■ホンダがアキュラで「インテグラ」を復活させる意味
北米で「インテグラ」の復活が発表された。それもNSXのファイナルモデル「タイプS」の発表と同日と、何とも複雑な気持ちです。
このインテグラ、ホンダではなくホンダのプレミアムブランド「アキュラ」の2022年のラインアップに設定されるといいます。
なぜ、ホンダではなくアキュラなのでしょうか。
それはこのモデルがアキュラの黎明期を支えた重要なモデルだからです。
アキュラの開業は1986年、実はレクサスやインフィニティに先駆けて展開されました。
当初のラインアップは、ホンダ初の高級車「レジェンド」とコンパクトスポーティの「インテグラ」の2台でした。
インテグラは、日本ではシビックより上級に位置するスポーティなキャラクターが与えられていましたが、北米ではアキュラのエントリーを支える重要なモデルで、その後のアキュラの発展に大きく貢献したモデルなのです。
アキュラが今回の復活を発表した際、インテグラを「伝説的モデル」といった意味は、そこにあります。
その後、アキュラ・インテグラは2/3代目と世代を重ねていきます。
なかでも3代目は丸目4灯のフロントマスクが話題となりました。
日本では不評だったこともあり、マイナーチェンジで普通の顔に変更されるも、北米ではこのマスクが好評でモデルが切り替わるまで継続されました。
ちなみに「タイプR」もラインアップされていました(僅か320台の発売だったことから、現在はプレミア化)。
4代目はネーミングが「RSX」に変更されましたが、基本は日本のインテグラに準じています。
ただし、フラッグシップはタイプRではなく「タイプS」でした。
販売的には好調だったものの、ブランドの上級移行や専売モデルの積極的な展開などから次のモデルは用意されず、2006年に生産終了。
それ以降、コンパクトなアキュラは2012年に登場の「ILX」まで、6年の空白期間が存在。
なお、厳密にいうとアキュラにはインテグラ/RSX以外にコンパクトモデルも存在していました。
ただし、北米ではなくカナダ限定。それが「EL」と「CSX」です。
どちらもホンダ車(EL:2代目ドマーニ/7代目シビックフェリオ、CSX:8代目シビックセダン)をベースに高級仕立てにしたモデルでした。
■新型インテグラは、どのようなクルマとして登場するのか
では、新型インテグラはどのようなクルマなのでしょうか。
現時点では詳細は不明ですが、アキュラのブランドオフィサーであるジョン・イケダ氏はこのように語っています。
「インテグラが帰ってきました。デザイン、パフォーマンス、そして総合的なドライビング・エクスペリエンスなど、あらゆる面で精度の高いパフォーマンスを約束します。
オリジナルと同じ『Fun to Drive』の精神とDNAを持って、インテグラがアキュラのラインナップに戻ってくるといえることに、私はとても興奮しています」
復活のアナウンスに合わせて公開されたティザー映像には、右フロントのデザイン一部とエンジンサウンドが収録されています。
ヘッドライトのデザインはTLXに似ているので、ネット界隈では「TLXのクーペ版なのか?」という噂も出ていますが、アキュラ自身が「プレミアムコンパクト」と語っていること。
そしてあの重低音が効いたエンジンサウンドは4気筒(TLXの3リッターV6ツインターボはもう少し甲高い音)などから予想をしていくと、筆者(山本シンヤ)は11代目シビックがベースで、そろそろ世代交代のタイミングが近づいている「ILX」のクーペ版じゃないかなと予想します。
ちなみにアキュラの高性能グレードには「タイプS」の称号が与えられていますが、新型インテグラ タイプSにはシビック・タイプRから譲り受けた2リッター直列4気筒ターボ(K20C)の進化版を搭載という期待もあります。
現行モデルとなる11代目シビックには5代目からラインアップされていたクーペモデルが用意されていませんが、インテグラがそのポジションを引き継ぐのでしょうか。
振り駆るとアキュラRSXが生産終了になった際、そのポジションは「シビック・クーペSi(7代目)」が引き継いでいます。つまり、歴史は繰り返すかもしれません。
新型インテグラ、現時点では日本に導入されるかどうかはまったく解りませんが、NSXやS660の生産終了でホンダスポーツの火が消えかかっている今、導入されることを願いたいと思っています。
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
“生産版”「“R36”GT-R」公開に反響絶大! 日産の「旧車デザイン」採用&4.1リッター「V6」搭載で「借金しても欲しい」の声! 1000馬力超えもあるArtisan「“和製”なスーパーカー」が話題に
トヨタ新型「ミニアルファード」登場は? 「手頃なアルファードが欲しい」期待する声も!? 過去に"1代で"姿消した「ミドル高級ミニバン」があった!? 今後、復活はあるのか
「黄信号だ。止まろう」ドカーーーン!!! 追突されて「運転ヘタクソが!」と怒鳴られた…投稿に大反響!?「黄信号は止まるの当たり前だろ」の声も…実際の「黄信号の意味」ってどうなの?
「中古車を買いに来たら『支払総額表示』で売ってくれませんでした、詐欺ですよね?」 「別途費用が必要」と言われることも…! 苦情絶えないトラブル、どんな内容?
“650馬力”の爆速「コンパクトカー」がスゴイ! 全長4.2mボディに「W12ツインターボ」搭載! ド派手“ワイドボディ”がカッコいい史上最強の「ゴルフ」とは?
「とりあえず増税ね」で50年!? 「世界一高い」自動車諸税&ガソリン税“見直し”正念場 “年収の壁”の向こうの璧
「黄信号だ。止まろう」ドカーーーン!!! 追突されて「運転ヘタクソが!」と怒鳴られた…投稿に大反響!?「黄信号は止まるの当たり前だろ」の声も…実際の「黄信号の意味」ってどうなの?
「緊急車両が来て道を譲らないとどうなりますか」 理由に「『聞こえんかった』は通用するのですか」 譲るのはマナー?義務? 具体的にどう譲ればいいのですか。
“生産版”「“R36”GT-R」公開に反響絶大! 日産の「旧車デザイン」採用&4.1リッター「V6」搭載で「借金しても欲しい」の声! 1000馬力超えもあるArtisan「“和製”なスーパーカー」が話題に
“300馬力”V6搭載! ニッサン爆速「最上級ミニバン」とは? 超豪華内装×専用装備マシマシな“走り屋仕様”の「エルグランド」に熱視線!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!
みんなのコメント