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名車と言われるメルセデスのミディアムクラス(W124系)は30年経った今乗っても凄いと感じられるのか?

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名車と言われるメルセデスのミディアムクラス(W124系)は30年経った今乗っても凄いと感じられるのか?

「Das beste oder nichts(最善か無か)」を、高品質を象徴するブランドの哲学として掲げるメルセデス。特にその威厳を強く放っていたのは1980~90年代。ミディアムクラスと呼ばれていたW124や、W126系のSクラスあたりが代表格で、“過剰品質”とは何かを納得させるだけの説得力があった。

では、現役から30年近くが経った今でも第一線級の質感を維持しているのか。今回、ラインナップの中でも希少価値抜群のカブリオレ「320CE」(A124)に乗る機会があったので、実感をお伝えしたい。

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まず、「金庫」とも表現されたボディ剛性は当時のままで、ドアを閉める際の音など体感品質も30年という年月をまったく感じさせないもの。特にカブリオレは開口部が大きく緩さを感じやすいが、ベースとなるクーペ比で300kg近い補強を施した甲斐もあり、ルーフを閉じた状態ではボディの捩れを感じる場面はほぼなかった。もちろん、オープン状態で段差を越える際など、一瞬「ブルっ」と来ることはあるが、これは最新のカブリオレでもみられる現象でさほど気になるものではない。

走りの面では、1.8トン超えの車重だけあって、蹴飛ばされるような加速は望めないが、自然吸気直6ユニットは、3.2Lの排気量から225PS/32.3kgmという必要十分なパワーを供給してくれる。何より、踏めば踏むだけ快音と共に力が溢れ出てくるナチュラルな特性はこの時代のエンジンならではのもの。ターボやモーターによるドーピングなしに内燃機関を味わい尽くすことができるのが妙味だ。

また、足回りは今回の個体が6万キロ台と少ない走行距離だったこともあり、ダンパーやスプリングの動きが良い感じに小慣れているといった印象。特にヘビー級のカブリオレではボディの重さがしっとりとした乗り心地につながっていると感じた。さらに、制限速度内でクルーズコントロールを使い高速を流していると、すべてのパーツが滑らかに動いている高い精度感を味わうことができた。

というわけで、四半世紀以上を経過しても最新モデルに劣らない性能を見せつけたミディアムクラス。むしろ質感がみなぎるような感覚は不変というか、過去にタイムスリップさせてくれるような感覚があった。唯一の残念なのは、良質な個体が減り、価格が急上昇してしまっていることだろうか。


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みんなのコメント

49件
  • ベンツにはいつの時代にも圧倒的な何かを求めてしまう。
    しかし最新のメルセデスには失望しかない。
    運転中のタッチパネル操作は難しすぎるし危険! なのに音声認識は反応悪い!
    フツーのアナログスイッチならブラインドでもなんとかなった操作が、進歩すると不可能になるっておかしくないか?
    こんなアタリマエのことを誰も指摘しないのはナゼ?
  • >30年経った今乗っても凄いと感じられるのか?

    スゴイと言うか最近見た夫婦なんかスゴクお洒落だったね
    こう言った旧車をスマートに乗れるのはカッコイイ
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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