■もはや新型「パジェロ」!? 新型クロカンが大変身!
2024年2月15日、三菱は新型ピックアップトラック「トライトン」を発売しました。
【画像】カッコいい! これが三菱の「新型本格SUV」です(45枚)
同車は日本のみならず世界で販売されるグローバルモデル。歴代シリーズ累計では約570万台も生産されており、現在の三菱を支える柱の一角となっています。
ボディサイズは全長5320-5360mm×全幅1865-1930mm×全高1795-1815mm、ホイールベース3130mmと非常に大柄。
しかし最小回転半径は6.2mに抑えられており、その巨体から想像するよりも日本の道路状況で取り回しやすい性能を備えています。
そんな新型トライトンに用意された数多くのオプションの中でもとくに注目したいのが、新型トライトンのボディ形状をトラックから“ワゴン風”に変身させる「キャノピー」です。
基本的にピックアップトラックというボディ形状は、後部の荷台が開放されているため汚れた荷物などを気にせず積めて水洗いも気軽できる反面、雨や風を防げず、防犯面においても荷物を載せたままにしておくことはオススメできません。
しかし、この荷台に堅牢なキャノピーを装着すれば、雨風をしのげるだけでなくSUVの荷台のように活用が可能。
つまりこのキャノピーは、卓越した悪路走破性を持つ新型トライトンをワゴン型のクロカン、まさに「パジェロ」のように扱えるユニークなアイテムなのです。
実際、海外には先代トライトンと基本構造を同じくする「パジェロスポーツ」というモデルも存在するように、トライトンとパジェロの2台には遠からぬ関係性があります。
このキャノピーの価格は68万6000円(税金+取り付け費込み)と決して安価とは言えませんが、しかし新型トライトンの活躍するステージが飛躍的に増加することは疑いようがなく、なによりも往年の三菱ファンにとっては、「タフで悪路走破性の高い最新の三菱製大型SUV」が手に入るということ自体に意義を感じる人も少なくないのではないでしょうか。
三菱は元々「硬派な四輪駆動車」で人気を博してきたメーカーです。
しかし2019年にパジェロが国内販売を終了して以降、ラダーフレーム構造を持つ三菱製のSUVの新車を日本国内では購入できない状態となっており、三菱好きの本格オフローダーファンとしては寂しい状況が続いていたのです。
そんななか、今回ついにラダーフレーム構造を採用した新型トライトンが国内導入されました。
ボディタイプはピックアップトラップですが、キャノピーを装着すれば実質的に荷室が広い「フレーム付きSUV」として新型トライトンを活用できるので、使用用途が制限されることもありません。
さらにこのキャノピーは、スイッチ操作で後方と側面の窓がポップアップ式で開放可能。カーゴ内を照らすLEDも備わっていますので夜間に荷物の積み下ろしも問題なく、利便性の高さは折り紙付きです。
三菱のフレーム付きSUVを長年求め続けてきた往年のファンにとっては、新型トライトンに純正アクセサリーのキャノピーを装備し“新型パジェロ”のような感覚で使用できるのも、同車の魅力のひとつといえるのかもしれません。
※ ※ ※
この新型トライトンとキャノピーについてSNSでは、「めちゃデカい…けどカッコイイ!」「こんな巨大なクルマにサラッと乗りたい」「農家の自分には“いつかはトライトン”だな」「キャノピー乗せるとますますカッコいいよ」など車体やキャノピーのデザインが好評で、さらに「たしかにトライトンはパジェロとして使える強さがある」「次期型パジェロスポーツは新型トライトンと共通のシャシーで作られる可能性が高いし、このカスタムは実質的にパジェロスポーツと言って差し支えないね」といった、パジェロの代用としても使える懐の広さに心を打たれたというコメントが見られます。
また、「新型パジェロスポーツが発売したら日本に導入して欲しい」「妄想だけどトライトンのバンタイプを作れば売れるはず」「この勢いでパジェロミニ、パジェロイオの後継モデルも出して!」といった、さらなる新型モデルの導入を三菱に求める声も。
そのほか、「自分はキャノピーの無いピックアップの形が好き」「トライトンはトライトン、パジェロはパジェロで良いんだよ」と、トラックのままで使いたいという投稿もあり、両車どちらも愛されている様子がうかがえるものでした。
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みんなのコメント
→荷台にキャノピー載せるだけなので、貨物車扱いのままです。
車内が広がるわけではないので、ワゴン(乗用車扱い)にはなりません。
パジェロスポーツの国内導入もお願いします。