マクラーレンは2020年からシュミット・ピーターソン・モータースポーツと提携を結び、“アロー・マクラーレンSP”としてインディカーに参戦する。
10月31日(木)、チームはシーズンを戦うレギュラードライバーを発表。パトリシオ・オワードと今季のインディライツ王者であるオリバー・アスキューを起用する。
■インディカーフル参戦のアロー・マクラーレンSP、オワードとアスキュー起用を発表
オワードはレッドブルの育成ドライバーとして、今季のスーパーフォーミュラを3レース戦ったが、その後レッドブルの育成プログラムを離脱していた。
2台体制でシーズンを戦うアロー・マクラーレンSPだが、インディ500では3台目のマシンを追加で走らせる可能性があり、F1王者であるフェルナンド・アロンソもそのドライバー候補のひとりであるという。
マクラーレンとフェルナンド・アロンソのインディ500への挑戦は2017年に始まった。その年はアンドレッティ・オートスポーツと提携。『マクラーレン・ホンダ・アンドレッティ』から出走したが、最終的にリタイアに終わった。
2019年の第103回インディ500ではカーリンと提携したマクラーレンだが、ほぼ新チームと言っていい状態での参戦だった。結局、アロンソは予選を通過することができず、本戦を戦うことなくこの年の挑戦は終わってしまった。
シュミット・ピーターソン・モータースポーツの共同オーナーであるサム・シュミットによると、マクラーレンとの契約には、第104回インディ500に向けて追加のクルマを走らせるための機材も含まれているのだという。
その“3台目”に乗るドライバーは現時点では決定していない。しかしアロンソが今もマクラーレンのブランドアンバサダーを務めていることも考慮すると、本命候補だと言えるだろう。
「我々はインディカーにおいて3台のクルマを12年に渡って走らせてきた歴史がある」と、シュミットは語った。
「そして今でもそれを行う計画を立てており、フェルナンドは(ドライバーの)選択肢のひとりだ。だが、現在決まっていることは何も無い」
「契約にはマクラーレンの全ての機材が含まれている。つまり我々は多くの機材を手にすることになる」
「また我々は商業的なパートナーの需要に応え、歴史的に3台目のクルマを走らせてきた。そして今年も、それを再び行うことになるだろう」
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