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それ、クルマの寿命縮めてます… 愛車にやってはいけないこと 20選 費用節約にも

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それ、クルマの寿命縮めてます… 愛車にやってはいけないこと 20選 費用節約にも

クルマの寿命を縮める行為

統計的に見ると、ほとんどのクルマは事故に遭うことなく寿命を迎える。修理費用がクルマの価値を上回ると、廃車にされるのだ。

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クルマのダーウィニズムとでもいうのだろうか、あるいは消費主義が蔓延しているのだろうか。いずれにせよ、ごく基本的な手順を踏むだけでクルマを良い状態に保ち、寿命を延ばし、快適に乗り続けることができる。

今は大変な時代だ。燃料代はもちろんのこと、家計の負担も大きい。今使っているクルマの性能を維持するために、できることがあるはずだ。今回は、愛車をできるだけ長持ちさせるために、やってはいけないことをリストアップする。

オイル警告灯が点いたまま運転する

しばらく無視しても大丈夫な警告灯はいくつかあるが、赤いオイルランプが点灯したらただちに対処すべきだ。エンジンがかかっているときに点灯したら、できるだけ早く停車し、エンジンを切ろう。オイルを点検し、必要に応じて補充する。センサーなどの不具合で点灯することもあるが、エンジンのためにも無視することはお勧めしない。

燃料切れ

ガソリンや軽油が空になると、燃料供給システムにゴミが入り込み、エンジンに損害を与える可能性がある。運が良ければ、燃料フィルターを交換する程度で済むだろう。しかし最悪の場合、整備工場に持ち込んでインジェクターを分解してもらう必要がある。一般的に、タンク残量が4分の1程度になったら、燃料を補給するのが賢明だ。

長期間カバーを被せておく

クルマにカバーを被せ、雨や紫外線から守るのは悪いことではない。しかし、習慣にしないようにしよう。カバーの内側は湿気がこもりやすいので、じめじめした車庫にクルマを置いておくようなものだ。特に、年式の古いクルマではサビの原因になることもある。

サビを進行させる

トヨタであろうとポルシェであろうと、ほとんどのクルマは遅かれ早かれサビる。サビはできるだけ早く処置・修理しよう。運転席のマットの下に見える金属部分の小さなシミは、気にするほど深刻なものには見えないかもしれないが、時間が経つと、そこからお金がこぼれ落ちていく。

サビが金属を食い破るようになる前に、直した方が安上がりだ。

ガソリン車に軽油を入れる(逆も然り)

クルマは驚くほど進化したが、ガソリンと軽油の両方で走れる車種は1つもない。高額な修理代を請求されないためにも、どんな場合でも混ぜないようにしよう。

誤ってガソリン車に軽油を入れたり、逆にディーゼル車にガソリンを入れたりした場合、エンジンは絶対にかけないように。燃料がタンクにあるうちは対応は簡単だが、スターターモーターを数秒回すだけでも、間違った燃料がエンジンに送られ、シリンダーヘッドに届いた時点で修理代が跳ね上がる。

メンテナンスを怠る

どのクルマも定期的なメンテナンスが必要だが、その間隔は車種によって異なる。オイル、各種ベルト、ブレーキフルードなどは、取扱説明書(またはオンライン)で交換時期を確認し、期限内に行おう。メンテナンスを怠るとクルマのリセール価値にも影響する。

液体漏れを放置する

ときどきクルマの下を覗き込んで、液体が漏れていないかどうかを確認しよう。もし、液漏れを発見したら、何がどこから漏れているのかを確認し、できるだけ早く修理したほうがいい。オイルや冷却水の漏れが一般的なトラブルとして挙げられるが、ブレーキフルードは非常に危険だ。

クラッチに足を乗せて運転する(MT車)

マニュアル・トランスミッション(MT)の場合、クラッチを素早く切るために、ペダルに足を置いたまま運転することもあるだろう。しかし、ギアを変える必要がないときは、クラッチペダルから足を離しておこう。車種や個体によるかもしれないが、ちょっとした力でもクラッチが切れ始めてしまう。

長時間の放置

クルマは定期的に運転することを念頭に置いて設計されているため、何か月も(あるいは何年も)放置し続けると、劣化を早めることになりかねない。シール類は時間とともに乾燥し、それがエンジンの一部であれば液漏れを起こし、ドアや窓の周りであれば車内に雨水が浸入する。

また、ダッシュボードや内張りのような内装部品は、日差しで傷んでしまう。タイヤも一点に圧力が集中し続けると変形する。極端な場合、エンジンが動かなくなることがある。

過積載・無理な牽引

クルマに載せられる荷物の量や、牽引できる重さには限度がある。これを超えると、ドライブトレイン、サスペンション部品、シャシーに損傷を与える可能性がある。軽自動車でも小さなトレーラーを引っ張ることができるが、車種によって能力は異なる。重い荷物を運ぶ際やトレーラーを取り付ける際は、取扱説明書またはオンラインで確認しよう。

不適切なオイルを使う

エンジンにオイルを入れる前に、取扱説明書をしっかり読むこと。どのブランドを購入したかはあまり重要ではないが、オイルの粘度が「10W40」など正しいものであることを確認しよう。間違ったオイルを使うと、エンジンの消耗が早まってしまう。また、気温や運転の仕方・状況によって、適切なオイルの種類が異なることも覚えておいてほしい。

なお、オイルの成分によっても、化学合成油系か鉱物油系か種類が異なる。クラシックカーに化学合成油は適さない場合が多いので、注意しておこう。

ジャッキアップポイントを使用しない

ほとんどのクルマには、前輪の後ろと後輪の前にジャッキアップポイントがある。その名の通り、ジャッキアップする際に使用するもので、クルマの重量に耐えられるよう頑丈に作られている。タイヤ交換などを自分で行う際には、必ずそこにジャッキを入れるようにしよう。

それ以外の場所にジャッキを当てると、ロッカーパネルやフロアなどの構造部分を損傷したり、最悪の場合は何かのはずみでジャッキが外れ、クルマの下敷きになる危険性がある。

冷却システムに水だけを入れる

エンジンの温度を適切に保つ水冷の冷却システムには、クーラント(LLC)と呼ばれる液体を使用する。絶対に「水だけ」を入れてはいけない。冬場は凍結し、装置の目詰まりやサビの原因にもなる。緊急時にはいいが、長期間の使用は避けた方がいい。自動車メーカーが推奨する種類のクーラントを使い、必要に応じて適量の水を混ぜよう。

クーラントに関する情報は、取扱説明書やオンライン、または最寄りの販売店に電話で問い合わせることができる。

雨天時の窓の開けっ放し

一部の例外を除いて、クルマの内装と水は相性が悪い。雨天時に窓やサンルーフを開けたままにすると、内装材、カーペット、トリムパーツ、スイッチ類などの電気部品が損傷する。雲行きが怪しくなってきたら、すべての窓が閉まっているか再確認しよう。

オーバーヒートしても走り続ける

エンジンがオーバーヒートし始めたら、できるだけ早く停止すること。車種によっては温度計で異常を知ることもできるが、警告灯で知らせるクルマもある。走行に何も問題がないように思えても、エンジンルームから煙が出たり、焦げ臭いにおいがしたら、クルマを停めよう。

オーバーヒートについては、さまざまな都市伝説がある。スピードを出せばエンジンに多くの空気が送られて冷えるという説や、ヒーターをつければ温度が上がらないという説など。このような方法が有効な場合もあるが、ベストな方法は、停止して問題を特定し、解決することである。

浸水している場所を走る

エンジンが壊れる可能性が高いので、一般的な乗用車で水深の深いところを運転するのはお勧めできない。また、市販されているほとんどのSUVは、本格的なオフロード走行に対応できるような装備は備えていないことも覚えておこう。川を安全に渡るには、クルマ用のシュノーケルを装着し、吸気口を高くするしかない。

走行中にギアを「リバース」に入れる

完全に停止しているとき以外は、絶対にギアを「リバース」に入れないように。トランスミッションが破損する可能性がある。オートマチック・トランスミッション(AT)車の場合、特に新しい車種であれば対策が施されているので心配は少ないが、マニュアル車の場合、前進中に誤ってリバースに切り替えてしまう可能性がある。

過度な改造

アフターマーケットには、クルマを改造するためのパーツがたくさんあるが、どこで「線引き」するかが重要だ。上級のサウンドシステムを取り付ける程度であれば、リセールバリューが急激に落ちることはないだろうが、修正のきかない変更(ドアハンドルを削るなど)は、売却時に悪夢を見る可能性がある。

安価な代用品を取り付ける

交換部品を安い代用品にしてお金を節約することは、オーナーの責任の範囲で行う分には悪いことではないが、決してお勧めできるものではない。一般的に、自動車メーカーやボッシュなどのサプライヤーが製造する高品質の部品よりも、安価な社外品の方が早く故障しやすい。そして極端な話をすると、愛車を「走る凶器」に変えてしまい、ドライバーや同乗者、周囲の人々を危険にさらすことになる。

非常識な運転

どんなクルマであろうと、また、情熱や必要性によるものであろうと、結局のところクルマは単なる機械であり、細心の注意と常識を持って操作する必要がある。そのことを忘れてはいけない。

未舗装路の深い轍をスズキ・ワゴンRで乗り越えられるかどうか不安なら、試さないほうがいい。BMW 3シリーズでルイス・ハミルトンの内面を表現したい誘惑に駆られても、道路には他のクルマやバイク、自転車、歩行者がいることを忘れてはいけない。運転には、人生における多くのことと同様、ちょっとした先見の明が必要なのだ。

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