DTMドイツ・ツーリングカー選手権第9戦ホッケンハイムは現地時間10時35分から日曜レース2の予選が行われ、フルウエットとなった予選のなか、マイク・ロッケンフェラー(アウディスポーツ・チーム・フェニックス)が1分50秒800でポールポジションを獲得。ニコ・ミューラー(アウディスポーツ・チーム・アプトスポーツライン/アウディRS5 DTM)が2番手に続いた。GT500勢では、ニック・キャシディ(LEXUS TEAM TOM'S/レクサスLC500)が16番手に食い込んだ。
早朝こそ曇り空だったものの、現地時間9時ごろには雨が降りはじめたホッケンハイム。今回、スーパーGT GT500クラスのマシンが3台ゲスト参戦しているこのDTMだが、金曜プラクティスでスーパーGT勢が大いに苦戦したウエットコンディションとなってしまった。
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予選が近づくにつれて雨脚も強くなりフルウエットとなるなか、ロビン・フラインス(アウディスポーツ・チーム・アプトスポーツライン/アウディRS5 DTM)がスピン、ザックスカーブでポール・ディ・レスタ(Rモータースポーツ1/アストンマーティン・バンテージDTM)がコースアウトを喫するなど、DTM勢も苦戦。そんななか、少しずつタイムが縮んでいき、ロッケンフェラーが1分50秒800をマーク。ポールポジションを獲得した。2番手はミューラー、3番手にはティモ・グロック(BMWチームRMR/BMW M4 DTM)がつけている。
一方GT500勢は、やはり慣れないハンコックのレインタイヤに苦戦。ふだん日本で装着しているハイグリップタイヤのときからは「あり得ないセッティング」を強いられているが、それでも金曜のフリープラクティスの際の状況からは、大幅に改善している様子がみられた。
GT500勢では、キャシディの37号車LC500が1分52秒527をマークし、16番手に食い込みアストンマーティン勢やWRT勢を“食う”グリッドを獲得。一方、ジェンソン・バトン(TEAM KUNIMITSU/ホンダNSX-GT)は1分52秒787で19番手に。またロニー・クインタレッリ(NISMO/ニッサンGT-RニスモGT500)は1分53秒875で21番手となった。
まだ当然ながらDTM勢とのタイム差はあるものの、金曜の状況からすれば、日本チームの対応力が発揮された予選となったといえるだろう。決勝レース2は現地時間13時30分にスタートが切られる。
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