■電動化技術とタッグを組むことでロータリーエンジン復活となるか?
マツダは、同社が世界で唯一量産化に成功した「ロータリーエンジン」の研究開発を2021年現在も継続しているといわれており、電動化技術と組み合わせたかたちでの復活を示唆してきました。
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そんななか、ロータリーエンジンに関連すると思われる新たな商標をマツダが2021年7月30日に出願していたことが明らかになりました。
公開されたロゴのデザインから、今後どのような展開が予想されるのでしょうか。
ロータリーエンジンは、まゆ型のハウジングのなかでおむすび型のローターが回転することによって動力を得る内燃機関で、レシプロエンジンに対して軽量かつコンパクト、高出力、静粛性が高いなどのメリットがあります。
マツダは、2021年時点で最後のロータリーエンジン搭載量産車となった「RX-8」の生産を2012年に終了しました。
ただし、ロータリーエンジンの継続を諦めた訳ではなく、2013年にはロータリーエンジンを発電用として活用し、トランクスペース下に搭載した試作車「デミオEV」を発表。
直近では、2021年6月17日にマツダが発表した「2030年に向けた新たな技術・商品の開発方針」において、専務執行役員 研究開発・コスト革新統括を務める廣瀬一郎氏が「ロータリーエンジンを活用した電動技術を早く世のなかに出して、さまざまな燃料の活用なども視野にいれて展開してきたいと思います」と説明するなどの動きがありました。
※ ※ ※
今回マツダが出願し、2021年8月17日に公開された商標を見ると、おむすび型とアルファベットの「e」が組み合わされた銀色のロゴが登録されていることがわかります。
ロゴで表現されるおむすび型がロータリーエンジンを指し、さらに「e」が「electric(電気の)」の頭文字と関連していると仮定すれば、廣瀬氏が前述した「ロータリーエンジンを活用した電動技術」という発言ともリンクします。
さらに、ロゴと同様7月30日出願/8月17日公開となったマツダの新たな商標として「e-SKYACTIV R-EV」「e-SKYACTIV R-HEV」「e-SKYACTIV R-Energy」も存在することが明らかになっています。
e-SKYACTIV(読み:イー・スカイアクティブ)は「走る歓びを高めるマツダの電動化技術」を指すとマツダは説明しており、ロータリーエンジンのR(Rotary)と組み合わされることでどんな展開を見せていくのか、注目されます。
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みんなのコメント
eの形を入れたんだね。