メルセデスのルイス・ハミルトンは、F1アメリカGPの2周目にスピン。グラベルでレースを終えることになったが、彼はアップデートに起因する空力の問題が原因ではないかと考えている。
ハミルトンは予選で大失敗し、17番手からスタートしたもののオープニングラップで12番手までジャンプアップ。しかしそれを結果につなげることはできなかった。2周目のターン19のエイペックスでスピンし、グラベルにハマった彼のマシンはリヤタイヤが虚しく空転。早々にリタイアとなった。
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チームメイトのジョージ・ラッセルも予選で同様のスピンを喫しクラッシュしているが、ハミルトンは今回マシンに投入されたアップデートによって引き起こされたバウンドが、チームのすべての問題の根本的な原因ではないかと考えているようだ。
決勝でのスピンを振り返り、ハミルトンはmotorsport.comに次のように語った。
「スタートは良かったし、フィーリングも良かった。スタートとターン1はここ暫くの間でベストだったよ」
「(スピンした)あの時点ではプッシュすらしていなかった。文字通りただタイヤの温度を上げて攻める準備をしていたんだ」
「クルマがバウンドし始め、左フロントが跳ねてリヤエンドが出てしまった。予選のジョージと同じだった」
ハミルトンは、自身がラッセルとほぼ同じアクシデントに見舞われたことから、チームが今回持ち込んだ新パッケージの影響を検討する必要があると考えている。
「FP1でも同じようなことがあったんだ。僕はターン3でスピンした。とてもめずらしいことだ。これまで何年間もここで走って、ターン3でスピンしたことはない」
「昨日、ジョージが同じ問題を抱えていたことについて話していたんだけど、彼は旧スペックのマシンに戻して、いい走りを見せていた。だから新しいアップグレードには何かがあるのかもしれない」
この問題によって、来週末の次戦メキシコシティGPでメルセデスが旧パッケージを使う可能性が出てきたのかと問われ、ハミルトンは次のように答えた。
「僕達はできるだけ調査するつもりだ。データを見てみて、来週使うのは旧仕様か新仕様かを確認するつもりだ」
ハミルトンはアメリカGPでジェットコースターのような週末を過ごした。金曜日はプラクティスを6番手で終えると、スプリント予選ではポールポジションも狙える速さを見せたが、黄旗によってアタックを完了できなかった。
スプリントレースを7番グリッドからスタートし6位フィニッシュした後、予選に挑んだハミルトンだが、まさかの19番手でQ1敗退となったのだ。
ハミルトンはマシンの挙動を見る限り、2周目にスピンしなくとも、その後のラップでトラブルに見舞われただろうと語った。
「もしあのラップでバウンシングがなかったとしても、もっと後のラップで起こっていただろう。クルマの何かがおかしかったんだからね」
「この新しいパッケージだけど、週末を通してほとんど同じだった。明らかに壊滅的だった。でもそれが現実なんだ」
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