F1スペインGPは、マックス・フェルスタッペンが優勝。セルジオ・ペレスが2位に入り、レッドブルがワンツーフィニッシュを果たした。しかしペレスは結果にあまり納得していないようだ。
レース序盤、2番手のフェルスタッペンは突風の影響を受けてコースオフ。さらにDRSトラブルを抱えてジョージ・ラッセル(メルセデス)を抜きあぐねたこともあって攻撃的な3ストップ戦略にスイッチした。一方のペレスは、よりスタンダードな2ストップ戦略でレースを進めた。
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首位を独走していたシャルル・ルクレール(フェラーリ)がトラブルでリタイアし、正常に機能するDRSでラッセルをオーバーテイクしたペレスは、第2スティントで首位に浮上した。
しかしラッセルを攻略したフェルスタッペンがソフトタイヤを履きペレスの後方に迫ると、チームからは「戦略が違うため、フェルスタッペンを抑えないように」と指示が飛んだ。
だがペレスは、フェルスタッペンがラッセルを抜きあぐねていた際にポジション入れ替えを求めたものの受け入れられなかったこともあって、このチームオーダーに「アンフェアだと感じている」と不満を露わにした。
結局のところ、ペレスはフェルスタッペンを抑えることはなくポジションを譲り、フェルスタッペンがトップに浮上。ペレスはその後、3度目のピットストップでソフトタイヤに履き替え、ファステストラップのボーナスポイントを狙ったこともあって、フェルスタッペンから13秒差でフィニッシュした。
ペレスはチェッカーを受けた後、無線でチームに対し「チームにとってはハッピーだけど、僕たちは後で話す必要がある」と語った。
ペレスはレース後のテレビインタビューでこの件について質問されたが、優勝の可能性が遠のいたことについて次のように話した。
「惜しかったと思う。でも最終的には素晴らしいチームリザルトになった。それが嬉しいよ」
「あの時、僕たちは異なるタイヤ戦略を採っていた」
「序盤はマックスに抜かせたけど、その時は自分の戦略を成功させるために重要な数秒を失わずに済んだと思ったんだ。でもとにかく、チームとしては良い結果だ」
一方でチーム代表のクリスチャン・ホーナーは、ペレスがレース展開についてより理解することができれば、レッドブルが正しいことをしたと認めるだろうと主張した。
「我々の責任は、2台のマシンをできるだけ多くのポイントとともにフィニッシュさせることだ」
ホーナーはSkyにそう語った。
「そしてその時、チェコ(ペレス)には見えなかったモノがある。彼はミディアムタイヤでかなり長いスティントを走らなければならなかったことが、今なら完璧に分かるだろう」
「チームから見て、マックスにはタイヤのアドバンテージがあったし、気温が上下し、断続的なDRSトラブルがある中でリスクを冒すのは無意味だったんだ。だからあれは、絶対に正しいことだったんだ」
ルクレールがリタイアしたこともあって、優勝したフェルスタッペンは6ポイント差でポイントリーダーに浮上した。
ただホーナー代表は、この判断はチャンピオンシップのことを考えたモノではなく、2台のタイヤライフの差を考慮した現実的な判断だったと語った。
「我々はこの件について議論をすると思う。彼(ペレス)はレースのプロットを見て、あのタイヤで30周近く走っていたこと、そして最終的にはラッセルを確実にカバーするためにピットインする必要があったことを知るだろう」
「あの瞬間の激情に関しては理解できる。もし彼がそういうものを追い求めていなかったら、それは自分の仕事をしていないことになる」
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