量産4気筒で最強のパワートレイン
V8エンジンから4気筒ハイブリッドへの画期的な切り替えを行う新型メルセデスAMG C 63が、9月21日に正式発表される予定だ。
【画像】Cクラスの頂点、AMGモデルもついに電動化【新型C 63のコンセプトモデルを写真で見る】 全13枚
Cクラスの頂点に君臨する新型C 63は、今年6月に英国で開幕のグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードでコンセプトモデルが公開されている。ここでは、アグレッシブなボディキットやスポーツホイール、たくましいクワッドエグゾーストなどを備えていた。
最大の特徴として、従来のV8エンジンではなく、先進の4気筒ハイブリッド・パワートレインを搭載。量産4気筒として世界最強と言われる、メルセデスのターボチャージャー付き2.0Lエンジン「M139」の電動化バージョンを採用することになる。
M139は、メルセデスAMG A 45(非電動)で最大出力422ps、最大トルク51kg-mを発生。マイルドハイブリッド・システムの搭載にも対応している。
新型C 63ではM139をチューニングし、単体での出力を477psに高める見通し。さらに、リアアクスル搭載の電気モーターと組み合わせて、合計出力680psに達するという。これは、最も近いライバルであるBMW M3よりも約170ps高い数値だ。
電動ブースターにより、最大トルクは76kg-mと、現行のC 63 S 4マチックより5kg-m向上している。従来のV8より排気量と気筒数が半減しているにもかかわらず、である。
新世代のCクラス AMGも電動化
AUTOCARが入手した情報では、CLS 53 4マチック+などに搭載されるターボチャージャー付き3.0L直列6気筒「M256」と同様の48Vシステムを採用するとされている。
新しいハイブリッド・パワートレイン「EQブースト」は、9速トルクコンバーターMCTスピードシフトとの組み合わせも計画されている。
Cクラスの全シリーズは、電動化された4気筒エンジンのみを搭載する。燃費の向上、ひいては排出ガスの低減のために、プラグインハイブリッドおよびマイルドハイブリッド技術が導入される。
電動パワートレインの採用による大きなメリットの1つとして、フロントアクスルの重量軽減が挙げられる。M139の重量は160.5kgで、現行のC 63 4マチックのV8エンジン「M177」よりも48.5kg軽くなっている。ディスク型電気モーターやパワーエレクトロニクスなどのアーキテクチャを加えても、パワートレインの総重量は現行モデルを下回るという。
さらに、パワートレインの重量を低い位置に集中させることで低重心化を図り、理論的にはハンドリングとボディコントロールを向上させることができる。新型C 63 4マチックには、フロントとリアのパワーを完全可変させる新しい四輪駆動システムが導入される見通し。これにより、特定の走行モードにおいては後輪駆動の特性を持たせることができるだろう。
AMGは、四輪駆動に対する顧客からの要望により、次世代モデルではすべてこのシステムを採用すると発表している。
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みんなのコメント
AMG買う人はV8だから買った人も多いんじゃね?
普通に使うにしろ、このモデルならEV性を求める人も少ないだろうから無駄なバッテリーは不要。エンジンも小型だがモーターのトルク感でそんなことを忘れさせてくれるだろう。エンジン音が好きな人は少し物足りないかもしれないが…。
まあ、「EVの方がガソリン代(走行に必要なお金)が少なくて済む」なんて人はAMGを選ばないから、ハイブリッドの使い方としてはある意味理想的。