レプソル・ホンダのジョアン・ミルは、MotoGPフランスGPでも苦戦を強いられている。そして「ホンダへ加入したライダーは、チームを離れる時にさらに悪くなっている」と語るなど、苦しい胸の内を明かした。
ミルはフランスGP初日のプラクティスで、18番手タイム。今回も予選Q2に直接進出することはできなかった。ホンダとしてもプラクティスでは陣営のライダー4人がタイムシートの最後尾にまとまって続くなど、復活まではまだ時間がかかりそうな状況となっている。
■苦戦続くホンダMotoGP、目指す方向性はまだ定まらず?「それは確かだが、ホンダは眠っていない」
「シーズン開幕時と同じバイクを使っているから、何か違う結果を求めるのはムリだ」
ミルは現状をそう語る。
「僕たちは特定の部分で苦しんでしまっていて、ピットでも同じ不満を繰り返している。皆分かっているんだけど、今はそれに反応を返すタイミングなんだ」
「ヘレス(テスト)では道筋が示されたけれど、今はその方向性で持ち込まれるものを待つ必要もある。どれくらいかかるか分からないが、変化が訪れるのを待っているのが現実だ」
ホンダへ加入して以来苦戦続きのミルだが、契約は2024年限り。各陣営のライダーラインアップを巡る動きが活発化しているが、別のチームへ移ることを考慮するのなら、彼の言うホンダの“反応”をどのくらい待てるかが、今後の問題になってくるはずだ。
「それも分からない。全く正直に言ってね。僕の体がこの状況にどれくらい耐えられるか見当もつかないし、僕はここまでとは思っていなかったけど、それでも自分の仕事をしてできる限りベストを尽くそうとしている。ホンダ勢のトップで、良いレースをしようとしているんだ」
「そういったことを、どれくらい続けられるかは分からない」
そしてミルは、近年のホンダのライダーは、陣営に加入した時よりも関係が終わる時の方が悪い成績になっているということも指摘した。
「ああ、そのとおりだ。実際、ホンダを最近離れたライダーは、ホンダに入ったときよりも悪くなっている」
「それが現実だし、例外が無い。ホンダをより良い状態で離れている人は、1人もいないんだ。僕らはこの状況にできる限り対処する必要があって、自分が何をしたいのかを見極めなくてはならない」
「それが問題なんだ。自分には望むような選択肢は無いかもしれないけど、それでも選択肢はまだあるはずだ。そして、戦闘力のあるマシンがあれば、僕はすぐに前に立てる自信がある」
「落ち着いているよ。昨年はこういった状況の中で本来のパフォーマンスを発揮できていなかった。マシンは去年よりも悪くなっているけれど、僕は速いライディングができている。調子はいいし、限界が僕の方にあるわけじゃないと分かっているんだ。去年は、期待されるようなパフォーマンスを発揮できず、自分に疑念も抱いたけどね」
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みんなのコメント
今のホンダは誰が乗ってもダメで
中上君も可哀想
設計屋が机上論で作り、そこにはテストライダーもレーサー達も立ち入れないお上な感じ。
ドカは、ジジらが現場をしっかり把握し、設計屋を仕切れる感じ。
政治的にもずる賢い程、やれることをグレーでも全部やる。
ホンダどうした!今辞めてもダサいだけだよ!