フェラーリのシャルル・ルクレールは、2025年から7度のF1世界チャンピオンであるルイス・ハミルトンのようなドライバーとコンビを組むことは「いつだって良いニュース」だと語った。
フェラーリのチーム代表であるフレデリック・バスールは、長年メルセデスに在籍したハミルトンの契約解除条項を最大限に利用してチームに誘い、2024年シーズンが始まる前にハミルトンとサインした。
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ハミルトンはカルロス・サインツJr.の後任としてフェラーリに加入。ルクレールとしては、ザウバーでのマーカス・エリクソン、フェラーリでのセバスチャン・ベッテル、サインツJr.に続いて4人目のチームメイトとなる。
ルクレールはハミルトンとの対峙という新たな挑戦にワクワクしており、F1史上最も成功したドライバーから学ぶ機会になるとmotorsport.comの独占インタビューで答えた。
ルクレールは現在のチームメイトであるサインツJr.を「信じられないくらい素晴らしいドライバー」と賞賛した上で、ハミルトン加入について次のように語った。
「世界チャンピオンに7度も輝いたドライバーがチームに加わるのは、いつだって良いニュースだ」
「まず、僕としてもとても興味深いし、モチベーションが上がる。史上最高のF1ドライバーのひとりから学べるんだから、超楽しみだよ」
「それに、同じマシンでルイスを相手に自分の実力を見せつけたいという、高いモチベーションがあるからだ。このふたつの理由から、僕は本当に楽しみなんだ」
ルクレールは、ハミルトンがフェラーリ移籍を正式発表する1週間前に契約延長にサインしていた。ただ、このニュースはルクレールにとって驚きではなかった。
「可能性があることは知っていたし、双方がそれを実現させたがっていたから、可能性が高いことも知っていた」とルクレールは語った。
「でも僕はそれで満足していたから、可能性がないよりもあった方が良いと思っていた」
「それで十分だった。僕には全てを知る権利はないし、知りたくもなかったから、それ以上詳しいことは聞かなかった」
「どちらかと言えば、これで僕はさらに安心した。ルイス・ハミルトンのようなドライバーをチーム内に迎えるということは、明らかに強力なサインだからね。僕らの側から見れば、それはポジティブなことだし、非常に才能のある人たちがチームに入ってくる可能性もある。どちらかと言えば、ポジティブに捉えたよ」
ルクレールは、ハミルトン加入によって非常に有利な立場に立ったという意見もある。7度の世界チャンピオンに負けるのは理解できることだが、仮にハミルトンを明らかに上回れば、株が上がるのは間違いないのだ。
しかしルクレールは、チームメイトが誰であれ負けるつもりはないと語気を強めた。
「ドライバーとしては、ルイスであろうと他の誰であろうと、0.2秒差でもつけられていたら嫌だ」とルクレールは説明した。
「僕にとっては、チームメイトの後ろにいることがいつだって苦痛なんだ。どんな状況であれ、1番が良い」
「たとえばセブ(ベッテル)とコンビを組んでいた時、フェラーリに加入して1年目だったけど、彼に負けるのはすごく嫌だった。どんな状況に置かれていても、自分が負けるのは嫌なんだ」
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