アストンマーテインは5月25日、ラグジュアリーツアラーモデルの新型「DB12」を発表。同時に日本でも、東京青山の「アストンマーティン青山ハウス」にてジャパンプレミアイベントが開催された。
ASTON MARTIN DB12|アストンマーティンDB12
世界でもっともパワフルなラグジュアリーSUV「アストンマーティンDBX707」がデビュー|ASTON MARTIN
アストンマーティンが新型DB12がワールドプレミア
アストンマーテインは5月25日、ラグジュアリーツアラーモデルの新型「DB12」を発表。同時に日本でも、東京青山の「アストンマーティン青山ハウス」にてジャパンプレミアイベントが開催された。
Text by HARA Akira|Photographs by AstonMartin
680PSのV8ツインターボを搭載
メーカー創立110周年と輝かしいDBモデル誕生75周年という節目の年に発表された新型DB12は、スリリングなドライビング体験と卓越した洗練性、最先端のテクノロジー、最高レベルのラグジュアリーを組み合わせたモデルで、アストンマーティンの次世代スポーツカーを先導するモデルとして開発された。
ボディサイズは全長4,725×全幅2,060×全高1,295mmでホイールベースは2,805mm。車重は1,685kg。
ハンドビルドでフロントにミッドマウントされるエンジンは排気量4.0リッターのV8ツインターボエンジンで、最高出力680ps/6,000rpmはクラス最高、最大トルクはDB11より34%アップした800Nm/2,750~6,000rpmを発生。
8段ATと初採用のエレクトリックリアディファレンシャル(E-Diff)を介したパフォーマンスは0-100km/hm加速3.6秒、最高速度325km/hを誇っている。
このE-DiffはESCシステムと連動し、数ミリ秒以内で全開からフルロックまで変化させることが可能で、俊敏でレスポンスに優れるとともに荒れた路面でもダイナミックな走行が可能になるという。
接着アルミニウム構造を採用したDB12は全体のねじり剛性が7%アップしており、新世代のアダプティブダンパーの導入とより剛性の高いアンチロールバーの採用などにより、「GTモード」ではラグジュアリーな乗り心地が維持される一方、「スポーツ」「スポーツ+モード」ではタイトなワインディングで活気あふれる走りを提供する。
またパワーアシスト・ステアリングシステム(EPAS)は可変タイプの速度感応型アシストと2.4回転の固定レシオのラックを採用し、さまざまな場面で最適なコントロールが可能になる。
ドライバーをサポートするエレクトリック・スタビリティプログラム( ESP)はシームレスに統合された「ウェット」「オン」「トラック」「オフ」の4つのモードを事前定義し、センターコンソールのESPボタンで選択する。
またドライブモードは、動的挙動を段階的に調整し、ステップごとに自由にグリップとトラクションの限界を探ることができる「GT」「スポーツ」「スポーツ+」のほか、グリップの低い路面での安定性を高める「ウェット」、シャシーやパワートレイン、ESP、トラクションコントロールの設定を自由に組み合わせることができる「インディビジュアル」の5つを設定。こちらもセンターコンソールのロータリーコントローラーで選択できる。
タイヤはスポーツツアラーとしてのキャラクターに最適化された専用のミシュランPilot Sport 5sを装着。フロント275/35R21 103Y、リア315/30R21 108Yで、既製品とは異なる「AML」のタイヤコードが付けられる。
タイヤカーカスにノイズキャンセリング・ポリウレタンフォームインサートを備えることで、車内に伝わる回転音は20%低減され、ノイズレベルが低下するとともに洗練性と快適性が向上した。
大胆なエクステリアを見ると、トレッドはフロントが6mm、リアが22mm拡大し、ラジエーター開口部が拡大されるとともにスプリッターも形状が見直されている。
LEDヘッドライトには新しいデイタイムランニングライトが備えられ、ワイドなスタンスをさらに強調。フロントノーズには新しいアストンマーティンのウイングバッジが装着されている。
そこに装備するインフォテインメントシステムはアストンマーティンが設計/開発した全くオリジナルのマルチスクリーン次世代モデルで、素早い応答時間を誇る静電容量タッチコントロールを備えた10.25インチピュアブラックの高解像度スクリーンに情報を表示する。
ナビゲーションもオンライン接続による3Dマッピングを搭載している。
一方、ギアやドライブモード、空調など主要な機械操作用のスイッチは物理スイッチをそのまま残しており、デジタルとアナログの世界を完璧に融合させている。
アストンマーティンのエグゼクティブバイスプレジデント兼チーフクリエイティブオフィサーのマレク・ライヒマン氏は以同車について以下のようにコメントした。
「アストンマーティンのもっとも輝かしい血統に新たに加わったDB12は、未来へと飛躍するブランドを体現しています。その大幅な進化は、DB12のスタイリングに反映されています。完全に新しいフロントエンド、ワイドなスタンス、存在感を高めるためのより筋肉質なボディなどを特徴としています。
インテリアも完全に新設計され、すっきりとした水平基調のラインがスペース感覚を強調し、新しい最先端のインフォテインメント・システムにふさわしい現代的なバックボーンを提供しています。
非常に新鮮でありながら、紛れもなくアストンマーティンであるDB12は、これまでとはまったく違う、新しい種類のスーパーツアラーです」と語っている。
デリバリーは2023年の第3四半期に開始される予定だ。
アストンマーティン
https://www.astonmartin.com/ja
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