F1のモータースポーツ・マネージングディレクターであるロス・ブラウンは、イギリスGPで行なわれたスプリント予選レースに対するファンのひとまずの反応が非常にポジティブなものだったと語っている。
F1は、改革の一環として3レースで試験的にスプリント予選レースを行なうことを決定。そして第10戦イギリスGPでは、F1史上初のスプリント予選レースが実施された。
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ブラウンはスプリント予選レースについて実施前から、ドライバーは激しいレースを展開するだろうと予想を語ってきたが、今回それが証明されたと考えている。
ただスプリント予選レースの評価については、FIAやチームと共にレースウィークがどうだったのか、しっかりと検証を行なうと強調し、正式に導入することになれば、必要な変更も行なうと語っている。
「今日目撃したことのひとつに、レーシングドライバーはやはりレーシングドライバーなのだ、ということがあると思う」
ブラウンはそう語る。
「彼らは決して手を抜こうなんてことは考えていない。そのためコース上では多くのアクションが見られたのだ。1周目やレース序盤は間違いなくハラハラワクワクするものだったし、その後もバトルが発生していた」
「フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)が今日のレースで見せたパフォーマンスは、素晴らしいものだった。レースのハイライトのひとつだったと言える。毎日チケットを買いたいレベルだ」
「我々は非常に満足している。一旦、今週末の落ち着きを待って、FIAやチームと共に時間をかけ、我々の望んだような進化があったかどうかを確認したい」
「今年、基本的なフォーマットを変えたいとは思っていない。予定している3イベントを終えれば、今後の動きを落ちついて考えることができる。ただこれまでのところは非常にポジティブだ」
またブラウンは初のスプリント予選レース後に、ファンからのフィードバックを訊くことが極めて重要だと強調している。
「今、ファンからはソーシャルメディアでポジティブなフィードバックを大量にもらっている」
「しかしコメントでは批判を貰うこともあるだろうし、理解できないと言われることもあるだろう。我々もそれを考慮に入れていく」
「我々は週末を全体として見ていく必要がある。というのも、普段通りのレースウィークを抜きにしては何も分からないからだ。全ては付加的なものだと思う」
「だから週末全体を見て、レースを見ていこう。そして全てが終わったあとに、分析やファンとの対話が可能となり、詳細までデータを確認し、どんな調整が必要なのかを分析することができる」
「私としてはこのフォーマットは非常に魅力的なものがあると思う。予選では皆が同じタイヤを使っても、スプリント予選レースでは振り幅がある。幸運なことに使えるタイヤが2種類あったからだ」
「決勝レースに向けても、どのタイヤを選んだかという点で不利になるということはない。そこは今後に向けた良い可能性だ」
なおスプリント予選レースについては、その勝者がポールシッターとして記録されることになっているが、この点には批判的な声も多い。ブラウンはその点に関して変更の可能性も認めている。
「その件は我々として考える必要のあるものだろう。我々の統計の命名法則において何か変更が必要だとして、金曜日(のノックアウト予選)がポールポジションであるべきだろうか?」
「そういったことについてはFIAやチームと話し合っていくが、私としては歴史にとらわれるべきでは無いと思う。つまり、歴史は尊重する必要があるものの、決してそれに引き止められるべきではないということだ」
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みんなのコメント
予選での速さとレースでの安定性の両方を満たすセットアップを煮詰めたマシンで予選でギリギリの一発を決め、レースでもしっかりバトルが出来るマシンでのレースを見たいと思うファンの方が圧倒的に多い気がするけどな。