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WEC:新型コルベット、BoP変更でより大きなリストリクター獲得。セブリングで実力発揮なるか

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WEC:新型コルベット、BoP変更でより大きなリストリクター獲得。セブリングで実力発揮なるか

 3月18~20日に開催されるWEC世界耐久選手権第6戦セブリング1000マイルに先立って、LM-GTEクラスのBoP(バランス・オブ・パフォーマンス)が発表され、コルベット・レーシングのシボレー・コルベットC8.Rと、ポルシェGTチームのポルシェ911 RSRが数値の変更を受けた。

 2020年に登場した新型コルベットのGTEカーは、AIを用いるオートマチックBoPによってより大きなエアリストリクターの使用が認められ、次戦セブリングでエンジン出力の向上を得る。

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 5.5リットルV8自然吸気エンジンを使用するこのクルマは、2月にサーキット・オブ・ジ・アメリカズで行われた第5戦ローン・スター・ル・マンでWECに初参戦したが、BoPの最適化がなされておらず苦戦を強いられた。プラット・アンド・ミラーが運営するGMチームはノントラブルでレースを戦ったにもかかわらず、LM-GTE Proクラスを制した95号車アストンマーティンから3周遅れの6位に終わったのだ。

 そんなコルベットC8.Rは今回、第5戦と比較して1.5mm直径の大きいφ42.8mmの吸気リストリクターを装着して母国連戦の第2ラウンドに挑む。また、GMブランドはこのレースを通じ6月に予定されているC8.Rのル・マン初参戦に向けて、さらに準備を進める予定だ。

 これに加えて、ポルシェワークスの911 RSRも0.5mm大きいφ30.6mmのエアリストリクターが与えられた。
 
 その一方で昨年のセブリング1000マイルで優勝したドイツ車には23kgの追加ウエイトが課せられる。これによりポルシェ911 RSRの最低重量は1277kgとなり、Proクラス内でもっとも重いフェラーリ488 GTE Evoとの差は3kgとなっている。

 また、同車は燃料タンクキャパシティも変更され、3リットル増の102リットルに。これはコルベットC8.Rと同じタンク容量だ。

 LM-GTE Amクラスでは、第6戦でもBoPの変更はなく“サクセス・ウエイトハンデ”のみが変動している。

 そのなかでもっとも重いクルマとなるのは、チャンピオンシップをリードするAFコルセの83号車フェラーリ488 GTE Evoだ。1285kgのフェラーリに次ぐ重量となるのはTFスポーツの90号車と、アストンマーティン・レーシングの98号車という2台のアストンマーティン・バンテージAMRで、こちらは1272kg。

 この下にノーハンデのフェラーリ勢が続き、ポルシェ勢では1244kgのチーム・プロジェクト1の57号車ポルシェ911 RSRが最重量となっている。Amクラスの最軽量マシンは1229kgでセブリングに臨むデンプシー・プロトン・レーシングの77号車、88号車ポルシェ911 RSRだ。

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