F1アメリカGPからRBのマシンをドライブすることになったリアム・ローソンは、ポイントを獲得することが、自分のパフォーマンスを証明するもっとも簡単な方法だと考えている一方で、2025年のレッドブルのシート獲得を目指すことは、自分にとっては「非常に遠いこと」だと考えている旨を明かした。
ローソンはシンガポールGPを最後にチームを去ったダニエル・リカルドの後任として、今回のアメリカGPからRBのマシンを走らせることになる。そしてレッドブルはパフォーマンスが上がらないセルジオ・ペレスの後任として、ローソンとチームメイトの角田裕毅のどちらが相応しいか、残り6レースで比較検討しようとしているものとみられる。
■角田裕毅、チームメイトがローソンに代わり、昇格に向け”刺激”加わる。しかしやるべきことをやると集中「あとはレッドブルの判断次第」
レッドブルのドライバーになるために何をする必要があるのか……それについて何かレッドブルから指示があったのかと尋ねられたローソンは、設定されたパフォーマンスの目標だけに集中していると語った。
「正直に言って、レッドブルでレースに出場するのは、かなり先の話だと思う」
そうローソンは語った。
「設定されている目標やゴールといったものは、僕が17歳の時にこのプログラムに参加して以来、ずっと一緒なんだ」
「全てはパフォーマンスに基づいている。基本的に彼ら(レッドブル)は、それを見ている。ユウキは明らかに、ここ数年、特に今年は非常に良い仕事をしている」
「ユウキは、レッドブルが僕と比較するベンチマークだし、同じマシンに乗っている唯一のドライバーだ。だから僕は、ユウキと直接比較されることになるだとう」
「彼らの目標、そして期待は、僕がユウキと互角に戦うことだと思う。それが来年、または将来僕をどこに導くのかについてはまったく分からない。でも、それが設定された目標なんだ」
ローソンは、獲得ポイントの目標については設定されていないと認めつつも、RBがコンストラクターズランキング6位を確保するためには、すぐにでもトップ10圏内でレースできるようにならなければいけないと感じていると語った。
しかしアメリカGPでF1に復帰するのは、サーキットに対する経験不足、そしてスプリントフォーマットで行なわれるということを考えると、非常に難しかったと語った。
「(グランプリのない間は)できるだけ準備を整えることにだけ集中している。今週末はスプリント・ウィークエンドだし、新しいコースだ。さらにシーズン終盤……F1に復帰するには難しい時期だ。でも、できるだけ準備を整えるようにしてきた」
「ポジションだったり、『ここにいたい!』と思ったりとか、そういう単純な話ではないと思う。主に自分のためにポイントを獲得することが重要だと思うんだ。チームが僕を評価するのはパフォーマンスであり、そのための最善の方法は、ポイントを獲得することだ」
「そしてチームのためにも、チャンピオンシップで6位を目指して戦う。基本的にはできるだけ早くポイントを獲得するように努める。それが僕にとっての目標だ」
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