現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > [Pro Shop インストール・レビュー]メルセデスベンツ GLC(根本俊哉さん)by イングラフ 後編

ここから本文です

[Pro Shop インストール・レビュー]メルセデスベンツ GLC(根本俊哉さん)by イングラフ 後編

掲載 1
[Pro Shop インストール・レビュー]メルセデスベンツ GLC(根本俊哉さん)by イングラフ 後編

青森県のingraph(イングラフ)が製作したデモカーに影響されてシステムアップを思い立った根本さん。メルセデスベンツ『GLC』にはイートン・コアS3を中心としてスピーカーシステムを投入し、中低音の充実や中域の広がり感を狙い通りの引き出すことに成功した。

◆ドアを大容量のエンクロ化することでイートン・コアのポテンシャルを引き出す
ベテランオーナーの根本さんが愛車・メルセデスのサウンドの中核を担うユニットとして選んだのはイートン・コアS3だった。高忠実度再生を追求する中で見つけ出したひとつの回答がこのスピーカーだった。もちろんインストールにも徹底してこだわっている。

[Pro Shop インストール・レビュー]メルセデスベンツ GLC(根本俊哉さん)by イングラフ 前編

その象徴がドアへのミッドバスの取り付けスタイルだ。ドアパネルを見ると純正ラインに合わせて美しく加工されているのでそれとは気づきにくいが、ドアの多くの部分をワンオフしてエンクロージャーを設置。容量的には13Lを確保することで中低域の厚み、正確なスピーカーの動きを確保することに成功している。

根本さんが重視する低音域の再生には欠かせないミッドバスの充実。まずはユニット性能を高め、それに似つかわしいレベルの高い取り付けで狙い通りのサウンドを引き出すことに成功した。

◆2セットのミッドレンジを配置して中域の広がりと音の厚みを表現する
さらにスピーカー構成の充実度もド級だ。イートン・コアS3による3ウェイシステムを中心に据え、加えてミッドレンジであるコア80を追加して4ウェイ化する。さらにトレードインタイプのウーファーユニットを足もと奥のエンジンバルク位置に設置することで、先に紹介したドアのミッドバスと合わせてフロント5ウェイ構成を完成させているのだ。

特に見どころとなったのはAピラー、ドアミラー裏、さらにはドア上部を使ってインストールされたツイーター&ミッドレンジだ。ミッドレンジをAピラーにインストールするのに加えて、もうワンペアのミッドレンジ(コア80)をドアの上部にインストールすることで中域の広がり・厚みを表現することに成功。豊かな音場を感じさせるサウンドを作り上げているのだ。

ドアのエンクロージャー化による中低域の充実に対して中高域をバランスさせる意味でも中域の強化は欠かせない要因だったようだ。適材適所に狙いに沿ったシステム拡張を施しているのもベテランらしい超ハイレベルなインストールとなった。

◆音楽プレイヤーやDSPなども厳選しシステム全体を高音質ユニットで揃える
充実のシステムを完成させた根本さんのメルセデス。フロント5ウェイやラゲッジへの10台ものモノラルパワーアンプの投入など、目的のためには既成概念を覆したオリジナルのシステムを組む姿勢を貫いてきた。そんなシステムの音源として選んだのは定評のあるDAPであるA&KのSP300。普段使いからオーディオコンペまでをオールマイティに活躍する高音質ソースとなった。

DSPとして採用したリゾルトのM-DSPの小振りなコントローラーはセンターコンソールに設置。ドライバーが手を伸ばせば自然に操作できる位置を厳選してスマートに取り付け。小振りで目立たないコントローラーなのでコクピットのイメージも崩していない。

フロントスピーカーの厳選やフロント5ウェイにも及ぶマルチウェイ・スピーカーシステムの構築、さらにはドライブするパワーアンプのセレクトなど、システム組み&インストールにこだわって作り上げたメルセデス。その後も進化を続け、取材後にはリメイクも果たしている。根本さんの高音質への追求は今後も続いていく。

土田康弘|ライター
デジタル音声に関わるエンジニアを経験した後に出版社の編集者に転職。バイク雑誌や4WD雑誌の編集部で勤務。独立後はカーオーディオ、クルマ、腕時計、モノ系、インテリア、アウトドア関連などのライティングを手がけ、カーオーディオ雑誌の編集長も請負。現在もカーオーディオをはじめとしたライティング中心に活動中。

こんな記事も読まれています

[car audio newcomer]スズキ スイフトスポーツ(関根貴成さん)by LCサウンドファクトリー 後編
[car audio newcomer]スズキ スイフトスポーツ(関根貴成さん)by LCサウンドファクトリー 後編
レスポンス
伝説のジャガーXJSが現代に蘇る、660馬力V12スーパーチャージャー搭載『スーパーキャット』誕生
伝説のジャガーXJSが現代に蘇る、660馬力V12スーパーチャージャー搭載『スーパーキャット』誕生
レスポンス
[サウンドユニット・選択のキモ]メインユニット編…交換する意義を考える!
[サウンドユニット・選択のキモ]メインユニット編…交換する意義を考える!
レスポンス
遂に“冷却機能”も装備! ハイグレード・ワイヤレス充電スマホホルダーの注目作が登場【特選カーアクセサリー名鑑】
遂に“冷却機能”も装備! ハイグレード・ワイヤレス充電スマホホルダーの注目作が登場【特選カーアクセサリー名鑑】
レスポンス
「公道で操れんわw」「1.6億で仰天」超弩級のシューティングブレーク『ROCKET GTS』にSNSも熱視線
「公道で操れんわw」「1.6億で仰天」超弩級のシューティングブレーク『ROCKET GTS』にSNSも熱視線
レスポンス
<新連載>[失敗しない初めてのスピーカー交換]ツイーターだけを“追加 or 交換”するのは、アリ!?
<新連載>[失敗しない初めてのスピーカー交換]ツイーターだけを“追加 or 交換”するのは、アリ!?
レスポンス
[音を良くするコツをプロが指南]「スマホ」をシステムの中心に据えて良い音を楽しむ方法を伝授!
[音を良くするコツをプロが指南]「スマホ」をシステムの中心に据えて良い音を楽しむ方法を伝授!
レスポンス
またもやホイール色に衝撃! 新型『MT-07』の斬新カラーをヤマハデザイナーが紐解く
またもやホイール色に衝撃! 新型『MT-07』の斬新カラーをヤマハデザイナーが紐解く
レスポンス
新スタイルの洗車場、個室ブースで心置きなく洗車が可能…土曜ニュースランキング
新スタイルの洗車場、個室ブースで心置きなく洗車が可能…土曜ニュースランキング
レスポンス
[DSP大全]「位相」を合わせられれば、“一体感のあるサウンド”を獲得可能!
[DSP大全]「位相」を合わせられれば、“一体感のあるサウンド”を獲得可能!
レスポンス
『簡単にキズが消えた!』初心者でも簡単、コンパウンドで愛車の浅いキズを手軽に修復するテクニック~Weeklyメンテナンス~
『簡単にキズが消えた!』初心者でも簡単、コンパウンドで愛車の浅いキズを手軽に修復するテクニック~Weeklyメンテナンス~
レスポンス
刺激的な純内燃エンジンの4L V8ツインターボはいまや希少!「メルセデスAMG GT」【野口 優のスーパースポーツ一刀両断!】
刺激的な純内燃エンジンの4L V8ツインターボはいまや希少!「メルセデスAMG GT」【野口 優のスーパースポーツ一刀両断!】
LE VOLANT CARSMEET WEB
デザインスケッチを大量公開! アバルトの最新EV『600e』に息づく「伝統と革新」
デザインスケッチを大量公開! アバルトの最新EV『600e』に息づく「伝統と革新」
レスポンス
エンブレムが立ち上がった! メルセデスベンツ『EQS』が「電気自動車のSクラス」らしく進化 1535万円から
エンブレムが立ち上がった! メルセデスベンツ『EQS』が「電気自動車のSクラス」らしく進化 1535万円から
レスポンス
最後の非電動・非ターボの水平対向6気筒…ポルシェ『911 GT3 RS』をスクープ!
最後の非電動・非ターボの水平対向6気筒…ポルシェ『911 GT3 RS』をスクープ!
レスポンス
2025年は車を買う! でもどれにする?…スライドドア付き軽自動車・予算別ガイド、3ゾーン48車種
2025年は車を買う! でもどれにする?…スライドドア付き軽自動車・予算別ガイド、3ゾーン48車種
レスポンス
ヒョンデのSUV『ツーソン』改良新型、ハイブリッドも設定…インドネシアで発表
ヒョンデのSUV『ツーソン』改良新型、ハイブリッドも設定…インドネシアで発表
レスポンス
DSの新型電動SUVクーペ、年内デビューへ…ボディに描かれた「750」の意味
DSの新型電動SUVクーペ、年内デビューへ…ボディに描かれた「750」の意味
レスポンス

みんなのコメント

1件
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村