FIA世界耐久選手権(WEC)は来シーズンから、エントリーが増加すると見られるハイパーカークラスと、新設のLMGT3クラスの2クラスで開催されるが、予選上位車両によるハイパーポールで各クラスの上位グリッドを決定する。
ハイパーポールは、2020年のル・マン24時間レースで試されたフォーマットだ。来季から導入される方式について、FIAは”強化された”予選フォーマットだと説明。木曜日にジュネーブで開催された世界モータースポーツ評議会(WMSC)で承認された。
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ル・マン24時間では、水曜日の夕方に1時間の予選セッションに参加し、各クラスの最速6台が木曜日に実施される30分間のハイパーポールに進んでいた。
一方で来季はそれぞれのラウンドで、12分間の予選を実施。上位10台が10分間のハイパーポールに進出するという。ル・マン24時間レースの予選フォーマットに何らかの変更が行なわれるかどうかは今のところ明らかにされていない。
また今回のWMSCでは、LMGT3のレギュレーションも承認された。FIAのGT3レギュレーションをWEC独自にアレンジしたもので、ゼッケンパネルやリーダーランプに発光式が採用され、クラストップ3を走行しているかどうかが示される。
FIAのモハメド・ベン・スレイエム会長は、アストンマーチンが今月初め、ル・マン・ハイパーカー(LMH)規定に沿って開発されたヴァルキリーでレースする計画を確認したことについてWMSCで言及した。
「2025年からWECのハイパーカー・クラスに参戦するというアストンマーチンの最近の発表も歓迎する」
「このクラスは、世界最大級のメーカーによる印象的なラインナップで、力強さを増している」
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