昨年のライツ王者・石川選手に誘われたのが全戦参戦のきっかけ!
第3戦日光は単走敗退するもランキング8位につける!
「D1ライツに四国から全戦遠征する猛者をクローズアップ!」愛機S14シルビアはオーソドックスな作りながら乗りやすさを重視!【D1LIGHTS】
今シーズンのD1ライツシリーズは九州地区と四国地区からの遠征組が大活躍! というわけで、今回は四国から参戦しており、第2戦エビス終了時のシリーズランキングで5位。第3戦日光は単走決勝で敗退してしまったものの、依然としてランキング8位という好ポジションにつけている谷本選手とその愛機・S14シルビアを紹介しよう。
香川県でM.A.Mというクルマ屋を経営しているという谷本真人(タニモト マコト)選手。D1地方戦でD1Bライセンスを取得し、2011年ころからD1西日本シリーズに参戦。D1ライツシリーズの前身であるD1ストリートリーガルシリーズには備北戦と瀬戸内海戦に出場した経験を持つ。
D1ライツシリーズとなった2018年からは、昨年チャンピオンを獲得した石川隼也選手にメカとして誘われたが「それならクルマもライセンスもあるし、オレも出たらいいじゃん!」となって全戦に参戦。石川選手がD1グランプリシリーズにステップアップしたため、2019年は同じく四国出身の田中規明選手と国広修選手を誘って参戦している。
ちなみに、四国から参加している選手といえば、香川県出身でSR20改VEヘッド仕様のPS13シルビアを駆る永野正持選手もいるのだが、そちらはまたの機会に紹介させて頂こうと思う。
エンジンは2.0Lのままだが、東名パワードのソリッドカムとガスケットを組んでいる。タービンは、ウエストゲート式は予算的に厳しかったため、アクチュエーター式で一番大きかったというGTX2867Rを装着。HKSのF-CON Vプロで制御し、ブースト1.6キロ時に実測450psを発揮している。それまでのGT-RSタービンよりも「パワーも当然上がったし、中間トルクも思ってたよりあって乗りやすい」と谷本選手。
車高調はD-MAXのスーパーストリートで、アーム類も同社の製品で揃えている。ナックルも同じくD-MAX製だ。「カッコいいから」という理由で、いまどき競技車両では珍しくなった深リムのVF-KFを履いている。
サスペンションメンバーは純正をベースに補強を入れてメンバーカラーでリジット化。アーム類はD-MAXで、リヤナックルも割れ防止の補強を入れている。タイヤは前後ともスカラシップを利用しているというグッドライドのスポーツRSで、フロントが245/40-17で、リヤは265/35-18というサイズを履いている。
「D1ライツは敷居が高いってイメージがあるけど、こんなクルマでも出れて結果を残せるよってことを伝えたくて…」と、D1ライツマシンらしくオーソドックスな作りに留めている室内。純正メーターの上にメーターパネルを追加しているのでスッキリした印象となっている。
シートは見た目のカッコよさを重視し、運転席と助手席ともにフルバケットタイプとなるブリッドのジータIIIを装着。ハンドルはナルディの33φを愛用している。
先日開催された第3戦日光は「去年の日光戦ぶりだったんですけど、ここは目標物がなくて距離感が難しいんですよね」と苦戦。単走決勝でも1本目はやや審判席までの距離が足りず、ラインが小さくなってしまい得点を伸ばせず…。2本目は小さくなった上に2コーナーのゾーンも外したため単走決勝敗退という結果になった。
前列左から、谷本真人選手、田中規明選手、国広修選手。彼らをまとめつつ大会当日はスポッターも勤めているのは、D1グランプリシリーズでも黎明期から活躍している田所義文選手(後列左から2番目)だ。
2年前のD-MAX杯でD1Aライセンスを取得し、去年からD1ライツシリーズへとスポット参戦していた香川県出身で板金屋を営む田中規明(タナカ ノリアキ)選手。第1戦の備北では5位入賞。第2戦は単走敗退だったものの、第3戦日光でも追走進出してポイントを獲得。シリーズランキング15位につけている。
D1ストリートリーガル時代からスポットエントリーしていた経験を持つ、高知県出身の国広修(クニヒロ オサム)選手も谷本選手たちとともにシリーズ参戦。第1戦備北と第2戦エビスではポイント獲得できなかったが、第3戦日光の単走決勝では、1本目にキレイなラインで走りきって98.40点を獲得。ベスト16で敗退したものの、今シーズン初ポイントを獲得した。
第3戦日光では、クローズアップした谷本選手以外が活躍したわけだが、この3名のなかのシリーズランキングでは依然として谷本選手が最上位。今後、第4戦名阪、第5戦オートポリスと西日本地区での開催が続くD1ライツシリーズで、彼らがどのようにランキングを変動させて行くのかに注目したい。
TEXT&PHOTO:Daisuke YAMAMOTO
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