FIAは、世界ラリー選手権(WRC)の複雑なポイントをシステムを来季に向けて改善し、よりシンプルなシステムを提案できると考えているようだ。
WRCのポイントシステムは今年一新され、木曜日から土曜日終了時点までの総合順位に応じてラリーを完走したドライバーにポイントが与えられる一方、日曜日のみの成績に応じて追加のポイントが与えられることになった。
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この新システムは日曜日のアクションを向上させるために考案されたもので、その目的においては非常に効果的であったが、ドライバーやチームからは、強い批判が寄せられている。
それはラリーの勝者が最多ポイントを獲得せずに週末を終える可能性があるという点に起因しているようだ。土曜日をトップで終え、そのままラリーを総合優勝したとしても保証されている獲得ポイントは18点。日曜日の数ステージと最終パワーステージで最大12ポイント獲得が可能なため、総合優勝ながら最多ポイントではないというケースが発生しかねないのだ。
実際、先週末のセントラル・ヨーロピアン・ラリーで総合2位となったエルフィン・エバンス(トヨタ)は、土曜日の順位で15ポイント、日曜日の4ステージ合計で勝田貴元に次ぐ2位6ポイント、パワーステージ最速で3ポイントの計24ポイントを稼いだ。一方、総合優勝したヒョンデのオット・タナクは土曜日に18ポイント、日曜日に4ポイントで計22ポイント獲得に留まった。
この非常に複雑なシステムを改善するため、FIAは来年に向けて4つの新提案を検討しているようだ。
先週末に開催されたセントラル・ヨーロピアン・ラリーで、FIAは世界モータースポーツ評議会(WMSC)に来年に向けた提案を提出することを明らかにした。
motorsport.comの調べによると、ラリーの総合優勝者がより報われるようにポイントの配分を変更することが、提案の一部であるようだ。
FIA WRCカテゴリーマネージャーのマリーナ・デュナックは次のように語った。
「我々は様々な選択肢を持っている。2週間ごとにワーキンググループが開かれ、ドライバー代表のスコット(マーティン)やメーカー、WRCプロモーターから様々なオプションが出される」
「最終的には、多かれ少なかれ全員が同意するようなオプションを次の委員会に提示することができると考えている」
「世界モータースポーツ評議会で投票が行なわれ、来年の新しいポイントシステムが決まるかもしれない」
「提示された様々な選択肢を見た後、異なる選択肢を使用した場合にどうなるかをエクセルファイルでテストし、選手権にとって何がベストかを考えた。我々は皆、多かれ少なかれ、この方がより公平だと感じている」
またFIAのロードスポーツ・ディレクターであるアンドリュー・ウィートリーは「(当初の)ルール変更の主な優先事項は、日曜日に関する議論を少なくすることだった」と付け加えた。
「そして他の議論も生まれたが、それは普通のことだ。今、提案されているのは、(ポイントシステムを)単純化するための微調整だ」
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