現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 驚異の25センチアップ! トヨタ「ハイエース」の新時代アゲスタイルは「オバフェン」+「バンパーガード」が決め手

ここから本文です

驚異の25センチアップ! トヨタ「ハイエース」の新時代アゲスタイルは「オバフェン」+「バンパーガード」が決め手

掲載 21
驚異の25センチアップ! トヨタ「ハイエース」の新時代アゲスタイルは「オバフェン」+「バンパーガード」が決め手

200系ハイエースをクロカン化が新時代

 現在、巷で大流行中のバンカスタム。その筆頭にあげられる車種が200系トヨタ「ハイエース」だ。これまでのドレスアップの定番といえばローダウンだったが、今話題になっているのはリフトアップ系ハイエースだ。現場で働くクルマとして使い勝手が良いと評判になったスタイルだが、それをさらに進化させ、大径タイヤを履くオフロードビークルとしての新たなカスタムの可能性を紹介しよう。

5年かけて働くクルマのスズキ「エブリイ」がアゲスタイルに進化! なぜ毎日の通勤で使うのにリフトアップしたのか?

究極のリフトアップハイエースが登場

 2019年頃からちょいアゲスタイルのハイエースが注目されはじめた。それから3年が経過し、近年のアウトドアブーム、オフロード系リメイクの流行とともにリフトアップ志向はエスカレートし、専用キットが登場するまでになり、もはや特別なカスタムではなくなった。

 一般的に販売されているリフトアップキットの主流は、ボディリフトブロックやミッションメンバーダウンブラケット、アッパーアームブラケット、延長ステアリングシャフト、リアインチアップリーフスプリング、ロング強化Uボルト等をセットした3インチキットだが、なかには6インチ、8インチといったリフトアップキットを装着し、クロカンハイエースとしてのリメイクを楽しむオーナー達もいる。

 ここで紹介するタチバナさんもそんなアゲスタイルのハイエースカスタムを思いっきり楽しむ人物だ。このハイエースの凄いところは、通常は上げても8インチまでが限界とされている中で、さらに2インチプラスの10インチ(約25cm)のリフトアップを実現している点にある。

 この驚異の10インチキットを製作したのは、「デリカD:5」のリフトアップキットで有名なハートランドだった。10インチリフトアップキットの目的は、誰もチャレンジしていない究極のアゲ系ハイエースを実現すること。走行テストを繰り返し、各部のパーツ強度、耐久性についても確認したうえで限定10台分のみ販売した足まわりだった。

10インチリフトアップでオフロードも楽勝

 ホイールには、4×4エンジニアリングのブラッドレー16インチを装着。タイヤはオフロード車であることを主張するためBFグッドリッチ・トレールテレーンT/Aの265/70サイズをセットした。

 このハイエースはそもそも趣味のモトクロスバイクを運ぶためのトランポ用として購入したものだそうだ。オフロードコースに行くまでの道は荒れているので、これだけ車高が上がっていると相当なひどいオフロードでも気にすることなく走れて楽だという。

 一見すると、とても便利に使えるトランポだが、バイクを積んで走るとエンジンパワー不足を感じてしまう場面がしばしばあるという。とくに上り坂ではスムーズな加速が得られない。そこで、走行性能がイマイチなハイエースの走りを変えるべく、ビッグスロットルとサブコンを追加して若干のパワーアップとレスポンスアップチューンが施されている。

 また、メカニカル面ではデフのファイナルギアを上げてローギア化させているのもポイント。これによって最高速は伸びなくなるが、エンジン回転が速くなり、必要に応じてキックダウンの反応もよくなった。シフトアップ時はトップまでスムーズに加速してくれるので、実用領域での走行ストレスを感じなくなったそうだ。

 トップスピードはこの車高ならば求めるべくもないので、チューニングは実用領域でのフィーリングアップを重視。これがアゲ系ハイエースにふさわしいアプローチといえるだろう。

 リフトアップハイエース車のメリットは、ワイルドで迫力が増し大きく見えるボディと悪路においての走破性、そして、見通しが良くなり運転しやすくなること。

 一方、デメリットは加速や制動力、燃費の悪化、乗り降りしにくい、アゲ幅によって構造変更が必要になることが考えられる。しかし、今どきのカスタムカーとしてカッコよく目立ちたいなら、オフロードスタイルを醸し出すアゲの選択肢は大いにありだ。タチバナさんのハイエースのようにオーバーフェンダー+バンパーガードを組み合わせれば、よりワイルドなオフローダーとして主張もでき、特別な仕様としてカッコよくキマることは間違いない。

こんな記事も読まれています

日本のキャンピングカーは仕上がりが違う! 知られざる「キャブコン」の製造工程とは
日本のキャンピングカーは仕上がりが違う! 知られざる「キャブコン」の製造工程とは
WEB CARTOP
首都高つながらない「関越道」どう行く? 渋滞を“まるっと避ける”マル秘ルートとは “練馬から正面突破”は最悪?
首都高つながらない「関越道」どう行く? 渋滞を“まるっと避ける”マル秘ルートとは “練馬から正面突破”は最悪?
乗りものニュース
テインの純正互換ショック「EnduraPro」シリーズに『カローラ』『シエンタハイブリッド』など6車種の適合が追加
テインの純正互換ショック「EnduraPro」シリーズに『カローラ』『シエンタハイブリッド』など6車種の適合が追加
レスポンス
メルセデスF1、トモダチ改造計画でW15を“ドライバーの味方”に「改善のためにマシンをいじめ抜く」
メルセデスF1、トモダチ改造計画でW15を“ドライバーの味方”に「改善のためにマシンをいじめ抜く」
motorsport.com 日本版
最高出力830PS、最高回転数9500rpm!フェラーリから自然吸気V12エンジン搭載モデル「12チリンドリ」が登場
最高出力830PS、最高回転数9500rpm!フェラーリから自然吸気V12エンジン搭載モデル「12チリンドリ」が登場
@DIME
高速道路で「人が旗振ってる!」意味わかりますか? 見かけたらそこは「危険」
高速道路で「人が旗振ってる!」意味わかりますか? 見かけたらそこは「危険」
乗りものニュース
軽自動車の「白っぽく見えるナンバー」なぜ増えた? 軽であること隠したい!? 導入7年「図柄入りナンバー」の現状は?
軽自動車の「白っぽく見えるナンバー」なぜ増えた? 軽であること隠したい!? 導入7年「図柄入りナンバー」の現状は?
くるまのニュース
61年の歴史で初 ハイブリッド化されたポルシェ改良新型「911」に熱視線! SNSでの反響とは?
61年の歴史で初 ハイブリッド化されたポルシェ改良新型「911」に熱視線! SNSでの反響とは?
VAGUE
【試乗】新型シトロエンC3は革命を呼びかけるヤバいクルマ! 日本上陸前に本国でBEVの「ë-C3」に乗った!!
【試乗】新型シトロエンC3は革命を呼びかけるヤバいクルマ! 日本上陸前に本国でBEVの「ë-C3」に乗った!!
WEB CARTOP
モーターマガジンMovie 週間視聴回数BEST5 プラス1(2024年6月9日~6月815日)
モーターマガジンMovie 週間視聴回数BEST5 プラス1(2024年6月9日~6月815日)
Webモーターマガジン
東急バス「バス以外の交通手段」に参入 チャリもクルマもライバルじゃない “相乗効果”狙う
東急バス「バス以外の交通手段」に参入 チャリもクルマもライバルじゃない “相乗効果”狙う
乗りものニュース
アウディがプレミアムミッドサイズSUVの特別仕様車「Q5/Q5スポーツバック Sライン ダイナミックエディション」を発売
アウディがプレミアムミッドサイズSUVの特別仕様車「Q5/Q5スポーツバック Sライン ダイナミックエディション」を発売
@DIME
新型プリウス、クラウン、シエンタ、日産サクラで便利に使えるライティングアイテム【特選カーアクセサリー名鑑】
新型プリウス、クラウン、シエンタ、日産サクラで便利に使えるライティングアイテム【特選カーアクセサリー名鑑】
レスポンス
400馬力! スバルの美しすぎる「スポーツクーペ」が凄い! パワフルな「ツインターボ×四輪駆動」搭載! ガバっと開く「斬新ドア」採用した「B11S」とは
400馬力! スバルの美しすぎる「スポーツクーペ」が凄い! パワフルな「ツインターボ×四輪駆動」搭載! ガバっと開く「斬新ドア」採用した「B11S」とは
くるまのニュース
ヨス・フェルスタッペンがオーストリアGPでレッドブルRB8をデモランへ。息子マックスとの”共演”が実現?
ヨス・フェルスタッペンがオーストリアGPでレッドブルRB8をデモランへ。息子マックスとの”共演”が実現?
motorsport.com 日本版
大学への通学2時間でドラテク磨き!「若者のクルマ離れ」がウソのような「軽自動車レース」に青春を捧げた20代男子の英才教育とは
大学への通学2時間でドラテク磨き!「若者のクルマ離れ」がウソのような「軽自動車レース」に青春を捧げた20代男子の英才教育とは
Auto Messe Web
日産ローレルHT2000SGX(昭和47/1972年4月発売・KHC130型)【昭和の名車・完全版ダイジェスト069】
日産ローレルHT2000SGX(昭和47/1972年4月発売・KHC130型)【昭和の名車・完全版ダイジェスト069】
Webモーターマガジン
トヨタ『カローラFX』が米国で登場…現代的でスポーティ
トヨタ『カローラFX』が米国で登場…現代的でスポーティ
レスポンス

みんなのコメント

21件
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

400.2457.7万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

20.8715.9万円

中古車を検索
デリカD:5の車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

400.2457.7万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

20.8715.9万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村