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2018年大物新車12選 新型車登場スケジュール一挙公開! 

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2018年大物新車12選 新型車登場スケジュール一挙公開! 

 2018年にも多くの新車発表発売が予定されています。
 ここでは本誌ベストカーが取材で掴んだ新型車登場スケジュールを一挙12台、ご紹介いたします(現時点で当誌がつかんでいる最新の情報をお届けしますが、登場時期のズレやデザインが不確定な面もありますので、ご留意ください)。
文:ベストカー編集部
ベストカー2018年1月26日号「2018年新車スクープカレンダー」より

■日産セレナE-POWER 3月発売

標準車よりも70万円アップ!? ドリキンもこだわったフリード ModuloXにはその価値がある!!

 ノートで人気のe-POWERを搭載するセレナの登場は2018年3月頃となる(少なくとも昨秋の東京モーターショーでは公式にそう説明していたが、その後に発覚した完成車試験問題で若干ズレる可能性も指摘されている)。ノートと同じ1.2Lエンジンを発電専用に使い、駆動はモーターだけで行うシステムのシリーズハイブリッドで、モーターはボディサイズが大きく重たいセレナに合わせて出力を向上。

 最大トルクはノートe-POWERが25.9kgmだが、セレナでは30.0kgmに近づく見込み。燃費は、現在クラス最高のステップワゴンハイブリッドの25.0km/Lを超えるのは確実だろう。

 また、セレナe-POWERは通常のセレナが8人乗りなのに対して、7人乗りとなる。ボディタイプは標準とハイウェイスターの両方に設定。

 発売と同時に走行性能を高めた「オーテック」も設定される見込み。

■三菱エクリプスクロス 3月発売

 三菱自動車期待のニューモデルがエクリプスクロス。すでに欧州向けの出荷が始まっており、日本国内では3月に市販開始の予定だ。

 基本プラットフォームはアウトランダーやRVRなどと共通だが、ルーフラインを大きくラウンドさせたフォルムはグッとスタイリッシュ。全長4405mm、全幅1805mm、全高1685mmというボディサイズとなる。

 搭載されるエンジンは、新開発された直4、1.5Lの直噴ターボで最高出力163ps、最大トルク25.5kgmを発揮する。ディーゼルターボは一年後に登場予定。全国の三菱ディーラーではすでに予約を受け付けており、価格は約260万円~310万円。三菱は4年ぶりの新型車発売となる。

■日産ジューク 4~6月頃発売

 日産のコンパクトSUV、次期型ジュークがいよいよデビューとなる。現行型の登場が2010年6月だから、およそ8年ぶり。

 新型ジュークに向けて日産×ルノーアライアンスの主軸となるコンパクトカー向けBプラットフォームを新開発。これは次期型マーチ(マイクラ)やルノーキャプチャーにも展開されるほか、三菱に向けて次期型RVR(2019年頃登場予定)のプラットフォームにも横展開される重要プロジェクト。

 当然、最新技術を投入してコストをかけた開発が進められているので操安性能や乗り心地、衝突安全性など世界最新基準のものとなる。エクステリアデザインは2015年のフランクフルトショーに出展された「グリップスコンセプト」のテイストが活かされたものとなる。

 搭載されるパワーユニットはノートで好評のe-POWERが主軸となるが、現行型同様、1.6Lターボエンジン搭載モデルもありそうだ。

■トヨタオーリス 5~7月頃発売

 日本国内では存在感を発揮し切れていないオーリスだが、5~7月にも登場する次期型モデルには250psを発揮する1.6Lターボエンジン搭載のホットモデルが用意される計画だ。

 プラットフォームはプリウスをベースとしたTNGA。標準モデルには1.8Lハイブリッドや1.2Lターボも設定される予定。

■トヨタカローラ 6~8月発売

「原点回帰」を開発キーワードに掲げた次期型カローラアクシオは、このカテゴリーらしいベーシックさを基本にスポーティさを盛り込んで登場する。

 次期型の開発担当主査を務める小西チーフエンジニアによれば、これまで5ナンバーサイズを頑なに守ってきたカローラがついに全幅1700mm超の3ナンバーワイドボディを手に入れることになりそうだ。

 そのプラットフォームはもちろん新開発のTNGAで、上記で紹介している次期型オーリスとの共用となる。

 エクステリアも全面的にスポーティさを打ち出したものになりそうだ。パワートレーンは直4、1.5Lのハイブリッドがメインとなり、これにガソリンエンジンが1.5Lと1.8LのNA、それに直噴1.2Lターボというワイドなラインアップで巻頭にあるスポーツモデルも追加へ(追加モデルは「GR」となる可能性もある)。

 上記予想CGは同時発売のカローラフィールダー(ワゴンタイプ)。

■トヨタクラウン 6月発売

 2018年の新型車のなかでも目玉となるのが新型クラウン。

 次期型クラウンは2017年の東京モーターショーにほぼ量産仕様となるコンセプトを公開している。

 歴代で踏襲されてきた太いCピラーを廃し、6ライトキャビンを採用して新たな試みに挑戦しているのが大きな特徴だ。そのエクステリアは徹底した流麗さにこだわっており、リアビューはまるでクーペのような仕上がりを見せる。その走りは歴代で初めて「聖地」ニュルで鍛え上げられ、次期型クラウンは本格的なスポーツサルーンに生まれ変わる。

「アスリート」、「ロイヤル」、そして「マジェスタ」という区分けが廃止され、新しいグレード構成で発売される見込み。

■ホンダN-VAN 8~10月発売

 初代に続いて大ヒットを飛ばしている現行型N-BOXをベースに登場するのが、このN-BOX。ベースとなるN-BOXのクラス最大級となる室内空間を活かし、商用バンとして徹底的に実用性を追求したモデルになる。

 具体的には2名乗車時の荷室長が1630mm、荷室高が1365mm誇る。ワンボックスタイプである現行アクティバンの荷室長1725mm、荷室高1200mmに対して荷室長ではかなわなくても、荷室高では圧倒的に凌駕しているのがポイント。

 また、N-BOXはシートアレンジが独特で運転席以外のシートをすべて格納することができ、そのぶんをフルフラットな荷室スペースにできるのも魅力。

■スバルフォレスター 10月発売

 新開発のスバルグローバルプラットフォームを採用することで、次期型フォレスターは飛躍的に進化して登場する。パワーユニットもいよいよ本格的なハイブリッドを搭載する。それも先代XVに搭載されていたスバルのオリジナル製ではなく、トヨタからの技術供与によるTHSをベースに開発され、エンジンは水平対向4気筒ターボを採用。これに縦置き用THSを組み合わせ、後輪は独立したモーターによって駆動させるeAWD方式となる。

 さらにプラグインハイブリッドも開発が進められており、(同時発表となるかはまだ不明だが)近々登場予定だとか。

■ダイハツタント 11月発売

 2017年の東京モーターショーに出展されたコンセプトモデル、DN U-SPACE。これがもととなり、次期型タントは5年ぶりにフルモデルチェンジされることになる。

 基本はキープコンセプトとなるのだが、スクエアなボディ形状の現行型に比べ、次期型は四隅をラウンドしたやや丸みを帯びたデザインテイストになる。もちろん、新開発プラットフォームと基本コンポーネンツを採用することになる。

 ボディサイズは現行型とほぼ同じものとなるが、タント最大のセールスポイントである室内居住空間は各部の詳細なレイアウトの綿密な見直しを図り、クラス最高レベルを維持してきそうだ。パワートレーンはNAとターボの2本立てを踏襲し、安全装備「スマートアシスト3」もさらに進化して登場することになる。期待大だ。

■スズキジムニー 11~12月発売

 次期型もジムニーとしての「王道」を貫き、本格的クロカン4WDとしてその機能を磨き上げて登場する。

 具体的には、図抜けた悪路走破性や急峻な山岳路での信頼性を支えるラダーフレームとパートタイム4WDは継承される。

 エクステリアは角の取れた現行型のスタイルから一変し、スモールベンツGクラスといった趣のスクエアなボディ形状となる(外観に関しては、すでに欧州でテスト走行時を撮影されている)。

 搭載されるエンジンはK6型ターボからワゴンRなどと同じく最新版のR06型直噴ターボに変更される見込みだ。

 また、安全性向上のため、最新版の衝突被害軽減ブレーキ「デュアルカメラブレーキサポート」も採用される。

■ホンダインサイト 11月発売

 2018年1月14日から開催しているアメリカ・デトロイトショーで電撃出品されることが発表された、ホンダの新型ハイブリッド専用車「インサイト」。アメリカでは夏頃に発売され、日本市場には11月に登場する。

 かつてのインサイトはサイズ、燃費ともにトヨタのプリウスと真っ向勝負するモデルだったが、今回のインサイトはややボディサイズが大きく、シビックの上位モデルとなる見込み。月販5000台以上を目指し、日本市場の柱のひとつとなるべく開発が進められている。

 気になるハイブリッドシステムは、最新世代の2モーターハイブリッドを進化させて搭載する。JC08モード燃費もプリウスの40.8km/Lという途轍もない数値にどこまで近づけるかがカギとなる。

■トヨタスープラ 12月~2019年2月発売

 日本で販売が終了してから16年、ついに日本でスープラが復活する。

 長らく「デトロイトショーで発表」と伝えられてきたが、最新情報によると「2018年3月のジュネーブショーで発表」と予定が後ろに倒されたもよう(共同開発社であるBMWの意向が働いたとのこと)。その後に日本という流れになる。

 そのスープラ、これまで何度も報じているとおり、開発はBMWと共同で行われている。先の東京モーターショーにも出展された新型Z4とプラットフォームを共有し、エンジンはBMW製のものを搭載する。

 エンジンは3Lの直6ターボと2L直4ターボの2種。トップグレードが搭載する3Lターボは340ps/45.9kgmを発生するというから、全長4380×全幅1860×全高1295mm、カーボンを多用し1350~1450kgと軽量に仕上げられた車体には充分以上といえる。

 面白いのが2Lターボで、こちらはチューニングの仕様違いで255psと200ps、ふたつのバージョンが用意される。つまり新型スープラには3つのエンジンバリエーションが用意されるということになり、ミッションは全車ZF製の8速ATを採用する(3ペダルのMT仕様は存在しない!)。

 BMW Z4とプラットフォームを共有するといってもデザインはオリジナル。まるでフォーミュラカーのようなノーズデザインを与えられた新型スープラはなかなか精悍だ。

 価格は2Lターボが500万~600万円。3Lターボが700万~800万円と予想される。

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