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若者もやっぱりクルマが欲しい!? 人生初のクルマとして最適なモデルとは

掲載 更新 21
若者もやっぱりクルマが欲しい!? 人生初のクルマとして最適なモデルとは

■経済的な余裕はないものの、クルマが欲しいと考える若者も多い

 新年度を迎えるにあたり、初めてのクルマを購入したいと考えているフレッシュマンもいるのではないでしょうか。

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 自動車保険を取り扱うソニー損保が実施したアンケートによると、2020年度の新成人の運転免許保有率は56.4%。現在教習所で免許取得中の人は3.6%、時期は未定ながらいずれ免許取得を考えている人は22.5%にのぼり、8割以上の新成人が普通免許を取得、または取得する予定になっています(ソニー損保「2020年 新成人のカーライフ意識調査」)。

 クルマの購入予算の平均は184万円で、2019年度の同じアンケートより9万円アップしているといいますが、新成人のマイカー保有率は14.8%で、クルマを所有していない人の多くが「購入費用を負担に感じる」と回答しています。

 また、実際にカーライフにかけられる金額は平均1万4763円/月で、5年連続で下降中。さらに37.4%の新成人が「若者のクルマ離れ」を自覚しており、63.4%が「クルマを所有する経済程余裕がない」と回答しています。

 若者がクルマを所有するのは難しい状況である一方、レンタカーやカーシェアリング利用者の35.1%が「クルマを欲しい気持ちが強くなった」とも回答しています。

 そこで、フレッシュマンに最適なクルマについて、クルマのプロを聞いてみました。さまざまなクルマを見てきた整備のプロは、どのようなクルマをオススメするのでしょうか。

 板金修理や車体整備などを手がける「秀自動車」(栃木県宇都宮市)の高島氏は次のようにいいます。

「どんな使い方をしたいかで車種は変わってくると思いますが、まずは運転しやすく、価格と性能のバランスに優れたクルマがいいと思います。

 週末の趣味のためにクルマが欲しいなら、荷室の積載量が大きいとか、最低地上高は高めがいいなど、性能が特化したクルマでもいいと思いますが、オールマイティに使いたいのであれば、1リッターエンジン搭載車、いわゆるリッターカーが経済的にもオススメです。

 もうひとつは、車両感覚がつかみやすく、死角の少ないクルマがオススメです。とくに斜め後方が見にくいかをチェックしてみてほしいです。複数の車線がある道路を走行する場合、斜め後方から来るクルマを視認できるかどうかが大きなポイントになります」

■初めてのクルマで輸入車はハードルが高い?

 教習所の指導員にも話を聞いてみました。こちらも購入希望者の利用状況次第ということではありますが、やはり乗りやすいサイズのクルマがオススメだといいます。

「はじめてのクルマ選びでは、自分の行動している環境で扱いやすいサイズで、1.5リッター以下のコンパクトカーがいいと思います。

 また教習車と同じクルマは、扱いやすいサイズということも考慮して採用されているので、初心者でも運転しやすいでしょう。

 クルマの運転は視覚情報が大切なので、見切りの良さも大きなポイントです。コンパクトカーでなくても、車両の前後左右の車両感覚がつかみやすいほうがストレスを感じずに運転できると思います」

 さらに、コンパクトでも輸入車の場合は、国産車と比べると細かいマイナートラブルが出やすい傾向があるため、はじめての愛車としては少し敷居が高いかもしれないともいいます。

「以前より信頼性は格段に上がりましたが、輸入車はパワーウインドウが作動しなくなったり、内装のパーツがずれたりなどの細かいトラブルが発生することもあります。

 とくに輸入中古車はある程度クルマの知識を持って対処できるようになってからでもいいでしょう。

 その一方で、輸入車はかっこいいデザインもモデルも多く、手頃な価格の中古車もあるので、トラブルが発生してもいいや、ぐらいの心構えが持てるなら、チャレンジしてもいいと思います」(教習所の指導員)

※ ※ ※

 初めてのクルマは、視認性が高く死角が少ないクルマがおすすめです。また、軽自動車の維持費の安さは魅力的ですが、最初のクルマ選びなら1リッター以上のコンパクトカーが乗りやすいということです。

 トヨタ「ヤリス」やスズキ「スイフト」には1リッターモデルがラインナップされていますし、全車1リッターエンジン搭載のトヨタ「パッソ」や「ライズ」、スズキ「クロスビー」など見た目にも遊び心があるクルマも候補に入るでしょう。

 最近では、月々決まった金額でクルマに乗れるプランも登場しています。トヨタが展開する「KINTO」では、ヤリスは車両本体や自動車保険、税金などが含まれて3万9930円からと、新車を購入するより費用を抑えられることもあります。

 初めてのクルマ選びで、このようなプランを活用するのもひとつの方法ではないでしょうか。

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みんなのコメント

21件
  • 車に興味がなければ安い車でいいけど、欲しい車があるなら無理してでも買った方がいい。
    好きでもない車を買ってもオイル交換をサボったりぶつけたり扱いが雑になるだけ
  •  昔は憧れのスポーツカーがあって、そのために免許取ったけど1年は中古の軽自動車で練習がパターンだったけど、今は「いつかは○○」ってないもんな。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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