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スポーツカーで第2の青春……でも高齢だし危ない思いはイヤ! そんなリターンドライバーがブイブイ言わせられる国産車4選

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スポーツカーで第2の青春……でも高齢だし危ない思いはイヤ! そんなリターンドライバーがブイブイ言わせられる国産車4選

 この記事をまとめると

■ここ数年、リターンライダーという形で1度降りたバイクに再び乗るユーザーが増えている

高齢者は運転サポート必須! でも日和るわけにはいかん! そんな「イケ爺&イケ婆」に推したい安心・安全のイケカー4台

■リターンライダーならぬリターンドライバーにオススメな国産車をピックアップ

■最新装備も充実しているので、便利かつ快適にスポーツ走行が楽しめるのが特徴だ

「またスポーツカーに乗りたい!」という人に捧げたい国産車

 2022年は空前のバイクブームだったそうで、バイクの売り上げはもちろん、中古車の値段も旧車でなくとも激しく高騰したとか。そんなブームを支えていたのがリターンライダーと呼ばれる方々。若かりしころ、バイクに乗っていたものの、いつしかバイクを降りて久しい方々が、コロナ禍による三密を避けたいとか、御朱印集めをバイクでまわろう、いやバイクでソロキャンやりたいわ! と、再びバイクに戻ってきたという。

 なるほど、バイクにリターンライダーがいるのなら、クルマにだってリターンドライバーという方々がいてもおかしくありません。バイクは大昔に比べ、電子制御やらタイヤやら性能が飛躍的に高まっていますが、クルマだって「ちょっとブランクがあるんだけど」という方にとってだいぶ高性能&フレンドリーになっています。なにしろ、GT-Rだって2ペダルで爆速ドライブが可能な世のなかですから、リターンドライバーがエンジョイできるクルマは少なくないのです!

 トヨタ・スープラSZ-R

 言わずと知れたトヨタがBMWと共同で開発したFRスポーツカー。当初、MTモデルがラインアップされず、本格スポーツカーファンをやきもきさせたものですが、なんの8速トルコンATだって相当なスポーツ感覚に浸れること請け合いです。また、あえて4気筒エンジン搭載のSZ-Rをおすすめするのは、やっぱり鼻先の重量が6気筒のRZに比べ60~70kgも軽いこと。回頭性の良さが筆頭に挙げられますが、日本国内にありがちな狭くてつづら折れのワインディングでは圧倒的にSZ-Rのほうが楽しいはず。

 このあたり、トヨタはよくわかっていて、BMW Z4とはまったく違った乗り味、セッティングにしているそう。走りはもちろん太鼓判が捺せるのですが、リターンドライバーになる方がもしもお年を召していたら、トヨタご自慢のコネクティングサービスが重宝するかもしれません。これは、万が一の事故や体調不良などが起きた際、天井にあるSOSボタンを押せばオペレーターがサポートしてくれるというサービス。

 胸のすくスピードでもって、本当に胸がやられちゃったりしても安心! リターンドライバーだったら、こうした気配りにも目を向けたいものです。

 ダイハツ・コペン

 2シーター電動ハードトップ付きオープンカーという、軽自動車としてはレアなタイプといえるコペン。世界中を見まわしても、ライバルとなるクルマはさほど多くはないかと。この軽自動車枠という維持費の安さがキモなのか、わりと高齢ドライバーに大人気なような気がします。たしかに、7速CVTで車重870kgと軽量ながら、64馬力/9.4kgmというパワーですからバカっ速を期待する方はいないはず。それよりも、タイトなシートにはまりながらも、オープンで抜けのいい景色を楽しみつつ、マイペースに走りまわる、なんていうのがキャラに合っているのでしょう。

 となると、出来のいいCVTのイージーなドライブこそコペンの真骨頂。これこそリターンドライバーにおすすめできるポイントで、660ccをマニュアルでブイブイ言わせるのはヤングに任せておきましょう(笑)。また、ボディスタイルのバリエーションが豊富なことも特徴で、ノーマルスタイルの「ローブ」に加え「セロ」や「クーペ(コンセプトモデル)」あるいは「GR SPORT」など、好みのデザインが選べることも魅力的。ギンギンの走りでなくとも、爽快なドライブを楽しみたいならコペン一択でしょう。

 リターン勢だからこそ優雅に乗れる

 ホンダ NSX

 惜しくも2022年10月に生産終了となってしまいましたが、リターンドライバーだからこそ最新鋭のメカで隔世の感を味わうのも乙なものではないでしょうか。リターンとはいえ、平成元年の初代NSXのことは記憶にもあるかと。それに比べると、まさにタイムスリップしたかの進化は「リアル転生」したドライブが体験できるはず。なにしろ、ガソリン+電気というパワープラントや、ミッドシップはついに縦置き、しかも全輪駆動とくれば、もはや乗り物としてのジャンルが違うといっても差し支えないでしょう。

 もちろん、スポーツカーとしての仕立ても一流ですから、サーキットでの身のこなしは言うにおよばず、普段の足としてもじつに快適に乗りこなせます。ライバルにあたるクルマも数知れませんが、ここまでフレンドリーなキャラはそうそういませんからね。

 だいたい、リターンドライバーにとって1000馬力とか意味不明(笑)。500馬力もあれば、白目むくほどハッピーになれるもの(NSXはシステム総合で581馬力/65.9kgm)。臆することなくアクセルを床まで踏み込んでも安心できるのは、やっぱり国産スーパーカーにほかなりません!

 ただし、値段が高いのが玉に瑕、あるいは生産終了しちゃってる、なんてアゲインストもありますが、そういうのを乗り越えたカムバック、リターンというのはロッキー並みにカッコいいのではないでしょうか。

 日産 スカイライン400R

 クルマにリターンするからには、さまざまな理由、シチュエーションが考えられますが、1台でカバーできるモデルとなると、やっぱりオーソドクスなセダンが無難。とはいえ、せっかくのリターンだけに、クルマ本来の魅力を堪能しないのはもったいない。ならば、オールマイティな4ドアセダンで、しかも搭載エンジンは日産がガチで作った400馬力ユニットというスカイライン400Rを選ばない理由はありません。さらに、ACCの存在も、リターンドライバーをグッと安心させてくれること間違いなし!

 また、多少は腕に覚えがあるというリターンなら、VDC(車両安定装置)をオフにすることでFRらしいパワードリフトだっていとも簡単にきめられます。もちろん1.8トン近い車重やディメンジョンからすればシビアなコントロールが求められますが、それとても400Rが持つ本質的な魅力にほかなりません。

「羊の革を被った狼」、古臭い表現ではありますが、400Rを表現するには悔しいけれどこれ以上のものはありません。羊のようなリターンドライバーが、狼の走りを解き放つ姿、なんだかドキドキしてくるじゃありませんか!

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みんなのコメント

137件
  • 爆速ドライブとかバカっ速とかパワースライドとか、コンプライアンス欠乏の記事ですね。

    だいたいコペンとNSXを同一線上に並べる時点で、なんでもいいってことで。
  • さすがにNSXは無い。
    周りに対する配慮が無さすぎるし、駐車場探すのも大変だろう。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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