東京・六本木で4月2日から開催されている『F1 Tokyo Festival 2024』。その2日目には角田裕毅が所属するRBのローラン・メキーズ代表が登場し、来たるF1日本GPに向けた意気込みを語った。
今シーズンのF1は、レッドブル、フェラーリ、マクラーレン、メルセデス、アストンマーティンというトップ5チームがそれ以下の中団チームに対して抜きん出たパフォーマンスを見せている。そのため、RB、ハース、ウイリアムズ、キック・ザウバー、アルピーヌといった中団チームにとって入賞するのは至難の業になっているが、RBは角田が第3戦オーストラリアGPで7位入賞を記録し、コンストラクターズランキング6番手に。角田の母国レースである日本GPでもこの勢いを持続させることが期待されている。
■角田裕毅の視野は広く。レッドブル以外のF1チームにもアピールへ「色々なオファーを貰える立場になれば有利になる」
メキーズ代表はイベントのトークショーの中で、日本GPに向けてはフロアの細部をアップデートしてきたと明かした。そして、例え僅かなパフォーマンスアップだったとしても、それがライバルに差をつける要素になるかもしれないと語った。
「我々はここで再びアップデートを投入する。フロアのアップデートだ」
「我々にとって今季初めてのフロアアップデートになる。大きなモノかと言われたらそうではない。とても、とても小さなディテールに関することだが、たったコンマ数百秒でも、アップデートは大きな差をもたらしてくれるんだ」
「我々はそういうアップデートをマシンに投入するが、知っての通りFP1ではふたりの日本人ドライバーが出走する。我々はおそらく、新しいフロアと旧仕様を比較するために、FP1を使うことになるだろう」
メキーズ代表が“ふたりの日本人”と言及したように、RBはフリー走行1回目でダニエル・リカルドに代わって岩佐歩夢を起用し、日本人コンビで臨むこととなる。メキーズはそういった点からも、日本のファンには期待をしてほしいと話していた。
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