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IGTC第4戦:アウディ勢が1-2でメーカー王者に。ドライバーズタイトルはボーティエが獲得

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IGTC第4戦:アウディ勢が1-2でメーカー王者に。ドライバーズタイトルはボーティエが獲得

 2月のバサースト12時間で開幕した2018年IGTCインターコンチネンタルGTチャレンジは10月28日、最終戦カリフォルニア8時間がアメリカ、ラグナ・セカ・レースウェイで行われ、アウディスポーツ・チーム・ランドのクリストファー・ミース、クリストファー・ハーゼ、ケルビン・バン・デル・リンデ組29号車アウディR8 LMSがポール・トゥ・ウインを飾った。

 開催2年目を迎えたカリフォルニア8時間にはFIA-GT3、GT4カーに加えて、ランボルギーニ・ウラカン・スーパートロフェオ、ヒュンダイi30 TCRといった他カテゴリーの車両を含む32台がエントリー。決勝は28日9時15分、晴天の下でスタートが切られた。

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 予選後のスーパーポールでポールポジションを獲得した29号車アウディはレース序盤、2番手からスタートしたストラッカ・レーシングの43号車メルセデスAMG GT3と接近戦を展開するも、ピットレーンでのアンセーフリリースとコース上の黄旗追い越しによって2度のドライブスルーペナルティを受け、大きくポジションを落としてしまう。

 一方、ブランパンGTシリーズのチャンピオンを獲得しIGTCのでもランキング首位につけるラファエル・マルチェッロが駆る43号車メルセデスもセーフティカー導入とピットインのタイミングが合わず、レース序盤に順位を5つ落としてしまった。

 ふたつのミスにより勝負権を失ったように思われたチーム・ランドだったが、相次ぐアクシデントの度に導入されるセーフティカーランを巧みに使うことでラップダウンを解消。終盤にはふたたびレースリーダーに躍り出ることに成功する。

 最後のピットストップを終えた時点でトップは29号車アウディ。その5秒後方にアウディスポーツ・チームWRTの19号車アウディR8 LMSが続いた。この2台のギャップは最後まで詰まることなく、ランドのアウディR8がトップでチェッカーを受けると、ロビン・フラインス、ドリス・ファントール、マーカス・ウィンケルホック組19号車アウディが5.331秒差の総合2位となっている。

 総合3位には6番手スタートとなったメルセデスAMG・チーム・サンエナジー1・レーシングのマーロ・エンゲル、マキシミリアン・バーク、トリスタン・ボーティエ組175号車メルセデスAMG GT3が入った。この結果、ボーティエが、優勝したハーゼとランキング首位で最終戦に乗り込んだマルチェッロを逆転し2018年IGTCドライバーズタイトルを獲得している。

■アウディがIGTCマニュファクチャラーズタイトル3連覇達成

「(チャンピオンの獲得がうれしい反面)ラファエル(・マルチェッロ)とタイトルを分け合えないことが少し残念だよ。なぜなら、僕たちは今シーズンほぼ一緒にレースをしていたんだ」とボーティエはIGTC公式サイトに語った。

「このタイトルは、サンエナジー1・レーシング、メルセデスAMG、AKKA ASP、そして今季のレースをともに戦ったすべての人たちとチームの努力の結果だと思っているんだ」

 一方、メルセデスAMGは初のGT3マニュファクチャラーズタイトルの獲得を目指したものの、アウディ勢がワン・ツー・フィニッシュを飾ったことでリードを守りきれず。ライバルにメーカータイトル3連覇を許してしまった。

 決勝4位以下は、IMSAウェザーテック・スポーツカー・チャンピオンシップのGTDクラスに参戦しているライト・モータースポーツが走らせる911号車ポルシェ911 GT3 R、アウディスポーツ・チームWRTの17号車アウディR8 LMS、ベントレー・チーム・Mスポーツの8号車ベントレー・コンチネンタルGT3と続き、序盤に首位を争った43号車メルセデスは総合7位となっている。

 GT3プロ・アマクラスではストラッカ・レーシングのニック・レベンティス、デイビッド・フマネッリ、フェリペ・フラガ組42号車メルセデスAMGが、クラス2番手に8周差をつける圧勝劇を披露。GT4クラスはリヤデン・レーシングの626号車アウディR8 LMS GT4がクラス優勝を飾った。

 全4戦で争われたIGTCは今戦をもって2018年シーズンを終え、2019年シーズンは2月2~3日、オーストラリアのパノラマ・マウントサーキットで行われるリキモリ・バサースト12時間レースで開幕を迎える予定だ。

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