現在位置: carview! > ニュース > スポーツ > 「ドレスアップ系かと思いきや、じつは十勝スピードウェイ最速!」スマホゲームにも登場するR35GT-R名物サーキットスペック!

ここから本文です

「ドレスアップ系かと思いきや、じつは十勝スピードウェイ最速!」スマホゲームにも登場するR35GT-R名物サーキットスペック!

掲載 更新
「ドレスアップ系かと思いきや、じつは十勝スピードウェイ最速!」スマホゲームにも登場するR35GT-R名物サーキットスペック!

北の名将によるトータルチューニングで十勝最速の座をゲット!

スタイルと走りを両立した理想的なサーキット専用GT-R!

「ドレスアップ系かと思いきや、じつは十勝スピードウェイ最速!」スマホゲームにも登場するR35GT-R名物サーキットスペック!

チューニングが成熟期に達し、さらに前期型が400万円台で購入できるようになったことから、チューンドベースとしての需要がジワジワと拡大しているR35GT-R。

今回ここで紹介するのは、新車で購入したGT-Rをベースに、カッコ良さと速さを高次元でバランスさせた、チューンドの理想とも言える仕上がりのマシン。他のGT-Rオーナーからも「カスタマイズのお手本にしたい」と注目されており、スマホゲーム「グランツーリスモ」ではこのマシンをダウンロードして遊べるくらい知名度も高い1台だったりする。

オーナー自身、購入した当初はサーキットを走ることは考えておらず、ドレスアップカーとしてカスタマイズをスタートしている。リバティウォークのボディキットを身に纏い、「魅せるクルマ」としてドレスアップイベントにも参加していた。

しかし3年ほど前、たまたま十勝スピードウェイを走行する機会があり、試しに走行してみたところいきなり好タイムをマーク。そこから何度か走行するうちに、その年の十勝のタイムアタックランキングの上位に食い込み、すっかりサーキット走行の虜に。「もっとタイムを詰めたい!」と考えたオーナーは、「魅せるクルマ」から「速く走るクルマ」へ変貌させるべくチューニング計画をスタートさせる。

友人や知人に相談したところ、GT-Rで十勝のコースレコードを持っていたこともあり、これまで数多くのGT-Rを手がけている実績も豊富な札幌市のチューニングショップ「ガレージライズアップ」を紹介され、愛車をゆだねた。

現在の仕様は「ノーマルエンジン&タービンでどこまでタイムを出せるか?」がコンセプト。そのためエンジン&タービンに手は加えられていないが、インジェクターはノーマルの570ccからHKS製の860ccに変更され、トップシークレット製のサージタンクやトラスト製インタークーラー、サクションパイプ、前期GT-Rの必需品とも言えるHKS強化アクチュエーターが装着され、現車セッティングが施されたガレージライズアップオリジナルECUで制御。ブースト1.45キロで635psという最高出力を絞り出している。

エンジンのトルクアップのみを行った場合、ミッショントラブルを起こすことが多いのだが、ライズアップではこれまで数多くのGT-Rチューンで得た経験を踏まえ、しっかりと対策済。オリジナルECUのセッティングデータで、ミッションのトルクアップも行われている。

ノーマルエンジン&タービンである現在の仕様で、十勝スピードウェイ(クラブマンコース)でのR35GT-Rレコードホルダーというオーナー曰く「ある程度納得のいく結果が残せた」そうだが、オーナーの目標は既に次のステップへ向かっている。今シーズン終了後、エンジンチューン&タービン交換に着手し、来シーズンは更なるタイムアップを狙うとの事。

超巨大なGTウィングはボルテックス製。装着したことによってリヤに安定感が生まれ、タイムアップに貢献してくれた。装着されているマフラーはRH9のチタン製。ただ、そのまま装着するのではなく、このマフラーをベースにフルストレート化して装着されている。直管状態ながら音量も音質も不快さは無く、サーキットマシンらしいエキゾーストノートを奏でる。

元々、ドレスアップカーとしてカスタマイズがスタートしたこのGT-Rは、リバティウォークのボディキットが装着され、純正状態とは比べものにならないほどの重厚感を醸し出す。「速さ」と「カッコ良さ」を両立した理想的な仕上がりと言える。

サイドバー入りの10点式ロールケージでボディ補強しながら、リヤシート等の不要なモノは撤去して軽量化。また、サーキット走行をするR35GT-Rにありがちなトラブルとして、燃料タンクがノーマルの場合、燃料が半分くらいになった段階でガス欠症状が出てしまうため、コレクタータンクの装着でこの問題をクリアしている。この辺りの問題対策も、数多くのGT-Rチューンを手がけているライズアップならではと言えるだろう。

足回りはフルピロ化され、アラゴスタSS車高調をセット。バネレートはフロント24kg/mm、リヤ20kg/mmで、現在セッティングの真っ最中とのこと。ツルシの状態で十勝クラブマンコース1分26秒台をマークしており、今後セッティングを煮詰めることで、今シーズン中には25秒台に入れるのが目標との事。

ラジエターは、様々なレースシーンでその冷却効率の高さが証明されているDRL製をチョイス。オイルクーラーは特注で、ホースメントの中に収まるサイズ。熱対策が課題と言われる事の多いサーキット仕様のGT-Rだが、これならサーキットでの全開走行も安心。

タイヤは、サーキットでのグリップ感が抜群な285/35R20のブリヂストン・ポテンザRE-71Rを装着。ホイールはワークのエクイップで、サイズはフロント・リヤ共に11Jのオフセットマイナス72という大迫力のサイズ。

このGT-Rは新車販売開始直後に購入した最前期型だが、ヘッドライト&テールランプは後期型用に変更されている。速く走ることだけではなく、こういったさりげないドレスアップにも気を抜かないのがオーナーのスタイルだ。

シートはレカロ製をチョイス。抜群のホールド感ながら、長時間のサーキット走行でも疲れにくいのがお気に入りとの事。

オーナーが目指す方向性を汲み取り、ライズアップがこれまで得たノウハウを注入することで「魅せるクルマ」から「十勝最速」へと華麗なる変貌を遂げたチューンドGT-R、今後の進化が楽しみだ。

●取材協力:ガレージ・ライズアップ 札幌市北区篠路町上篠路12番地 TEL:011-775-1155

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

ローソン、ラスベガス予選はQ2敗退15番手「大きくスライドしてしまった。まあそれがなくてもQ3は無理だったけど……」
ローソン、ラスベガス予選はQ2敗退15番手「大きくスライドしてしまった。まあそれがなくてもQ3は無理だったけど……」
motorsport.com 日本版
新東名「最後の区間」どこまでできた? 過去最大規模の「トンネル湧水」発生も…どんどん造ってます!
新東名「最後の区間」どこまでできた? 過去最大規模の「トンネル湧水」発生も…どんどん造ってます!
乗りものニュース
70年代の“GTカー”が令和に復活!? 限定100台のミツオカ「M55ゼロエディション」ついに登場
70年代の“GTカー”が令和に復活!? 限定100台のミツオカ「M55ゼロエディション」ついに登場
VAGUE
オーナーは桐島ローランドさん 葉山町にオープンした新スポット『Felicity Cafe』とは
オーナーは桐島ローランドさん 葉山町にオープンした新スポット『Felicity Cafe』とは
バイクのニュース
マジか…? 新制度導入で「車検」通らないかも!? 10月から始まった“新たな車検”何が変わった? 覚えておきたい「OBD検査」の正体とは
マジか…? 新制度導入で「車検」通らないかも!? 10月から始まった“新たな車検”何が変わった? 覚えておきたい「OBD検査」の正体とは
くるまのニュース
新スタイルの洗車場、個室ブースで心置きなく洗車が可能…土曜ニュースランキング
新スタイルの洗車場、個室ブースで心置きなく洗車が可能…土曜ニュースランキング
レスポンス
マンホールの”大打撃”から1年……今度こそフロントロウからラスベガス決勝に挑むサインツJr.、混戦を予想「分からないことが多すぎる」
マンホールの”大打撃”から1年……今度こそフロントロウからラスベガス決勝に挑むサインツJr.、混戦を予想「分からないことが多すぎる」
motorsport.com 日本版
【悲報】マジかよ!? ホンダ二輪スポンサーのレプソルが2024年限りで契約解消へ
【悲報】マジかよ!? ホンダ二輪スポンサーのレプソルが2024年限りで契約解消へ
ベストカーWeb
「六本木のカローラ」を乗り継ぎ4台目!…BMW「3シリーズ」が自宅ガレージにあるのが普通という親子の現在の「E30」の経歴が凄かった!!
「六本木のカローラ」を乗り継ぎ4台目!…BMW「3シリーズ」が自宅ガレージにあるのが普通という親子の現在の「E30」の経歴が凄かった!!
Auto Messe Web
【クシタニ】による「クシタニの防寒グッズまとめ」!これで寒さを乗り切れる!
【クシタニ】による「クシタニの防寒グッズまとめ」!これで寒さを乗り切れる!
モーサイ
【写真蔵】「Jeep」ブランド初の100%電気自動車は、レネゲードよりもコンパクトな「アベンジャー」
【写真蔵】「Jeep」ブランド初の100%電気自動車は、レネゲードよりもコンパクトな「アベンジャー」
Webモーターマガジン
今季最悪の路面が今季最高のスペクタクルを生む? F1ラスベガスGP、タイヤの“グレイニング”を抑えることが鍵に
今季最悪の路面が今季最高のスペクタクルを生む? F1ラスベガスGP、タイヤの“グレイニング”を抑えることが鍵に
motorsport.com 日本版
東京都に住むEVオーナーは注目!  最新設備の「アウディ・チャージング・ハブ 紀尾井町」の150kWh超急速充電を30分無料開放
東京都に住むEVオーナーは注目!  最新設備の「アウディ・チャージング・ハブ 紀尾井町」の150kWh超急速充電を30分無料開放
THE EV TIMES
「公道で操れんわw」「1.6億で仰天」超弩級のシューティングブレーク『ROCKET GTS』にSNSも熱視線
「公道で操れんわw」「1.6億で仰天」超弩級のシューティングブレーク『ROCKET GTS』にSNSも熱視線
レスポンス
新しいF1レースディレクター、ドライバーたちは好印象「これまでで最高のドライバーズブリーフィングだった」
新しいF1レースディレクター、ドライバーたちは好印象「これまでで最高のドライバーズブリーフィングだった」
motorsport.com 日本版
ノリス2番手「ロングラン・パフォーマンスの悪さに衝撃を受けた」マクラーレン/F1第22戦木曜
ノリス2番手「ロングラン・パフォーマンスの悪さに衝撃を受けた」マクラーレン/F1第22戦木曜
AUTOSPORT web
足が長くてシートがもっと高い! BMW Motorrad「R 1300 GS・GSスポーツ」は不慣れなライダーでも楽しめる?
足が長くてシートがもっと高い! BMW Motorrad「R 1300 GS・GSスポーツ」は不慣れなライダーでも楽しめる?
バイクのニュース
ダイハツの「“2階建て”軽トラ!?」登場! 4人乗れて4人乗れる! “広々”内装の「ステージ21 リゾートデュオ バンビーノJr」所有のインフルエンサー「さおりんご」さんに直撃!
ダイハツの「“2階建て”軽トラ!?」登場! 4人乗れて4人乗れる! “広々”内装の「ステージ21 リゾートデュオ バンビーノJr」所有のインフルエンサー「さおりんご」さんに直撃!
くるまのニュース

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村