Kカー・クロスオーバーSUVは人気上昇中の注目ジャンル
Kカーのクロスオーバーモデルは、2014年誕生のスズキ・ハスラーに始まる。ハスラーのヒットを見て、ライバルは刺客を送り込む。三菱はeKワゴンのモデルチェンジを機にeKクロスを、ダイハツは本格小型オフローダーの車名の復活となるタフトをリリースした。人気は上昇中。タウンユースにもアウトドアにも対応するマルチパノラマルーフなキャラクターが人気の秘密である。各車とも独自の個性を放っている。
広々ボクシースタイル。2ndスズキ・ハスラーの快進撃を支える進化ポイント
3台とも「遊びのクルマ」。アクティブな生活をサポート
DNGAの第2弾となるタフトは、スクエアなボディの前半分をドライバーのため、後方は荷物を積むためのスペースとして、それぞれに最適な機能を与える考え方で開発。その一環として、前席の頭上に大きな開放感を演出するスカイフィールトップを標準装備した。
15インチの大径タイヤと各部の専用チューンにより、走りを楽しめるのも魅力だ。パワーユニットは自然吸気も選べるが、独自のD-CVTを搭載するターボをお勧めしたい。ラインアップは基本3グレード構成。2020年5月の改良時に特別仕様車クロムベンチャーが新設定された。
「パフォーマンス軽SUV」を名乗るeKクロスは、アクティブな雰囲気を演出した三菱らしいモデル。電動パワーステアリングは、緻密に操舵力を制御するブラシレスモーターをKカーとして初採用。しっかりとした基本骨格と足まわりの相乗効果で、フットワークは高水準。動きがとても素直で、イメージしたラインを正確にトレースしていける。
同一車線運転支援技術(op先進快適パッケージ)を設定した点も特筆できる。
ハスラーはこのクラスを代表する存在。現行2ndモデルは2019年12月デビュー。エクステリアはキープコンセプト。インテリアは斬新なデザインにガラリと変わった。メーカーopナビは高機能な9インチ。収納スペースも豊富で、荷室下には便利な防汚タイプのアンダーボックスを用意している。
パワートレーンはマイルドハイブリッド。モーター機能付きISGが全車に搭載され、自然吸気でもストレスを感じさせない加速性能を実現。全域トルクフルなターボは長距離クルーズを楽にこなす。後席も含め乗り心地は快適。操縦安定性にも優れる万人向けの走りを身につけている。
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