■車中泊で「起きたら体が痛い」「まぶしくて眠れない」を解決するには?
新型コロナ禍によってキャンプなどのアウトドアレジャーが盛況ですが、さらには、クルマのなかで寝泊まりする「車中泊」に関心を持つ人が増えているといいます。
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これまでは、旅費を浮かせるためや、宿の場所を決めていないなどの理由で車中泊をおこなう人もいましたが、昨今は車中泊を目的に出かける人も存在。
キャンプ場に来てもテントを張らずにクルマのなかで寝泊まりするという楽しみ方をしている人もいるなど、車中泊がライフスタイルになりつつあるようです。
ホンダ車の純正アクセサリーパーツの開発・販売をするホンダアクセスが、自家用車を持っている20歳から69歳のドライバー1000人に対しておこなったアンケート(2021年9月28日から30日)では、車中泊をしたことがある人が35.3%にのぼることが明らかになりました。
男女・年代別では、車中泊をしたことがある人の割合は、男女とも20代(男性47.0%、女性37.0%)がもっとも高くなっています。
また、以前の調査結果と比較すると、車中泊をしたことがある人の割合は、男女とも20代の上昇幅が大きく、男性は8.0ポイント(前回調査39.0%→今回調査47.0%)の上昇、女性は15.0ポイント(前回調査22.0%→今回調査37.0%)と大幅に上昇しました。
また、アンケートでは車中泊中に苦労したことも調査。「朝起きると体が痛い」「暑さ・寒さで目が覚める」「周りの音が気になって眠れない」「周りがまぶしくて眠れない」などをあげる回答者がおり、やはり車中泊用の備えが必要だといえそうです。
そんな車中泊ブームの高まりもあり、前出のホンダアクセスではさまざまなアイテムを開発しています。
車中泊に最適なアイテムにはどのようなものがあるのでしょうか。ホンダの軽商用バンの「N-VAN」を例に紹介します。
N-VANはFFプラットフォームを活用した広い積載スペースを確保するとともに、ホンダのセンタータンクレイアウトによって荷室も低床化することで、高い荷物を載せるのにも適しています。
独自の機構として、リアシートと助手席にダイブダウン機構を採用。運転席以外をフルフラットにすることも可能としました。
さらに、助手席側の前ドアと後席スライドドアをピラーレス仕様とし、大きな開口部を設けることで荷物の積み下ろしもスムーズにおこなえます。
そのため、N-VANは商用車と使用されるだけでなく、アウトドアやサーフィン、釣りなど、またバイクを載せたりする人にも重宝されているのです。
そんなN-VANを車中泊仕様に仕立てるアイテムのひとつとして、「プライバシーシェード」があります。すべてのウインドウをシェードで覆うことで車外からの明かりをシャットアウトするとともに、プライバシーを確保することが可能。吸盤で簡単に取り付けられます。
また、N-VANの荷室高は1365mmと十分な高さを確保していますが、大人が立って着替えるのは難しいでしょう。そんなときに活躍するのが、「テールゲートカーテン」です。
テールゲートを開けた状態で黒いカーテンを取り付けると、車両後部をひとつの部屋として使うことができます。カーテン下部にはポケットが設けられており、ここに水が入ったペットボトルなどの重りとしていれると風でめくれるなどの心配もないでしょう。
クルマで寝泊まりするためのアイテムとして、ラゲッジ用とリア用(助手席側)の「マルチボード」を組み合わせるとラゲッジスペースを上下2段に分けることができます。
その上に、ホンダアクセスとホワイトハウスが共同開発した、空気で膨らませる「クイックエアマット」を載せると、大人が横になって寝られるベッドエリアが完成します。
クッション性の良いエアマットで完全にフラットな空間が生まれるので、寝袋で寝ればクルマのなかだということを忘れるくらい、完璧な車中泊を楽しめるでしょう。
また、マルチボードの下にすっぽり入る収納ボックスも設定。ボックスとしての機能だけでなく、取り出して組み立てるとアウトドアテーブルセットにもなるという、1個で2パターン使えるという便利なグッズです。
※ ※ ※
車中泊で苦労したこととして挙げられていた「朝起きると体が痛い」という問題は「マルチボード」と「クイックエアマット」で、「周りがまぶしくて寝られない」という点に関しては「プライバシーシェード」を活用することで解決できそうです。
今後も盛り上がることが予感される車中泊ですが、少しでも快適な車内を確保するためには、やはりさまざまな工夫が必要だといえます。
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みんなのコメント
そんな奴は金出してホテルに泊まろうよ。
神経質な人間にはアウトドアライフを楽しむってのはやめた方がいいよ。
アウトドアは少なからず不衛生な点は多々あるからさ。