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厳しい環境で磨き抜かれたタフな走り! タイホンダ 「WAVE125i CAST WHEEL」(2019年)を試乗インプレッション!

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厳しい環境で磨き抜かれたタフな走り! タイホンダ 「WAVE125i CAST WHEEL」(2019年)を試乗インプレッション!

シフトチェンジを楽しむカブタイプの魅力も光る
東南アジア諸国の生活に密着した乗り物といえば排気量125cc以下のオートバイ。

都市部ではオートマチックのスクータータイプが若者を中心に人気だが、路面状態が悪く、重い荷物を積むことが多い地方では前後17インチホイールを装着し、マニュアルミッションを備えた「ファミリータイプ」と呼ばるオートバイが人気だ。

峠道でこそ輝く!? 新型「KATANA」試乗インプレッション!

タイホンダで生産されるウェーブ125iは、数あるファミリータイプの中で最も豪華な装備を与えられたモデル。

複雑な面構成のパネルで覆われたボディに大径キャストホイールというルックスは、まるでヨーロッパで人気のハイホイールスクーターのようだが、乗り降りの楽なアンダーボーンフレームに、お馴染みの前傾シリンダー空冷単気筒エンジンを組み合わせていことから判るように、実際はスーパーカブから派生した東南アジア専用モデルだ。

長い歴史の中で熟成を重ねたエンジンは太い低中回転トルクによる力強さ、燃費の良さ、耐久性の高さに定評があるが、その特性を助けているのが遠心クラッチ。

これはクラッチに組み込まれたウエイト(重り)がエンジン回転に応じた遠心力で移動してクラッチを繋いだり切ったりする機構で、発進操作はスクーター同様、アクセルをひねるだけ。

ミッションはシフトペダルの前側を踏み込むとシフトアップ、後ろ側を踏むとシフトダウンする仕様で、4速で走行中にペダルを踏み込んでもギアは変わらないが、停止した状態で踏むと4速からニュートラルに入るというイージーさが特徴。

スクーターのほとんどが使っているCVT(Vベルト無段変速)よりも圧倒的に耐久性が高く、スリップロスが無いので燃費にも貢献する。

エンジンブレーキがマニュアルミッション車と同様に効くこともCVTとの違いで、慣れるまではギクシャクしがちだが、操作タイミングを覚えればシフトアップ/ダウンを使ってスポーティに走れるのが楽しい。

この新型はヘッドライトがLED化され、シフトインジケーターを装備。

シート下にはヘルメットスペースも備え、長くフラットなシートとしっかりストロークを確保したサスペンションでタンデムも快適だ。

30万円を切る車両価格と、スクーターとはひと味違うルックスとギア操作、アジアで鍛え抜かれた頑丈さなど、通勤通学に最適なパッケージングが魅力だ。

SPECIFICATION
全長×全幅×全高 1931×711×1090mm
ホイールベース 1258mm
最低地上高 NA
シート高 758mm
乾燥重量 106kg
エンジン形式 空冷4ストOHC2バルブ単気筒
総排気量 124.89cc
ボア×ストローク 52.4×57.9mm
圧縮比 9.3
最高出力 NA
最大トルク NA
燃料供給方式 PGM-FI
燃料タンク容量 5.4L
キャスター角/トレール NA
変速機形式 4速リターン
ブレーキ形式 前・後 ディスク・ドラム
タイヤサイズ 前・後 70/90-17・80/90-17
税込価格:29万8,000円

RIDING POSITION 身長:176cm 体重:62kg
高めのハンドル位置+低めのステップでゆったりしたポジション。

フラットなシートゆえに着座位置の自由度が高く、大柄なライダーでも窮屈さは感じない。

スリムな車体で足着き性は同クラスのスクーターと大差ない。

DETAILS
まるでヨーロッパのハイホイールスクーターのようなデザイン。

今回からLEDヘッドライトを装備して機能性もアップした。

まるでヨーロッパのハイホイールスクーターのようなデザイン。

今回からLEDヘッドライトを装備して機能性もアップした。

シフトインジケーターまで備えるメーターは非常に豪華でデザインも先進的。

アジアでは高級モデルというのも納得の上質さだ。

ステラの「私も乗ってみました!」
車体がスリムで取り回しに苦労しないし、ハンドリングも軽快。街中をスイスイ走れちゃいます。独特のミッションも慣れればスムーズに走れるし、楽しい1台です!(ステラ)

[ アルバムはオリジナルサイトでご覧ください ]

PHOTO:南 孝幸 TEXT:太田安治、木川田ステラ

日本で手に入るタイホンダ製品を詳しく知りたい方は、ENDURANCEの公式サイトへどうぞ!
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