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百戦錬磨のアロンソが僚友を圧倒。メルセデスはラッセルが飛躍/2024年F1チームメイト対決

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百戦錬磨のアロンソが僚友を圧倒。メルセデスはラッセルが飛躍/2024年F1チームメイト対決

 2024年シーズンも多くのバトルとドラマがコース上で展開され、盛り上がったF1世界選手権。今回は参戦10チームのなかでシーズン中に繰り広げられたチームメイト同士の対決成績を振り返る。第2弾はアルピーヌ、アストンマーティン、メルセデスの3チームにフォーカスする。

アルピーヌ:フレンチ対決は両者拮抗した結果に

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 2024年シーズンはコンストラクターズランキング6位で終えたアルピーヌだが、フランス人ドライバー対決を比較すると拮抗した結果となっている。ポイントランキングではピエール・ガズリーが42点を獲得しドライバーズランキング10位に。予選最上位グリッドも3番手を獲得するなど、エステバン・オコンを超える結果を残している。

 一方で、決勝最高位、予選・決勝ともにチームメイトを上回った回数で比較すると、オコンに軍配が上がる。リタイア回数が少ないのも1回の差ではあるがオコンであった。

●アルピーヌ 2024年チームメイト対決結果
比較項目:エステバン・オコン/ピエール・ガズリー
予選でチームメイトを上回った回数:12回/11回
決勝でチームメイトを上回った回数:13回/10回
ドライバーズランキング:14位/10位
決勝最高位:2位/3位
最上位グリッド:4位/3位
獲得ポイント:23点/42点
入賞圏内フィニッシュ:5回/9回
リタイア回数:2回/3回

アストンマーティン:百戦錬磨のアロンソがストロールを圧倒

 26歳の若手ランス・ストロールと43歳のベテラン、フェルナンド・アロンソが所属するアストンマーティンだが、結果はすべての比較項目においてアロンソの圧勝という、ベテランらしいクレバーなレースを展開した一年であった。獲得ポイントもストロールの24点に対しアロンソは70点と倍以上のポイントを勝ち取っているほか、最上位グリッドでもストロールが8番手に対しアロンソは3番手につけている。

 さらに、リタイア回数を見ていくと、ストロールの2回に対してアロンソは1回だけという安定感の高さも見せた。2025年には“空力の天才”エイドリアン・ニューウェイも加わることからマシンのポテンシャルアップも期待できるため、両名のさらなる飛躍も期待したい。

●アストンマーティン 2024年チームメイト対決結果
比較項目:ランス・ストロール/フェルナンド・アロンソ
予選でチームメイトを上回った回数:5回/19回
決勝でチームメイトを上回った回数:7回/17回
ドライバーズランキング:13位/9位
決勝最高位:6位/5位
最上位グリッド:8位/3位
獲得ポイント:24点/70点
入賞圏内フィニッシュ:6回/14回
リタイア回数:2回/1回

メルセデス:ハミルトンを脇目にラッセルが躍進

 2025年にフェラーリへの電撃移籍を発表したルイス・ハミルトンにとって、2024年はメルセデスで戦う最後の一年となったが、僚友ジョージ・ラッセルの活躍が目立つ年となった。優勝回数、入賞圏内フィニッシュこそ両者とも引き分けているが、最終的な獲得ポイントはラッセル245点/ハミルトン223点とラッセルが上回った。ポールポジション獲得回数もラッセルが4回のところ、ハミルトンはまさかの0回でシーズンを終えている。

 ハミルトンが、ラッセルと比較して優位に立っている項目が表彰台獲得回数、そしてリタイア回数だ。表彰台獲得回数は僅差であるがハミルトンが1回多く表彰台に上がっており、リタイア回数もわずか1回の差であるが、ハミルトンに軍配が上がる結果となっている。

●メルセデス 2024年チームメイト対決結果
比較項目:ジョージ・ラッセル/ルイス・ハミルトン
予選でチームメイトを上回った回数:19回/5回
決勝でチームメイトを上回った回数:14回/9回
ドライバーズランキング:6位/7位
優勝回数:2回/2回
表彰台獲得回数:4回/5回
獲得ポイント:245点/223点
入賞圏内フィニッシュ:21回/21回
ポールポジション:4回/0回
リタイア回数:3回/2回

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みんなのコメント

3件
  • OSA
    チームオーナーの贔屓が生じてもおかしくない環境でしっかりとボンボンに差をつけるのは流石の一言。
  • やほー
    オーナーの息子だから出走できているヤツに圧倒するだろ。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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