アウトモビリ・ランボルギーニとイタリアンシーグループは、Tecnomarブランドのモーターヨット「Tecnomar for Lamborghini 63」を発表した。
ランボルギーニの設立年 1963 年を記念した限定 エディションとなる。
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パフォーマンス、操縦する悦び、品質とディテールへのこだわり。両社に共通するイタリアンスタイルと 伝統に、革新的なエンジニアリングと独特なデザインで感動を呼び起こす Tecnomar for Lamborghini 63 に実現した。
イタリアンシーグループが開発を担当した今回のプロジェクトは、ランボルギーニのチェントロ・スティーレ参加の下、ランボルギーニ・シアン FKP 37 に着想を得て開催されたコラボセッションに端を発している。
シアン FKP 37 は、フルカスタマイズが可能なカラーとディテールで未来を予見させるハイブリッド・ スーパースポーツカーで、スーパーキャパシタや新材料科学技術の採用で新たなベンチマークを打ち 立てている。
材質を重視し、細部へのこだわりも慎重に考慮しながら驚異的なパフォーマンスを確保すべく、2 社の ブランドに共通する DNA の特質をあらためて見直すという挑戦が、設計方針の設定から技術仕様の策定までの全フェーズにわたり、本プロジェクトを突き動かすインスピレーションとなったという。
アウトモビリ・ランボルギーニ Chairman and CEO の Stefano Domenicali(ステファノ・ドメニカリ)氏は 次のようにコメントした。
「このヨットは、価値あるパートナーシップを最高の形で築くことの重要性を象徴しています。今回の協力で は、2 社のスタイルと専門性のエッセンスを異なる世界に持ち込み、多様性を共有して解釈を与え、新しい 環境の中で生まれる最終製品に新たな価値を加えることができました。このヨットは、まさに水上の ランボルギーニです。今回のコラボレーションの成功を心から嬉しく思います。」
イタリアンシーグループ CEO の Giovanni Costantino(ジョバンニ・コンスタンチーノ)氏は次のようにコメントした。
「5 月にパートナーシップ提携を発表し、本日、そのインスピレーションの基となった車と同様に未来を象徴 する存在となるモーターヨット、Tecnomar for Lamborghini 63 を公開する運びとなりました。このヨットを 入手できたオーナーが所有することになるのは、単に Tecnomar で最も速いモーターヨットというだけでは ありません。Tecnomar for Lamborghini 63 という名品です。テクノロジー、最高のデザイン、品質、 パフォーマンスを一つに繋ぐ革新的で挑戦的なプロジェクトを、アウトモビリ・ランボルギーニとともに やっていこうと決断したことに誇りを感じています。」
Tecnomar for Lamborghini 63 はスタイルとデザインのみならず、ラグジュアリーな高速艇の最先端を 表している。
ランボルギーニのスーパースポーツカーのパフォーマンスに刺激を受けたコンセプトの 中心にある最も革新的な特徴は、スピードと、ダイナミックな軽量化技術。
2 基の MAN V12-2000 hp エンジンによる最高速度は 60 ノット。Tecnomar ブランドの中でも最速を誇り、 コレクターや海のレジャーを愛する人の期待に応える。
ランボルギーニのスーパースポーツカーに 代表されるカーボンファイバー素材を使用し、重量は 63 フィートで 24 トンと、確実に超軽量に分類される。
エクステリアは極めてスポーティーなシルエットが特徴で、先鋭的で海によく映えるシルエットを描く。
艇体と上構は、流体力学を専門とする造船技師が開発した高性能の外板でできている。技師たちは、 1960 年代と 70 年代にマルチェロ・ガンディー二が手がけたミウラやカウンタックのデザインのラインに、 現代的な解釈を加えた。
ハードトップはランボルギーニのロードスター版に着想を得て、太陽と風から 保護しながら抜群の空力性能を発揮。バウライトは、どちらも Y 字型のフロントライトが特徴的な、 シアン FKP37 とランボルギーニのコンセプトカー、テルツォ・ミッレニオに敬意を表したデザインになっている。
インテリアは軽量化と機能性を目的とした高性能素材に基づいたハイテクな意匠で、Made in Italyの最高の伝統を見事に継承している。
デザインにはランボルギーニを象徴するすっきりとしたラインと六 角形や Y 字のモチーフが組み込まれ、Ad Personamプログラム同様のカラーと素材のフルカスタマイズが可能。
幅広い選択肢の中から船体や装飾のカラーを選べるほか、インテリアについては 2 つのバージョンで各種素材を組み合わせることができる。
計器盤は車のコックピットを海洋風にアレンジしたもので、航行システムや制御システムがすべて組み 込まれている。
ランボルギーニのスーパースポーツカーと同じように、ディテールはカーボンファイバー 仕上げ。
スポーツシートと、スーパースポーツカーのステアリングホイールを模した操縦桿には、ランボルギーニ のカーボンスキンが使用されている。
見間違いようのないスタート/ストップボタン(各エンジンに 1 つ ずつ、合計 2 つ)は、ランボルギーニのエンジン起動に使用されるものとまったく同じ。第 1 号の完成は 2021 年初頭の予定している。
関連情報:https://www.lamborghini.com/jp-en
構成/DIME編集部
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