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時代は「ポップアップルーフ」車中泊オッケー! 話題の「ミニバンキャンパー」の魅力とは?

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時代は「ポップアップルーフ」車中泊オッケー! 話題の「ミニバンキャンパー」の魅力とは?

空前の車中泊ブームのなかで話題のミニバンキャンパーってどんなクルマ!?

 クルマを使ったレジャーのベースキャンプとして車中泊するユーザーが増えている。わざわざ宿を取るのではなく、好きな時間に好きな場所に出かけ、気ままな車中泊旅をするのがブームになっているのだ。しかし、車中泊するためにキャンピングカーほど本格的なクルマは所有できそうにない。その次の選択肢となりそうなハイエースベースのバンコンバージョンやライトキャンパーだと、こちらはパートナーを含めた家族の同意が得にくいケースも……。

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 理由は「バンベースで働くクルマ感が強い」であったり「商用バンの乗り味がどうにも受け入れられない」といった意見などが挙げられる。さまざまな対策パーツや外装のドレスアップパーツも出ているので、いずれもカスタマイズで払拭できなくはないのだが、家族にわかりやすく説明する自信がないというユーザーには、第3の選択肢として注目したいのがミニバンベースのプチキャンパーだろう。

魅力は日常から車中泊旅までを1台でまかなえること

 ベース車がノア&ヴォクシーやステップワゴンなどのミニバンであれば、普段使いする上ではキャンピングカーやバンライフカーなどの車中泊仕様であることを意識することは少ないだろう。これなら商用バンにはちょっと抵抗感があるというパートナーも説得できそうだ。

 具体的には、そもそも乗用設計のミニバンなので貨物がメイン用途であるハイエース&キャラバンなどに比べると、ノーマル状態での乗り心地は格段に優れている。しかもボディのスタイリングはミニバンのままなので、当然ながら働くクルマのイメージは一切ないといえる。もちろん室内装備や素材感なども上質で乗用を考えた設計なのはいうまでもないだろう。そんな点を重視するユーザーであれば、ミニバンベースのプチキャンパーは絶好の選択肢になること間違いなしだ。

ポップアップルーフを備えればミニバンでも至極快適

 とはいってもミドルクラスミニバンをベースにしたキャンピングカーはどこまで使えるのか? どんな装備があるのか? そんな心配をしてしまうユーザーもいるだろう。しかし、各キャンピングカービルダーからリリースされているミニバンベースのキャンピングカー仕様を見れば、その充実ぶりに納得するはずだ。

 かつては自動車メーカーがワークス仕様のミニバンベースのキャンピングカーをラインアップしていた時期もあったが、今ではアフターメーカーが架装するケースがほとんど。ベース車も人気車種から選ぶことができ、キャンピング装備も使い勝手に合わせてさまざまな架装メニューが用意されているため、好みに合わせた装備をチョイスすることで、普段使いからアウトドアトリップまで魅力的なクルマになるはずだ。

 そこでミニバンをベースにしたキャンピングカーにはどんなモデルがあるのかを見ていくことにしよう。ミドルサイズミニバン(トヨタ・ノア&ヴォクシー、日産セレナ、ホンダ・ステップワゴンなど)はハイエースなどに比べると車内スペースに限りがある。そんな不利を補うために装備されるのがポップアップルーフだ。室内を上下二段に拡張して活用できるため、車内(就寝)空間の拡大には絶好の装備といえる。子どもたちが二段ベッド感覚でポップアップルーフに就寝するキャンプ旅は、非日常を味わう意味でも大好評なのだ。

 さらにキャンピング仕様のフラットなベッドにも注目だ。純正でも備わっているフルフラットシートだが、よりフラット(ほぼ段差なし)にアレンジできるシートを装備するのもポイント。加えてテーブルや家具などの室内装備、さらには電子レンジや流し台などを備えているモデルなら、より本格的なキャンプも可能だ。またインバーターと呼ばれる車載の12Vバッテリーから家庭用のAC100V電源を作り出す装備を備えていれば、普段使っている電化製品(消費電力的に使用可能なもののみ)がそのまま車内で使えるのも魅力。

すでに愛用しているクルマにも後架装で車中泊仕様を手に入れることができる!

 しかし、すでにミニバンを所有しており今からミニバンキャンパーに乗り替えるのはハードルが高いという人には、既販車に対してあとから架装できるキャンピング装備も用意されている。もっとも手軽に導入できる王道の車中泊装備は「ベッドキット」と呼ばれるパーツだ。本格的なキャンピングカーのようにシートを交換する必要がなく、例えば純正の2列目~3列目シートを折りたたんだりフラットアレンジした上にベッドパネルを設置でき、フラットなベッド面を作ることができるキットだ。

 フレームなどを取り外せば元の状態に戻せるのもハードルが低いだろう。純正シートをアレンジしたフルフラットな状態は、シートバックや座面の凹凸があるため、どうしてもベッドが凸凹になってしまい就寝時の快適性は下がってしまう。しかし、ベッドキットはフラット&ソフト素材のパネル構造なので快適性はグンとアップする。車中泊仕様の基本アイテムなので要注目のアイテムとなるのだ。ほかにも後付けできるサイドオーニングなどを組み合わせて、マイカーのミニバンを自分だけのキャンパー仕様に仕立て上げるのも楽しいだろう。

* * *

 本格的なキャンピングカーやハイエースベースのバンコンだけが車中泊向けのクルマではない。身近なミニバンをベースにした使い勝手と車中泊の快適性を両立したミニバンキャンパーを手に入れて、レジャー&車中泊をフルに楽しんでみたい。

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