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フィアット600 BセグメントのクロスオーバーSUV 500Xの後継モデルとして復活

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フィアット600 BセグメントのクロスオーバーSUV 500Xの後継モデルとして復活

ステランティス・ジャパンは2024年9月10日、フィアットのEV第2弾となるBセグメントのクロスオーバーSUV「600e」を発売した。

発表会に登壇したステランティス・ジャパンの打越晋社長と、チーフ・デザイナーのフランソワ・ルボワンヌ氏1年半ぶりに加わるニューモデルとなる電気自動車「600e(セイチェントe)」は、従来の500Xの後継となる。可愛い、笑顔のアイコニックなイタリアンデザインにプラスして快適性、革新性、利便性を追求したコンパクト・クロスオーバーSUVだ。

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600eはヨーロッパでは2023年7月に発表され、1.2Lの3気筒ガソリンエンジン+48Vマイルドハイブリッド・モデルの600は同年9月に登場している。

600e/600のプラットフォームフォームはステランティスのe-CMP2プラットフォームを採用。そのため同じプラットフォームを採用しているジープ アヴェンジャー、アルファロメオ ジュニアと同様にステランティス・グループ(当初はフィアット)のポーランドのティヒ工場で生産される。

ボディサイズは、全長4200mm、全幅1780mm、全高1595mm、ホイールベース2560mm。5人乗りで最小回転半径5.3mと、日本の市街地でも扱いやすいサイズだ。

フロントに搭載される前輪駆動パワートレインは交流同期型モーターで、出力は115kW(156ps)、最大トルクは270Nmを発生する。搭載されるリチウムイオン・バッテリーの容量は54kWhで、WLTCモードでの航続距離は493kmとなっている。なお、ドライブモードは、ノーマル、エコ、スポーツの3種類から選択可能だ。

カバー下に駆動モーター、インバーター類を搭載200V普通充電では最高6kWまで対応。急速充電はCHAdeMO規格に適合させ、最高100kWまで対応している。

600eのデザインは、1955年~1969年に世界で販売された初代「600」のDNAと、フィアット初のAセグメントの電気自動車「500e」のデザイン要素を継融合させた、丸みのあるフォルムやLEDライトを装備。

SUVらしさを強調するためにグロスブラックのアクセントを各所に採用し、18インチ・ダイヤモンドカット・アルミホイールとともに精悍さを併せ持っている。

ボディカラーは、フィアット・ブランドとして新色の「サンセットオレンジ」および「スカイブルー」、人気の「ホワイト」の3色を設定。発売グレードは最上級仕様の「La Prima(ラプリマ)」の1グレードだ。

インテリアはアイボリーカラーを基調とし、丸形のメータークラスターや、2スポーク・ステアリングホイールなど、初代「600」からのインスピレーションを散りばめている。

シートには、アイボリーカラーのエコレザーを採用し、フィアットロゴのエンボスおよびターコイズブルーのステッチをアクセントとして加えている。また、アクティブランバーサポート及び運転席の腰椎部マッサージ機能やハンズフリーパワーリフトゲート、プロキシミティーセンサー付きキーレスエントリーシステムなどがフィアット車として初採用されている。

なお、ラゲッジルームはクラストップレベルの360Lの容量で、後部座席を倒した状態では最大1231Lの積載が可能となるなど日常での利便性を追求。

運転支援システムも最新仕様が導入されており、アダプティブクルーズコントロールや衝突被害軽減ブレーキ、レーンキープアシスト、道路標識検知、ブラインドスポットモニター、360度パーキングセンサーなどを装備。

任意の位置を設定しステアリングを握ることで、その位置を維持するレーンポジションアシスト機能もフィアットとして初採用されている。

この他に、600eの発売に合わせて、追加ロゴやドアミラーカバーなどデザインアクセントとして使える純正アクセサリーパーツも発売される。

なお、今回発売の600eに加えて、1.2Lの3気筒エンジン+48Vマイルドハイブリッド仕様の600ハイブリッドは2025年春に日本に導入される予定となっている。

価格

フィアット 600e:585万円(税込み)(政府EV補助金は65万円)

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