いすゞ自動車は、北米市場に「Nシリーズ」(日本名「エルフ」)の電気トラック(EVトラック)を8月に投入し、コネクテッドサービスの展開も始めると発表した。28年をめどに他市場にも投入しつつ、日本国内で実績のある商用車データ基盤を生かした運行支援サービスも展開していく考えだ。
北米市場に投入する「NシリーズEV」は車両総重量(GVW)が1万9500㍀(約8.8トン)で、現地の「クラス5」に該当する。3~9つの電池パックを搭載し、容量60~180キロワット時、航続距離は最大で235㍄(約380キロメートル)としている。
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運行支援サービスは、同社と富士通など3社が手掛けるデータ流通基盤「ゲーテックス」を活用する。国内では24年3月末時点で39万5千台のデータを管理している。車載電池の充電残量や劣化状況、安全装置の作動履歴などを確認できるほか、故障時の車両情報通知、充電時間や電力使用量の管理によるコスト削減といった関連事業も、EVトラックの販売と並行して各国で展開していく。
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