7月21日、三重県の鈴鹿サーキットで開催された『2024 FIM世界耐久選手権(EWC)”コカ·コーラ” 鈴鹿8時間耐久ロードレース 第45回大会』の決勝レースで優勝したYART - YAMAHAのニッコロ・カネパ、マービン・フリッツ、カレル・ハニカが決勝レースを振り返った。
■ニッコロ・カネパ
「セーフティカーであのような事(SC提示後に撤回された件)は僕も見たことがないし、国際レースを行うことがあるから、あとでFIMにしっかり聞いてくるよ。本当はファーストスティントをもっと楽しみたかったけれど、自分たちが選んだフロントタイヤが相応しくなかったんだ。フロントにソフトタイヤを選んでしまったのだが、良いチョイスではなかったとわかった」
Team HRCが最多220周を走破し3連覇達成。ホンダ30勝目&高橋巧の最多勝更新となるメモリアルウインに/鈴鹿8耐
「他のみんなとのバトルのなか、ストレートで僕がトップをキープすることができなかったし、そのあと高橋(巧)選手が追い越した時はすぐ追い抜いていったんだ。本当は良いパッケージがあったから、そのタイヤチョイスがなければ、ファーストスティントが楽しいものになったと思う」
「それにいろんなことが出来たのではないかなと思うので、その辺りが悔しいと思っているんだ。それ以外は、DUCATI Team KAGAYAMAの水野(涼)選手や高橋選手との戦いは、とても楽しめたよ」
■マービン・フリッツ
「非常に嬉しく思っているよ。スパの優勝の後、1ポイントビハインドだったけれど、(鈴鹿8耐で)2位を獲得したことによって、チャンピオンシップポイントをリードしているから嬉しく思う。振り返っても予選もすごくよかったし、トップ10トライアルのスーパーラップでポールポジションを獲得することができてよかったよ」
「レースに関してはピットストップも全体を通してすごく上手くいったと思う。チームメイトはファンタスティックで、素晴らしい仕事をしてくれた。この場を借りて、ホンダのTeam HRCに勝つことができておめでとうと伝えたい。本当におめでとう、素晴らしい戦いだったよ」
「最後の30分に関しては、惜しくも僕たちがピットストップでバイクに触れた場合は、やはり30秒のペナルティが科せられると思うから、それに関しては少し不公平かなと思った。国際的なレギュレーションではないように感じたから、残念だなと思う」
「けれど、この場を借りてヤマハにもすごく感謝したい。僕たちはオーストリアから来た小さなチームだけれど、このように世界中の素晴らしいライダー、素晴らしいメーカーの方達と一緒に戦うことができることを光栄に思っているよ」
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