていたが、午後に向かって天候は回復。Moto3クラス決勝開始時刻には空に晴れ間も見えていたが、路面が乾くまでは至っておらず、ウエットレース宣言が出されてスタートを迎えた。
■Moto3デビュー2ヵ月で3連勝。“未来の王者”と注目集めるペドロ・アコスタは何者なのか?
全22周のレースは各車慎重な走り出しでスタート。しかし先頭を引っ張っていたニッコロ・アントネッリ(Avintia Esponsorama Moto3)が1周目から転倒。鈴木竜生(SIC58 Squadra Corse)やジェレミー・アルコバ(Indonesian Racing Gresini Moto3)も2周目に転倒と、難しいコンディションが牙を向いた。
その後もRed Bull KTM Ajoのジャウマ・マシアやペドロ・アコスタと転倒者が続出。落ち着かない展開が続いた。
優勝争いはガルシアとフィリップ・サラック(Rivacold Snipers Team)のふたりが集団から抜け出してリード。3分の1を消化する頃にはガルシアが2番手のサラックに対してギャップを1秒ほど築きつつあった。
以降は転倒の続発した状況も落ち着き、先頭集団から6秒ほど離れた後方の3~5番手も、それぞれのライダー間で距離が離れていたことで淡々とした展開に。佐々木歩夢(Red Bull KTM Tech 3)は4番手でレースを進めた。
しかし残り周回が半分になった頃、2番手のサラックがファステストを刻む走りでペースアップ。ガルシアとの差を詰め始めた。
残り10周でガルシアがターン8のブレーキングで止まりきれずにコースオフを喫してしまう。結果としてサラックが先頭に浮上したものの、ガルシアはそのラップで即座に先頭を奪い返した。
ガルシアはそれ以降、サラックの追撃を許さないペースで好走。最終的に2秒の差を付けてトップチェッカーを受け、今季初優勝を挙げた。2位はサラック、3位はキャリア初表彰台のリカルド・ロッシ(BOE Owlride)だ。
日本人ライダーでは佐々木が5位でフィニッシュ。中盤まで4番手で表彰台圏内のライダーを追っていたが、ジョン・マクフィー(Petronas Sprinta Racing)にかわされて以降は追い上げることができなかった。
また山中琉聖(CarXpert PruestelGP)が12位でポイントを獲得。8周目に転倒のあった鳥羽海渡(CIP Green Power)は再スタートを切ることができ、21位でレースを終えた。
ワイルドカード参戦の松山拓磨(Honda Team Asisa)は4周目に転倒を喫してしまい、そこでリタイアとなった。なお國井勇輝(Honda Team Asisa)は予選で喫した転倒で鎖骨を骨折したことでレースは不参加となった。
なおレース序盤に転倒を喫したポイントリーダーのアコスタだが、彼はその後の追い上げでポジションを回復。8位入賞でポイントを持ち帰ることに成功した。
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