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【世界で最もパワフルな市販車】ケーニグセグ ジェメラ 4人乗りハイパーGTにV8ツインターボが加わり2300馬力(!)を発揮

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【世界で最もパワフルな市販車】ケーニグセグ ジェメラ 4人乗りハイパーGTにV8ツインターボが加わり2300馬力(!)を発揮

ケーニグセグ初の4人乗りモデルのケーニグセグ ジェメラにV8ツインターボが加わり、2300psという世界で最もパワフルな市販車となって登場。

ケーニグセグにとってのプレミア!2020年、スウェーデンのケーニグセグブランドは「ジェメラ」で、4人乗りで荷物も積める初のモデルを発表した。それから3年かけて量産モデルが完成し、その内容は大きく変わった。

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さらにケーニグセグは、ジェスコのV8ツインターボを搭載した「ジェメラ」を提供する。性能データは?単にクレイジーなだけだ!

ケーニグセグの創業者クリスチャン フォン ケーニグセグは、「ジェメラ」で夢を実現しようとしている。2003年以来、彼はハイパースポーツカーの走行性能と4シーターの実用性と快適性を融合させるアイデアに取り組んできたが、20年の時を経てケーニグセグはその成果である「ジェメラ」を発表した!

ケーニグセグ ジェメラの最新情報

新しい「グリペンアトリエ」(スウェーデンのエンゲルホルムにあるケーニグセグ工場の一部)のオープニングで、クリスチャン フォン ケーニグセグは、コンセプトカーから大きく変わった「ジェメラ」の市販モデルを発表した。メガGTはハイブリッドであることに変わりはないが、エンジンの構成は新しい。

3つの電動モーターは、"ダークマター"の愛称で知られる新開発の電動モーターに置き換えられた。これにLSTT(ライト スピード トゥールビヨン トランスミッション)ギアボックスが組み合わされる。この9速ギアボックスは、「ジェメラ」発表後に、兄弟モデル「ジェスコ」で初めて導入されて、今回4シーターの「ジェメラ」に採用された。新しい電動モーターがLSTTトランスミッションと組み合わされ、特に軽量で小型のユニットが誕生した。これは、当初想定されていた入力ギアボックス(ケーニグセグダイレクトドライブ)が廃止されたことを意味する。

3気筒かV8ツインターボか?

残るはTFG 3気筒だ。TFGとは "Tiny Friendly Giant"の略で、ケーニグセグが開発した3気筒ガソリンエンジンのこと。TFGは2リッターの排気量から600馬力の最高出力と600Nmの最大トルクを発生する。この巨大なパワーは、2つのターボチャージャーの助けを借りて達成される。ドライサンプ潤滑の3気筒エンジンの最高回転数は8500rpm。精巧な技術にもかかわらず、ミッドエンジンとして「ジェメラ」に搭載された3気筒エンジンの重量はわずか70kgと極めて軽く、普通のスーツケースに収まるという。

ケーニグセグは、システム出力を1400馬力、1850Nmとしており、2020年に約束された1700馬力、3500Nmを大きく下回っている。しかし、もちろんのこと、ケーニグセグはもうひとつのエースを持っていなければ真のケーニグセグではない。

そのエースの名は「HV8(ホットV8)」。これまではミッドエンジンレイアウトと4つの独立シートの組み合わせによりV8を搭載するスペースがなかったが、コンパクトなLSTTトランスミッションと電動モーターの採用により、十分なスペースを確保することが可能になった。

「HV8ツインターボV8」は、実質的に「ジェスコ」と同じエンジンだが、排気ダクトが上方に移動している。性能は?気の遠くなるような数字だ!V8だけで1500馬力を発生し、これは「ブガッティ シロン」のW16と同等のパワーだ。電動モーターとの組み合わせで、スウェーデン製ハイパーカーは、システム出力(E85燃料使用時)2300馬力(!)、2750Nm(!)という驚異的な数値を主張している!!!

V8アップグレードは40万USドル(約5,600万円)

ケーニグセグは現時点でパフォーマンスを明らかにしていない。 しかし、3気筒バージョンであっても、ケーニグセグは2020年に100km/hまでの加速値を1.9秒、最高速度を400km/hと指定した。

ちなみに、「HV8」アップグレードの追加料金は40万ドル(約5,600万円)弱と言われている。

アクラポヴィッチのチタン製エキゾースト

メガGTは一見するとスポーツカーのようだ。巨大な"カツァド"ドアを開けて初めて、ジェメラが4人乗りのグランツーリスモであることがわかる。そのデザインは壮観であると同時に、ケーニグセグ史上初のモデル、1996年の「CC」プロトタイプを彷彿とさせる。

リアで最も目を引くのは、「ポルシェ918スパイダー」や「マクラーレン600LT」に似た、ガラス製エンジンカバーの左右で終わるエキゾーストパイプで、このチタン製のエキゾーストシステムはアクラポヴィッチ製だ。

カメラの代わりにエクステリアミラー

市販化にあたって、未来的なソリューションは世界的にホモロゲーションできないため、バックモニーター用カメラは従来のエクステリアミラーに変更された。将来的には、より大きなスプリッターやリアウイングなどを備えたオプションの「ゴースト」パッケージも用意される予定だ。

「ジェメラ」のコックピットはケーニグセグらしい。初の4シーターで、ケーニグセグは中央にワイパーを配した丸みを帯びたウィンドスクリーンを継承。「CC」や「アゲーラ」でおなじみのガラスルーフもメガGTに採用された。フロントシートはカーボン製で、重量はわずか17kg。シートベルトが内蔵されているため、後席の乗員も快適に乗り降りできるはずだ。さらにケーニグセグは、リアシートもフロントシートと同様に快適であることを約束している。

8つのカップホルダーを備えたジェメラ

真のGTとして、「ジェメラ」には多くのアメニティが用意されている。そのひとつが、3ゾーンオートマチックエアコンディショナーだ。他には2つの大型タッチスクリーン(フロントとリアに各1つ)、8つ(!)のカップホルダー、WLANホットスポット、Apple CarPlay。ジャイロセンサーを含むスクリーンが上部に取り付けられたステアリングホイールは、「ジェスコ」でお馴染みだ。さらに、「ジェメラ」には荷物スペースも用意されている。合計200リットルの収納スペースが用意されており、これは「ポルシェ911ターボ」のほぼ2倍に相当する。真のオールラウンダー、「ケーニグセグ ジェメラ」!

Text: Jan Götze Photo: Koenigsegg Automotive

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