5人乗り電動SUV 欧州導入の可能性も
キア(起亜自動車)は、2024年に発売予定の電動SUV「EV5」を発表した。中国向けに開発されたコンパクトEVだが、欧州でも発売される可能性が高いと見られている。
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新型EV5は、8月25日に中国で開幕した成都国際汽車展覧会(成都国際モーターショー)で披露され、実用性とスペースを重視した5人乗りSUVであることが明らかになった。性能などの詳細については後日発表される予定である。
EV5は、既存のEV6、EV9に続くキアのEVファミリーの第3弾であり、サイズ的には両車の中間に位置する。先日、中国運輸省で公開されたホモロゲーション用の情報から、EV5のボディサイズは全長4615mm、全幅1875mm、全高1715mm、ホイールベースは2750mm、車両重量は1870kgであることが判明している。
欧州に導入されれば、メルセデス・ベンツEQBやフォード・エクスプローラー、スコダ・エンヤクiV、フィスカー・オーシャンなどと競合することになるだろう。
直立した2ボックス・シルエット、ボディ下部の無骨なクラッディング、角ばったアルミホイールのデザインにはフラッグシップの7人乗りSUV、EV9の影響が見て取れる。「タイガーノーズ」と呼ばれるフロントエンドや、リアのベルトラインといったデザインも共有している。
キアはEV5について、「革新的なデザイン、卓越した多用途性、優れた快適性をシームレスに融合させ、調和のとれたクルマ」であると述べている。EV5は「既存のコンパクトSUVの美学を超える」ことを目指すという。
キアによると、デザインの最大の特徴はセットバックしたDピラーで、後部座席とトランクの広さを強調することで「家族向けの実用性を表現」しているという。また、リアウイングは空力効率を高めると同時に、「EV5の画期的なEVとしての地位を示す」ものだとしている。
実用性と快適性重視のインテリアデザイン
インテリアは、「ミレニアル世代の家庭は、電動SUVのインテリアをA地点からB地点への移動時に安全かつ快適に座る場所としてだけでなく、生活を送るためのもう1つの『部屋』として捉えている」という考えに基づいてデザインされた。
ダッシュボード、ステアリングホイール、インフォテインメント・システムはEV9からほぼ引き継がれるようで、曲面デジタルパネルにはインストゥルメント・ディスプレイとセンター・タッチスクリーンが搭載され、主要機能は物理的なボタンやスイッチ類で操作する。また、無線によるソフトウェア・アップデートにも対応する。
キャビンは従来車よりもはるかに広いと言われているが、室内寸法はまだ明らかにされていない。今のところ、64色の調光機能付きアンビエントライト、簡単にアクセスできるインフォテインメントと空調コントロール、種類豊富なシートなどが紹介されている。
前部座席はベンチスタイルで、助手席の座面がセンターコンソールの上に伸びている。一方、後部座席はフルフラットに折りたたむことができ、シート下に収納スペースを備えた広大な荷室となる。
EV5のパワートレインなどの仕様詳細は未公表だが、中国メディアによって広く報じられているところによると、最高出力218ps、最大トルク31.6kg-mを発生するシングルモーターをリアに搭載するという。バッテリー容量は不明だが、EV9の800Vシステムではなく従来の400Vシステムを採用し、価格を抑えるという報道もある。
キアは、EVファミリーの全車種に高性能モデルの「GT」を設定すると発表している。つまり、EV5にも将来的にはパワフルな四輪駆動が登場することになる。
欧州での発売は少なくとも1年先になると予想されるため、価格を推測するのは時期尚早だが、5万ポンド(約920万円)前後で発売されれば、多くのライバルに対抗できるだろう。
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