ポルトフィーノ、カリフォルニアTから大きく変化
フェラーリの新たなマーケットを切り開いたカリフォルニアの後継もであるポルトフィーノはAUTOCARでも「フェラーリ・ポルトフィーノ(Portofino) カリフォルニアT後継 価格/サイズ/スペック」や「フェラーリ・ポルトフィーノ 軽量化と出力向上するも、グランドツアラーとしては疑問も」等を紹介してきた。
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こうした中でいよいよ日本でのお披露目が行われた。あまり詳しくないひとが見ればカリフォルニアTのマイナーチェンジ版に見えようが、仔細に見てゆけば全くの別物であることがわかる。そのまま受け継がれたのはフロントエンジンで後輪駆動のクーペ・カブリオレと称すリトラクタブルハードトップを備える2+2というレイアウトだけなのである。
カリフォルニアTに比べると、より豪華で華麗に仕立て上げられると共に、フェラーリの名にふさわしいパフォーマンスを備えることが大きな差異だ。
最高出力は40psアップした600psを発揮するに至り、逆に車重はマイナス80kgを実現すると共に捩れ剛性は35%向上させ、確かな走りを実現している。
そのパフォーマンスは下手なスーパースポーツ以上で、雰囲気だけの軟派なGTカーでないことを主張している。もちろん快適性の追求も抜かりなく、低速なら走行中でもトップの開閉も可能で、オープン時でも快適性を向上させた新エアコン・システム、トップを降ろした時にキャビンへの流気を30%も減らし、風切り音を低減させる新ウインド・ディフレクターが採用された。
日本での納車は2018年7月以降が予定され、車両本体価格は2530万円と発表された。例によって膨大なオプションに加え、好みの1台に仕立て上げられるテーラーメイド・プログラムも用意されている。
フェラーリ・ポルトフィーノのスペック
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