独BMWは2月5日、新しいSUVの電気自動車「iNEXT」の開発テストの模様を部分公開した。
昨年9月にコンセプトカー「ヴィジョンiNEXT」でデザインの方向性が示されたiNEXTは、2025年までに25種の電動化モデルを市場投入するというBMWの計画の一環として、2021年に生産開始される大型SUVだ。ポイントは、BMW iで培った技術をベースに、自動運転、コネクティビティ、電動化、そして様々なサービスという4つの要素を統合したモデルになることで、BMWの次世代EVの第一弾として注目されている。
ローンチまであと2年となった今、厳重な擬装に包まれたプロトタイプがスウェーデンのアリエプローグにて、極寒地における走行テストの真っ最中だ。テストは圧雪路面や凍結した湖上でおこなわれ、零度を下回る低温かつ路面ミューが極小のコンディションでも、足回りから各種エレクトロニックデバイスまですべての機能が問題なく動作するか検証される。
通常の内燃機関モデルでも、こうした極限な環境下では機能を維持するのが相当困難。その上、寒さに弱いバッテリーを大量に積み、電子デバイスの固まりともいえるEVでは、求められる対策が内燃機関モデルよりもさらにシビアなものとなるだろう。エンジニア達の苦闘は想像に難くない。
“駆け抜ける喜び”の肝となる走行性能もしっかりと磨き込まれる。iNEXTのAWDはEV専用に新開発されたものだが、低速から頻繁にシステムの介入が必要となる滑りやすいコンディションでも、自然な制御ができるよう煮詰められている模様だ。ステアリングやブレーキについてもファインチューニングが行われ、強力な制動力が保たれることはもちろん、EVならではの特徴である回生ブレーキもナチュラルなフィーリングが追求される。
未来的なEVであっても実地での地道な走り込みは必須。その点、iNEXTの開発プロセスで初となる冬季テストは順調に進んでいるようだから、2年後の登場時にはこれぞBMWという仕上がりが期待できそうだ。
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