現在位置: carview! > ニュース > ニューモデル > 【じっくり見たい】ホンダ新型アコード、異例のデザイン開発とは 内装/後席/トランクも撮影

ここから本文です

【じっくり見たい】ホンダ新型アコード、異例のデザイン開発とは 内装/後席/トランクも撮影

掲載 更新 13
【じっくり見たい】ホンダ新型アコード、異例のデザイン開発とは 内装/後席/トランクも撮影

FF車に長いノーズ

photo:Kazuhide Ueno(上野和秀)

【画像】新型ホンダ・アコード【実車】 全105枚

日本導入に向けて準備が進んでいるホンダ新型アコードを、じっくり撮影する機会に恵まれた。

10代目となる新型は、ホンダが“上質”という言葉に正面から取り組んだモデルだ。

キーとなるのは、新プラットフォームの存在。

開発の初期に、その出来を確認するテスト車両が用意できた時点で、実はデザイナー陣を集めて乗車してもらう機会を設けたという。

そのときのことを、アコード開発責任者の宮原哲也さんが明かしてくれた。

「新しいプラットフォームの運動性能(低重心・低慣性)を確認できるテスト車ができあがった際に、デザイン部門の10名ほどを、北海道の開発施設に集め、乗ってもらったのです」

「進化した走りを体現できるデザインを頼むぞ、と想いを共有することから開発をスタートさせました」

「通常FF車は、ノーズを詰め、キャビンスペースにふるのが常套策です。しかし、やはりノーズが長く見える方が格好いいのです。いかに直感的に格好よく見せるかということに、徹底的にこだわりました」

異例のテスト車試乗

10代目アコードのエクステリア・デザインを担当した森川鉄司さんもこう話している。

「デザインというのは通常、和光のデザインセンターでスケッチを書いて、モデリング、図面化をして、それを設計に渡します。それが今回はまったく違うものになりました」

「テストコースで先行車に乗った瞬間、このデザインはほぼ出来上がりました。アコードに求める“スポーティさ”とはなにかが、明確になったのです。品格とスポーティ。それを先行車が教えてくれました」

走りを体験してからスタイリングを描くという異例の手順。こうして生まれた新型のデザインを詳しく見てみよう。

新アコード 最大の違いは?

新型アコードは、100mm後ろに下がったAピラー、そこから力強く前に伸びるフードが印象的だ。その先端には、新しいフロントフェイスが構えている。

遠くから見ても上級サルーンと分かる堂々としたプロポーションは、日本初公開となった東京モーターショーでもひと際存在感を放っていた。

今回改めてカメラを構えてみると、ボディサイドを伸びるキャラクターラインがよく分かった。ホンダのクルマのなかでもとくに小さいRのシャープエッジで表現されているという。

そのラインが光に当たると、フェンダーの張り出し、スリークなキャビンとの一体感を生み出すのだ。

デザイナー陣は、「プレス部分から流れる光のコントラストが、フロントにめがけて艶やかに変化します。これが、今までのアコードと決定的に違う“品格”と“スポーティさ”を表現してくれます」と、強調した。

内装はどうだろう?

アコード開発責任者の宮原哲也さんが、インテリアについても語ってくれた。

「全高を15mm下げ、全幅を10mm拡大し、ワイドアンドローのスタイルを強調しました。Aピラーを約100mm後方に移動させ、ワイドな視界・長いノーズ感を実現しています」

「ドライバーのヒップポイントを25mm下げたことは、スポーティで安定した運転姿勢を取れるだけでなく、クルマの重心を下げることにも大きく貢献しています」

「後席はホイールベースの延長とパッケージングの見直しによって足もと空間を70mm、膝まわり空間を50mmを拡大しました。これにより圧倒的に広い居住空間を実現しています」

荷室 クラストップに

「(新プラットフォームは)ヒトの居住性、使い勝手、運動性能のあるべき姿をゼロから追求したものです。ボディ骨格、足まわりをすべて刷新し、アコードが求める揺るぎない価値、格好いいスタイルに調和させ、世界で戦えるセダンに仕上げました」

荷室容量は、ハイブリッド・セダンとしてクラストップを謳う573L(VDA方式)。9.5インチのゴルフバックなら4本を飲み込む。

これは、IPU(インテリジェント・パワー・ユニット)を小型化し、後席下に搭載するという作り込みの賜物だ。

若者が憧れる大人のスポーツセダンを目指したという新型。2モーターのハイブリッド・システム「e:HEV」とホンダセンシングを標準搭載し、ワングレード展開でこの国に導入される。

「2020年2月、待望の日本デビュー」と発表されているから、発売までそれほど長く待たされることはないだろう。

こんな記事も読まれています

【正式結果】2024年F1第11戦オーストリアGP予選
【正式結果】2024年F1第11戦オーストリアGP予選
AUTOSPORT web
角田裕毅14番手「Q3を狙えるペースがあったが、まとめきれなかった」/オーストリアGP予選
角田裕毅14番手「Q3を狙えるペースがあったが、まとめきれなかった」/オーストリアGP予選
AUTOSPORT web
【トライアンフ】アパレルブランド「ホワイトマウンテニアリング」とのコラボカスタムバイクを公開!
【トライアンフ】アパレルブランド「ホワイトマウンテニアリング」とのコラボカスタムバイクを公開!
バイクブロス
まさかのガス欠でマシン停止!? トラブルを乗り越えてチームの初完走を達成 EWC第2戦 スパ8時間レース レーシングライダー大久保光のレースレポート
まさかのガス欠でマシン停止!? トラブルを乗り越えてチームの初完走を達成 EWC第2戦 スパ8時間レース レーシングライダー大久保光のレースレポート
バイクのニュース
約140万円! 日産“新型”「軽ワゴン」発表! 超スゴイ“ピンク”&ホワイトも登場!? 斬新「ピンク内装仕様」もある「デイズ」が早速人気に?
約140万円! 日産“新型”「軽ワゴン」発表! 超スゴイ“ピンク”&ホワイトも登場!? 斬新「ピンク内装仕様」もある「デイズ」が早速人気に?
くるまのニュース
ホンダ CR-V の燃料電池車、米国はリースのみ…7月9日カリフォルニア州で発売へ
ホンダ CR-V の燃料電池車、米国はリースのみ…7月9日カリフォルニア州で発売へ
レスポンス
ルノー・ジャポン、社長に大極司前社長が復帰 小川社長は日産自動車へ帰任
ルノー・ジャポン、社長に大極司前社長が復帰 小川社長は日産自動車へ帰任
日刊自動車新聞
角田裕毅に4万ユーロの罰金。F1オーストリアGP予選中の暴言で国際スポーツ競技規則に違反
角田裕毅に4万ユーロの罰金。F1オーストリアGP予選中の暴言で国際スポーツ競技規則に違反
AUTOSPORT web
BMW『M5』新型は最高速305km/hのHEVに、ワールドプレミアは7月11日…グッドウッド2024で
BMW『M5』新型は最高速305km/hのHEVに、ワールドプレミアは7月11日…グッドウッド2024で
レスポンス
セルフ式ガソスタで「給油口カンカン」は絶対NG! でも一体なぜ危険なの? 熟練ドライバーもやりがちな「うっかり行為」に潜む危険とは
セルフ式ガソスタで「給油口カンカン」は絶対NG! でも一体なぜ危険なの? 熟練ドライバーもやりがちな「うっかり行為」に潜む危険とは
くるまのニュース
今更聞けない!? 日本にある4大バイクメーカーの特徴とは?
今更聞けない!? 日本にある4大バイクメーカーの特徴とは?
バイクのニュース
レッドブルF1重鎮、フェルスタッペンとノリスのトップ2激突は「完全に不必要」チーム自ら招いたピンチとも示唆
レッドブルF1重鎮、フェルスタッペンとノリスのトップ2激突は「完全に不必要」チーム自ら招いたピンチとも示唆
motorsport.com 日本版
2択アンケート「近距離の足として使うなら、原付? 電動アシスト自転車?」【クルマら部 車論調査】
2択アンケート「近距離の足として使うなら、原付? 電動アシスト自転車?」【クルマら部 車論調査】
レスポンス
改良型CX-60の魅力まとめ
改良型CX-60の魅力まとめ
グーネット
国内最高峰 トヨタ「センチュリー」の新車価格は2000万円超え! 買うために必要な年収とは? 厳しいといわれる“購入の条件”とは
国内最高峰 トヨタ「センチュリー」の新車価格は2000万円超え! 買うために必要な年収とは? 厳しいといわれる“購入の条件”とは
VAGUE
”まもなく登場!?”の新型「ロードスター」! 2リッター”直4”+精悍エアロ採用! 待望の「RS C」はどんなクルマなのか
”まもなく登場!?”の新型「ロードスター」! 2リッター”直4”+精悍エアロ採用! 待望の「RS C」はどんなクルマなのか
くるまのニュース
Luupが「電動シートボード」提供開始へ…座席・カゴ付きの特定小型原動機付自転車
Luupが「電動シートボード」提供開始へ…座席・カゴ付きの特定小型原動機付自転車
レスポンス
2024年5月の自動車輸出、欧州向け36%減 米国向けは10%増 自工会発表
2024年5月の自動車輸出、欧州向け36%減 米国向けは10%増 自工会発表
日刊自動車新聞

みんなのコメント

13件
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

544.9万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

25.0549.3万円

中古車を検索
アコードの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

544.9万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

25.0549.3万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村