■日本とタイでSUV事情の違いとは
いま、世界中で人気となっているジャンルがSUVです。大ブレイクしている北米では乗用車販売の約5割がSUV、中国や西欧でも乗用車販売の4割程度がSUVという状況になっています。
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日本はまだそこまでの勢いではありませんが、とはいえ2020年の1月と2月は連続してトヨタのコンパクトSUV「ライズ」が新車販売(軽自動車を除く)のナンバーワンになるなどSUVが注目されています。
ところで、海外のSUV事情はどうなっているのでしょうか。今回は、日本メーカー製のクルマの販売比率が8割を超えるほど日本車が好まれる国であるタイのSUV事情を紹介しましょう。
タイでも多くのSUVが走っていますが、2019年にもっとも売れたSUVはトヨタ「フォーチューナー」。ピックアップトラックの「ハイラックス」をベースにしたフレーム付きのSUVで、レクサスをイメージさせるような高級感のあるデザインも人気の理由です。
次いで高い人気を誇るのが三菱「パジェロスポーツ」。パジェロという名前が付きますが、メカニズム的にはパジェロではなくピックアップトラックの「トライトン」をベースにしたフレーム付きのSUVです。
こちらもバンコクの街中では頻繁に見かけるモデルで、国内販売を終了したパジェロの代わりとして日本への導入を求める声もあります。
日本では乗用車販売を終了しているいすゞですが、タイなど東南アジアでは引き続き展開中。そんないすゞのSUVが「mu-X(ミューエックス)」で、こちらもピックアップトラックの「D-MAX」をベースとしたフレーム構造のモデルです。
またシボレーからはメカニズムを共用するブランド違いの兄弟車として「トレイルブレイザー」も販売されています。
一方、日産の注目モデルが「テラ」。なんとなく懐かしい名前のように感じますが「テラノ」ではなくこちらは「テラ」と2文字。
ただし構造はピックアップトラックの「ナバラ」をベースにしたフレーム構造のSUVなので、かつて日本で人気車種となったテラノと同じ流れとなっているのが面白いところです。
それらは現地でも一般的にSUVとして通用しますが、そのなかでも「Pickup-truck based Passenger Vehicle(ピックアップトラックベースの乗用車)」の略で「PPV」と呼ばれるジャンル。ピックアップトラックをベースに作られていることがPPVの条件で、人気は拡大しています。
もちろん、タイでもPPVではない乗用車ベースでモノコックボディのSUVも存在。とくにバンコクなど都市部ではややリッチな層にホンダ「CR-V」、さらなる富裕層にはメルセデス・ベンツが絶大な人気を集めています。
さらにコンパクトクロスオーバーSUVも増加中。しかし、タイのSUVといえばやはり代表格はPPVでしょう。車体サイズは大きくて存在感もあります。
■なぜタイではなぜピックアップベースが主流なの?
なぜタイではそれらは人気なのでしょうか。
たとえばバンコクの街ではひとたび豪雨となれば道路に水があふれ、最低地上高の高い車ほど安心できるという事情もあります。また、郊外に行けば路面の悪い道が存在するといった背景もあるでしょう。
しかし、最大の理由は税制。PPVは税制上ピックアップトラックに分類され、乗用車ベースのSUVに比べて支払う税金(物品税)などが少なく済むのです。
ちなみにピックアップトラックの税金も、シングルキャブ(シートが1列)に対してエクストラキャブ(1列だけどキャビン後方が広い)、さらにはダブルキャブ(シートが2列)のほうが高いと、キャビンの広さによって区分がわかれているのが興味深いところ。
タイのSUV事情からも、現地の自動車市場がピックアップトラックと深い関係にあることが分かるというわけです。
日本はコンパクトクロスオーバーSUVやミディアムサイスのSUVが人気で、主流は乗用車用のメカニズムをベースとしたモノコックボディです。
しかし東南アジアのタイでは、ピックアップトラックをベースとしたラダーフレーム構造、しかも大型サイズのSUVに高い人気が集まっていて、状況には大きな違いがあるといえるでしょう。
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