MINI John Cooper Works GP
MINI ジョン クーパー ワークス GP
史上最速の「MINI ジョン クーパー ワークス GP」受注スタート! 完売必至の激辛ハッチバック
ニュルを8分以下でラップ
ビー・エム・ダブリューは、MINI史上最速モデル「MINI ジョン クーパー ワークス GP」の予約注文受付を2019年11月20日に開始すると発表した。全世界3000台の限定で、日本への割り当て分は240台。デリバリーは2020年夏頃にスタートする。日本仕様は右ハンドルで、車両価格は576万円。
「MINI ジョン クーパー ワークス GP」には、最高出力306ps&最大トルク450Nmを発揮する2.0リッター直列4気筒ターボエンジンを搭載。クランクシャフトやベアリング、ピストン、コネクティングロッド、クランクプーリーなどを最適化し、ベースモデル「MINI ジョン クーパー ワークス」比でプラス75ps増強した。0-100km/h加速は5.2秒、最高速度は265km/hに達する。
「公道走行可能な英国ブランド車として最速」を謳い、モータースポーツ技術を応用して鍛え上げた第3世代の「MINI ジョン クーパー ワークス GP」。ニュルブルクリンク北コースのラップタイムは先代比で約30秒短縮して8分を切ったという。
トルセンLSDと8速ATを搭載
ベース車が6速のステップトロニック スポーツ トランスミッションを搭載するのに対して、「GP」は8速のスポーツ オートマティック トランスミッションを採用。トルセンLSDを装備するとともに、サスペンションをベース車比で10mmローダウンしている。ブレーキ、エンジンマウント、ボディ構造、前後サスペンションやキャンバー角など、メカニズムを総体的に見直すことでサーキットでの走行性能を最大限高めたという。
ボンネットにはエアスクープを設け、軽量なカーボンファイバー製ホイールアーチカバー、大型リヤスポイラーなど一目でそれとわかる武装の数々は、見栄えだけでなく性能向上にも寄与する。テールパイプはステンレススチール製をセンター2本出しとしている。また、重厚なサウンドを生み出すスポーツ エキゾースト システムも搭載した。軽く頑丈な鍛造18インチホイールには、スポーティな225/35タイヤを組み合わせる。
リヤシートは撤去
ボディカラーは、専用開発された「レーシング グレー メタリック」。眺める角度によってライトグレーから青みがかったバイオレットまで、移ろうように色味が変化して見える。ルーフとドアミラーハウジングは、金属感のあるメルティング シルバー仕上げ。ラジエーターグリルやリヤスポイラーには「GP」のロゴをあしらっている。
先代同様、軽量化のためにリヤシートは非装着。フロントシートの背後には頑強なクロスバーを配置している。専用のメータークラスターや金属製のパドルシフトの採用をはじめ、ステアリングホイールのスポークや助手席周りのトリム部分に3Dプリンターで成型したパーツを用いるなど、随所に特別感のある雰囲気を演出。トリムには固有のシリアルナンバーを刻印している。
過去モデルは正式発表前に完売
MINIは、2006年にクーパーSに装着可能な「ジョン クーパー ワークス GPキット」を世界限定2000セットで販売。2012年にはコンプリートカーとして「ジョン クーパー ワークス GP」を2000台限定で発売したが、いずれも正式発表前には完売していた。
過去2世代の“GP”へのあまりの反響の大きさに鑑み、今回はプラス1000台の3000台限定となった第3世代の「MINI ジョン クーパー ワークス GP」。日本への割り当て分は240台のみとなれば、逡巡する時間はあまりないかもしれない。
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