輸入車 [2024.04.11 UP]
人気中古車実車レビュー【MINIクロスオーバー】“MINI経験者”竹岡圭のPHEV評は!?
JCWも試乗!「欲しいもの全部入り」、それがMINIカントリーマン【海外試乗】
今回の人気モデル:MINI CROSSOVER
[MINI CROSSOVER]自動車ジャーナリスト 竹岡 圭と巡る人気中古車実車レビュー
文●竹岡 圭、ユニット・コンパス 写真●ユニット・コンパス
※中古車参考価格はすべてグーネット2024年3月調べ。
(掲載されている内容はグーワールド本誌2024年5月号の内容です)
試乗レポートではわからない、身近でリアルな使い勝手を実車を取材してレビューするのが、「人気中古車実車レビュー」。デザイン、装備、使い勝手をレビューしつつ、中古車相場についても中古車販売店に取材し掘り下げます。
Profile:自動車ジャーナリスト 竹岡 圭
カーライフのサポーターとしてTVやラジオなどでもおなじみの人気自動車ジャーナリスト。全日本ラリーにも参戦経験を持つ。2024-2025 日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。
デザインはもちろんクルマとして高品質
今回チェックするのは、輸入車のなかでも人気の高いモデルとなっているMINIクロスオーバー。取材させていただいたのは、2023年登録の先代「クーパーSE クロスオーバー ALL4」で、走行距離は3000km、支払総額は447万円となっています。
実車チェックを行うのは、自動車ジャーナリストの竹岡圭さん。これまでMINIを3ドアハッチバックを2台、5ドアハッチバックを1台、クロスオーバーを1台乗り継いできた経験者だけに、コメントにも説得力があります。
「MINIをこれまで乗ってきて思ったのは、ルックスは可愛いのに、中身が本物だってこと。初代のハッチバックがプレミアムコンパクトっていうジャンルを作り出せたのも、クルマとしての完成度が高かったから。クロスオーバーも同じで、車体の大きさから想像する以上に室内は広いし、後席は3分割タイプでさらに前後にもスライドするのね(PHEVを除く)。このクラスで両方を備えているのは、当時はMINIクロスオーバーだけだったの。コンパクトなクルマが欲しいし、MINIのデザインが気に入っているけど、家族で出かけるとか、アウトドアにも使いたいっていうユーザーの要望にもしっかりこたえてくれる」
2002年に初代の3ドアハッチバックが登場して以来、さまざまなバリエーションモデルが追加されたMINI。そのなかでもクロスオーバー(カントリーマン)は、3ドアハッチバックに肩を並べるほどの人気を誇っています。
初代モデルが登場したのは2011年のことで、2017年には2代目にフルモデルチェンジ。2020年9月にはマイナーチェンジを受け、内外装のデザインをリフレッシュし、装備をさらに充実。これが今回の取材車両です。人気モデルだけあって、前期モデルと後期モデルの差があまり大きくないのも、うれしいところ。自動ブレーキなどの運転支援システムは前期モデルからしっかり搭載されています。
主なパワートレインは3種類で、2Lディーゼルターボの「クーパーD」(150馬力)、「クーパーSD 」(190馬力)、そして1.5Lガソリンターボにモーターを組み合わせたプラグインハイブリッドの「クーパーSE」(136馬力+88馬力)。AWDモデルは「ALL4」というネーミングが付きます。
そして2023年11月にフルモデルチェンジを受け、デザインや装備を刷新。また、ネーミングが本国と同じカントリーマンとなりました。
「取材車両は先代『クーパーSE』だからプラグインハイブリッド。モーターだけで最長53km(WLTCモード)走行できるし、乗った感じもパワフル、乗り心地もシリーズのなかで一番しっとりしてる。街中メインで使うなら燃料代も節約できそう。価格は若干高価だけど、MINI NEXT浦和美園の山崎さんによればMINIはリセールバリューがいいということなので、そこは安心できるかな。MINIのリセールバリューの高さは私も実感してるし、これまで出会ってきたオーナーさんたちもいい人が多かった。これは本当に印象的だったな」
コンパクトSUVの第2世代モデル
MINIブランドの世界を大きく広げたコンパクトSAV(SUV)のクロスオーバー。2代目は好評だったコンセプトやデザインをさらに進化させ、ディーゼルエンジンやプラグインハイブリッドといった低燃費なパワートレインを投入。低年式モデルは中古車価格も手頃で、予算に応じて選びやすい車種となっている。
中古車参考価格帯:160万円~540万円(17年~23年 先代MINIクロスオーバー 全グレード)
取材協力|MINI NEXT 浦和美園
『MINI NEXT 浦和美園』は、浦和美園駅から徒歩圏内、東北自動車道の浦和ICからもすぐとアクセスに優れる大型店舗。全天候型の大型展示場に、デモカーや良質な下取車を中心に、認定中古車を多数展示。埼玉県内3店舗合わせてBMW、MINI総在庫300台以上の規模を誇るので、イメージに合うクルマがきっと見つかるはず。
住所:埼玉県さいたま市緑区美園6-11-1
TEL:048-812-2525
定休日:火曜日、第2、3水曜日
営業時間: 10:00~19:00
URL:https://www.next-urawa-misono.mini.jp
MINIクロスオーバーの実車をチェック!
【デザイン】MINIの世界観をコンパクトSUVに上手にマッチ
クラシックミニのイメージを現代によみがえらせたMINIのデザイン。クロスオーバーでは、それをコンパクトSUVとしてさらにアレンジしています。ボディが大きくなってもひと目でMINIに見えるデザイン力の高さ。またこの世代のMINIはブランドの方向性を上質な大人っぽいものへとシフトさせており、ボディカラーも落ち着いた色合いがより似合うようになりました。一方で、テールランプにユニオンジャックを取り入れるなど、遊び心を忘れないところも人気の秘密。
インテリアのトグルスイッチやセンターディスプレイ周辺の円形をモチーフにしたデザインなど、ディテールまでMINIらしさ満点です。
【装備】プレミアムを名乗るだけあって装備は標準で充実している
自動ブレーキを含めた運転支援システムを搭載。ナビは標準装備で、さらにオプションでヘッドアップディスプレイも用意。2020年のマイナーチェンジで装備はさらに進化。3ドアで先行導入していたフラットなメーターパネルを採用。エンジンモデルのATが新型の8速に進化しています。なお、プラグインハイブリッドモデルの「クーパーSE」はモーターだけで53kmを走行可能(WLTCモード)。通常の走行時もモーターによるサポートがあるので力強い走りが味わえます。
プレミアムを標ぼうするだけあって標準装備は充実。センターディスプレイはタッチ操作にも対応。PHEVモデルはモーター走行も可能です。
【使い勝手】ファミリーユースでも十分に使える空間とアレンジ能力
コンパクトSUVタイプということもあり、クロスオーバーは、MINIブランドのなかで最も使い勝手に優れます。後席空間も、足もとの余裕に加えて頭上にもスペースがあるため、ファミリーでも大丈夫。内燃機関モデルは後席シートが前後にスライドするので、使用するシーンに合わせて荷室空間のアレンジも可能となっています。テールゲートには、スイッチ操作によるイージーオープナー機能を採用。ラゲッジ床下の収納式ピクニックベンチもおしゃれです。
コンパクトSUVということで、日常からちょっとしたアウトドアまで多様な使い勝手に対応。リアシートが3分割タイプなのも便利です。
カワイイだけじゃない、本格的なところも魅力!
竹岡 圭 レビュー
デザイン[★★★★★]
世界中でMINIを嫌いな方はいないと思うんです。自分では買わない人はいると思うけど、嫌いと言う人は見たことないんですよね。どこから見てもMINIとわかるアイコン感もさることながら、ユニオンジャックのテールランプなど、細かいところの演出までこだわりがスゴイ。アフターパーツも豊富で、カスタマイズも存分に楽しめます。
装備[★★★★☆]
取材車両はマイナーチェンジ後のでコネクティッド系が進化したモデル。物足りなさはまったくないと思います。それよりも、いい意味で世界一ふざけているといえるほど、遊び心満点のインテリアは、ほかのクルマにはない魅力にあふれていますよね。乗り込むだけでウキウキさせられちゃうという、すごい性能を持っています。
使い勝手[★★★★★]
PHEVモデルは後部座席が固定ですが、他のモデルは後部座席のスライド機構や、大きなラゲッジアンダーボックスを装備しているなど、SUVとしての使い勝手もかなり高いのも魅力。カワイイだけじゃなく、性能的に本物なんですよね。Cセグメントなので広々ではないですが、ファミリーユースでも問題なくこなせると思います。
編集部 レビュー
デザイン[★★★★★]
世界的にも人気の高いコンパクトSUVセグメントに、MINIらしいスタイルとディテールを組み合わせた企画はまさにワザあり。当然初代は大成功を収めました。2代目では、MINIブランドは方向性をより上質で大人っぽいものへと変化させていたのですが、それもクロスオーバーと相性がよく、さらに完成度が上がりました。
装備[★★★★★]
2代目クロスオーバーの魅力は、カテゴリーをリードする充実した装備。ナビゲーションシステムは標準装備で、コントロールシステムもタッチ操作に対応するなど使いやすいもの。マルチカラーLEDを使ったインテリアイルミネーションも気分を盛り上げてくれます。限定車は、素材やボディカラーがさらにこだわられています。
使い勝手[★★★★☆]
まず、コンパクトなSUVスタイルということで、日常生活からレジャーまで多様な使い勝手をカバー。最低地上高も確保されているので、ちょっとした悪路でも走れてしまいます。荷室にはアンダーボックス(PHEVを除く)を用意するなど、ボディサイズ以上の容量を確保。PHEVはモーターによるアシストで出足がよく低燃費です。
ライバルモデルをチェック!
フォルクスワーゲン Tクロス
ポロサイズのコンパクトなSUVということで、MINIクロスオーバーとよく似たキャラクターの持ち主。シンプルで使い勝手のいいクルマです。中古車の流通台数が多く、価格も手頃。
中古車参考価格帯:190万円~330万円(19年~24年 Tクロス 全グレード)
プジョー 2008
キビキビした走りが魅力のコンパクトSUV。ライオンの牙を思わせるライトなど、デザインへのこだわりは強い。タッチスクリーンを採用したディスプレイなどインテリアも個性的。
中古車参考価格帯:230万円~400万円(20年~24年 2008 全グレード)
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