FIA F2選手権の第4戦のスプリントレースが、イモラ・サーキットで行なわれ、フランコ・コラピント(MPモータースポーツ)がF2での初優勝を果たした。
予選では、トラックリミット違反によるタイム抹消による混乱があったものの、後にペナルティが取り消されたマシンも多かった。
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結果として、予選上位10台がリバースグリッドに並んだスプリントレースのポールポジションはアマウリー・コルディール(ハイテック)。フランコ・コラピント(MPモータースポーツ)が2番手となった。ローディンの宮田莉朋は、16番手からのスタートだ。
25周のレースがスタートすると、3番手のポール・アロン(ハイテック)が一気に首位に躍り出て、2番手コルディールとハイテックのワンツー体制を構築。しかしその後ろでは複数台が絡む大クラッシュが起き、すぐにセーフティカー(SC)出動となった。
ターン2に向けてアイザック・ハジャー(カンポス)とローマン・スタネック(トライデント)の接触をきっかけとしたこの多重クラッシュにより、ランキング3番手のデニス・ハウガー(MPモータースポーツ)含む計5台が1周もできずにレースを終えることになった。
レース再開は6周目。アロンが危なげなくコルディールを引き離していき、最終コーナーでミスをしたコルディールはコラピントにオーバーテイクを許した。
コラピント以下は最後尾まで続くDRSトレイン状態。首位アロンはコラピントがペースを上げればそれに応じてペースを上げるという走りで、1.5~1.7秒のリードを保って周回を重ねた。
レースが中盤に入ると、少しずつ隊列が途切れ始めた。またコラピントはさらにペースを上げ、アロンのDRS圏内に追いつき、プレッシャーをかけていった。
コラピントや、3番手コルディールを追うゼイン・マローニ(ローディン)も中々オーバーテイクのきっかけを掴めないまま、残りの周回数は少なくなっていった。
マローニは残り3周でようやくコルディールを攻略し、3番手に浮上した。その6秒以上前で繰り広げられた優勝争いは、ファイナルラップで決着。ターン2で横並びとなったコラピントが軽く接触しながらもアロンを攻略し、トップチェッカーを受けた。ルーキーがF2での初優勝を果たした。
2位はほぼ完璧なレースを展開しながら、惜しくも優勝を逃したアロン。3位はマローニとなった。
宮田はオープニングラップの混乱を切り抜け、15番手でオープニングラップを終えたが、終始DRSトレインの中でのレースに。他車のペナルティでひとつポジションが上がったものの、14位でレースを終えた。
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