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注目は? パリ・モーターショー2022 見どころを先取り解説 大型発表続々

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注目は? パリ・モーターショー2022 見どころを先取り解説 大型発表続々

パリ・モーターショー2022の見どころは?

10月17日から23日まで、フランスでパリ・モーターショーが開催される。ドイツのフランクフルト・モーターショーと交互に隔年で開催されており、今回は感染症拡大による中止を挟んで2018年以来となる。

【画像】パリ・モーターショーで注目のクルマは?【ジープ・アベンジャー、AMG C 63などを写真で見る】 全66枚

パリ・モーターショーは、欧州向けの大型発表や新型車デビューの場となっている。さまざまな自動車会社が参加する予定だが、今年は何が見られるのだろうか? 現地で披露されるであろう新型車やコンセプトカーを紹介したい。

アルピーヌのコンセプトカー

フランスのスポーツカーブランド、アルピーヌは、今年のパリ・モーターショーで新しいコンセプトカーを公開することを明らかにしている。

どのようなコンセプトかは不明だが、アルピーヌA110の後継モデルとして計画されているEVスポーツカーの可能性もある。ポルシェ718ケイマンの主要なライバルであるアルピーヌA110だが、2026年にEVとして生まれ変わる予定である。

ダチアの新しいロゴ

ルーマニアの自動車メーカーであるダチアは、先日公開された新しいロゴ、エンブレムを正式に披露する予定だ。また、ブランドカラーとしてカーキグリーンを採用し、シンプルでありながらタフで信頼性の高いクルマ作りと、新しい方向性を強調する。新しいロゴとエンブレムは、2022年後半からすべての新車に導入される予定。

ダチア・マニフェスト・コンセプト

羽のように軽いオフロードバギーと銘打たれたダチア・マニフェスト・コンセプトの実車が、パリでお披露目される。市販化の予定はないが、今後の市販車に導入される可能性のある新技術を数多く搭載している(ただし、ドア、窓、フロントガラスはない)。

四輪駆動、肉厚なタイヤ、高いシートポジションを持つマニフェスト。完全防水で、軽量かつ持続可能な素材で構成されているという。

DS 3のマイナーチェンジ

DS 3のマイナーチェンジは、それほど大規模なものではなさそうだが、欧州、特に母国であるフランスにおいては、重要な車種であることに間違いはない。

上位モデルのDS 7などと調和するよう、ヘッドライトやデイタイムランニングライトなどのデザインを変更する見通し。

ジープ・アベンジャー

ジープ・アベンジャーは、ここ数年で最大級の発表となるかもしれない。DS 3やオペル・モッカなどに採用されているステランティスのECMPプラットフォームを採用する、ジープ最小の電動SUVである。レネゲードより小型というサイズ感と、何よりBEVであるという点で、大いに注目を集めるだろう。

二輪駆動と四輪駆動が設定され、航続距離は400kmを見込む。パリでは、ハイブリッド版も展示される予定で、欧州向けの価格も明らかになると思われる。2023年前半に発売予定で、日本への導入計画もある。

ジープ・グランドチェロキー4xe

今年初めに北米でV6とV8のガソリンエンジンを搭載して発売されたグランドチェロキーが、花の都パリに登場。グランドチェロキーとしては初めて、2.0Lの4気筒ターボに2基の電気モーターを組み合わせたPHEV「4xe」となる。

合計出力380ps、最大トルク65kg-mを発揮するパワフルなモデルで、400V 17kWhバッテリーを搭載。電気のみの航続距離は40km、燃費は30km/l弱と謳われている。

メルセデスAMG C 63

従来のV8エンジンから、2.0L 4気筒のプラグインハイブリッドに置き換えるメルセデスAMG C 63。これは、1つの時代の終わりを象徴するモデルと言えるだろう。

しかし、それは必ずしも悪いことではない。量産4気筒エンジンで最強とされるユニットに、強力な電気モーターを組み合わせることで合計出力680psを発揮するのだから、パワーに不足はない。

ただし、2112kgという車両重量には留意したい。ライバルとなるBMW M3 xドライブの車両重量は1780kg。電動化による重量デメリットをどのように克服するか、AMGのお手並み拝見といったところか。

パリでは、セダンとステーションワゴンの両車が舞台に上がると予想される。

プジョー408

プジョーは、スタイリッシュでキザなデザインの自動車を大衆向けに発表する。2023年の発売に先駆けて、新型408をパリで初めて公開するのだ。

308と同じプラットフォームをベースにした408は、フォルクスワーゲンTロックやBMW X2に対抗する、独特のシルエットを持った車種となる。しかし、室内空間に妥協はないようだ。ヘッドルームの狭い508とは異なり、408は実用性を重視しているとのこと。

プジョーの最新レイアウトであるiコックピットを採用し、デジタルディスプレイと10.0インチのタッチスクリーンを搭載。欧州向けには、2種類のプラグインハイブリッド車と1種類のガソリン車が設定される予定。

ルノー4

欧州のクラシックカーとして名高いルノー4が、EVとして復活する。ルノーが今後7年間に発売する7台のEVのうちの1台で、2025年に市場投入が予定されている。新型5と並んで、スタイルにこだわる消費者をターゲットにしたモデルとなる。

ルノーR5ターボ3 E

初代ルノー5の誕生50周年を記念して、ドリフトモードを搭載したEVコンセプト「R5ターボ3 E」という奇抜なクルマが制作された。

市販モデルではないが、巨大なリアタイヤ、2基の電気モーター(379ps)、42kWhのバッテリーを搭載しながら、車重はわずか980kgと非常に軽量。

インテリアはクラシックなコンセプトカーそのもの。レーシングシートとモジュール式の電子ディスプレイを備えながらもレトロに仕上げ、ノスタルジーとモダンを両立させている。

ルノー・オーストラル

ルノー・オーストラルは、カジャーの後継車種として2023年に欧州で発売予定の中型SUV。アライアンスパートナーである三菱、日産と共同開発した第3世代CMF-CDプラットフォームをルノーとして初めて採用している。

ルノーの新しいスタイリングだけでなく、2種類のハイブリッドシステムも導入する。1.2L 3気筒または1.2L 4気筒に電気モーターを組み合わせ、出力は140psから200psと幅広い。燃費は最高26km/lを達成するという。

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